2025年4月8日火曜日

花だより 入学式・入園式ウォッチング ニリンソウ

 




 4月に入っての雪は足下を悪くしてしまいました。入学式、着物にしようか?洋服にしようか?迷ったお母さんもいたと聞いています。新入生も晴れの舞台です。「卒園式に着た服とは違う服を着る」と楽しみにしていた女子がいました。
 4月4日、こども園の入園式は3歳児が対象です。小学校より一足早く始まります。最近は両親そろって参加するようになりました。シャッターチャンスを逃すまいと写真とビデオと役割を決め、真剣にわが子を見つめる姿が印象的でした。
 新5歳児さんが「失礼します」「失礼しました」とても礼儀正しく職員室に来て、驚きました。縦割り保育で優しくお世話する5歳児の姿があり、年長さんになると違うなあと思いました。
 小学校でも入学式がありました。4月7日、色とりどりのランドセルを背負ったピカピカの1年生がやってきました。せっかくのカラフルなランドセルも明日からはみんな黄色のランドセルになります。「担任の先生は誰だろう?わくわくして来たよ!新しい先生って、どんな感じ?」入学したことでしょう。教室の黒板に書かれた、担任からのメッセージを食い入るように見る親子の姿に、教員の責任を感じなければなりません。
 入学式後、ランドセルのスポンサー、おじいちゃん、おばあちゃんに報告に行ったようです。

2025年4月7日月曜日

花だより 権限委譲で自立を促す オドリコソウ 蕗の薹

 


 自分で考え、自分で行動できる人に育ってほしい ~自立を支援する~
 年度末反省会議で、「生きる力」と言うけれど、指示待ち、言われないとやらない、自主性が育っていない、などの反省が多くありました。
 そういう教員はどうでしょう? 「校長(教頭)先生、これはどうしますか?」と聞くことが多くありませんか?教員に自主性がないのに、どうして子どもに自主性が育つでしょうか?「こうしたいと思うのですが、どうでしょう?」にしませんか?
 権限委譲~職員(ミドルリーダー)に業務上の権限を一部または全部委ね、職員が自律的に行動できるような環境を整えることで、学校運営を活性化する
 少子高齢化が進み、子どもと年寄りが威張っていると言われています。子どもの進む先の障害物を先回りしてどけたり(過保護)、一歩一歩にあれこれ指示をしたり(過干渉)していることが原因かもしれません。子どもが好きな物を見つけるまで待ち、できるだけ子どもの力を信頼し、それを見守り、力づけることが大切です。あれこれしないで見守ることは、モノを買ってやったり、何かをしてやったりするより、ずっと難しく愛情がいることです。
 また、親は自分が子どものために考えたことは正しいと思いがちですが、必ずしもそうとは限りません。自分の思いや考えを押しつけるのではなく、「あなたはどう思う?」とまず子どもの言い分をじっくり聞き、子どもの気持ちをしっかり受け止めてから、「自分はこう思うけれど」と、一緒に考え一緒に学んでいく姿勢が大切です。子どもが自分で考え、勇気をもって行動し、達成感を味わう、または失敗から学び強くなるチャンスなどを子どもから奪わないように気をつけましょう。 ~過保護や過干渉はやめる~

       


2025年4月5日土曜日

花だより 新たな気持ちでがんばる!(ストレスコントロール) ネコヤナギ 桃の花

 



《ストレスコントロール》   
 ストレスコントロールとは、お酒を飲んだりしてストレスから逃げることではありません。人生をより充実させて生きていくために、ストレスを自分が成長するための糧として主体的に取り入れていく姿勢が大切です。ストレスと上手に向き合い、ストレスへの耐性を強化しながら、さらに上のレベルを目指していくことがストレスコントロールです。苦労を乗り越えた収穫ほど、人間的に成長させ、深みを増していきます。ストレス発散で他人に迷惑をかけてはいけない。ストレスのない快適な環境をつくる努力をするより、ストレスに耐える心を育てることが大切です。
 ストレスへの耐性強化法
1 日光を浴びる
2 体を動かす 
3 映画、ドラマ鑑賞、読書など
4 趣味や創作・作業に没頭する
5 湯船にゆっくりつかる
6 休息と睡眠
7 好きなものを食べる
8 仲のいい人と時間を過ごす
9 掃除をするなど環境を変える
10 紙に書きだし客観的に振り返る
11 紙をびりびりに破る
12 大声を出す
13 ぼーっとする
 ぼーっとすることは、よくないことのように思いますが、脳にとっては大切な時間になります。心が落ち着き、集中力がアップしてストレス解消になります。
 子どもは遊びの中で、1、2、4,6,7,8,11,12,13をしています。それにプラスして、甘える、親や先生に抱っこしてもらうのでストレスを感じないと思います。
 ストレスを解消して、4月からまた新たな気分で頑張りましょう!
 

2025年4月4日金曜日

花だより なぜ、校長は校内巡視をするか? ヒトリシズカ  フクジュソウ

 




 なぜ、校長は校内巡視をするか? 新校長先生へ
  田んぼの肥やしは人の足音  教員の肥やしは校長の足音
  毎日、毎日、丹念に田んぼを見回り、しっかり管理すること
 
 教育とは適材適所たらしむること
 一人一人の能力を引き出し、それを十分に発揮することのできる分野、あるいは仕事に打ち込めるようにすること。その方法として適時適授、すなわち、経過する時に応じてタイミングを失うことなく、師弟の間には、互いに授け、授けられるとう関係が成り立たなければならない。
 ビジョンと必要な人材が見えてくると実は気がつかなかった自校の教職員の別な一面、新しい一面が見えてくる。どこの学校にも、いろいろな個性を持った教職員はいるが、それを校長がよく把握し、それぞれの能力に応じて適時適授を忘れることなく、適材適所たらしむることこそ円滑な学校運営につながる。( 井出源四郎氏)

2025年4月3日木曜日

花だより 「子育てに休みはないが癒しあり」 キジムシロ

 


   ~ 自分を大切にできな親は、子どもを大切にすることもできない~
 「子育てに休みはないが癒しあり」
 子育ては大変です。一日中、わき目もふらずに集中していては疲れてしまいます。親のイライラは、子どもにも伝わっていくものです。特に働きながら子育てをしているお母さんは大変です。生後6か月から、こども園に預ける家庭が多くなりました。3~4年前の0歳児の就園率は3~割でしたが、今は8割超になりました。
 しかし、大事な子育てだからこそ、自分の時間をつくり、心を健康に保つことが大切です。夫婦で助け合ったり、子育てでサポートや子育てネットワークといった育児を手伝う仲間や仕組みを活用したりして、リフレッシュする時間をつくりことが大切です。
 親が幸せで笑顔でいる家庭でこそ、子どもも幸せを感じられます。
「イライラを感じる」 仕事をしている母親=18% 専業主婦=32% 意外な結果です。
      ・・・親の笑顔が子どもの笑顔をつくる・・・ 家庭教育手帳より






2025年4月2日水曜日

花だより 入学準備 イカリソウ

 
 「小鳥遊」と書いて「鷹無し(タカナシ)」と読む
 我が家のバードテーブルには、朝、雀がチュンチュン鳴いてエサをついばんています。
 新学期が始まると、子どもたちが交通事故や不審者等に合わないように学校でも指導しますが、今は、地域の方のたくさんの目で子どもたちを見守ってもらっています。「子育ては社会で担う」子どもの数が少なり、町全体で子どもの安全を見守るようになりました。
 日曜の朝、お父さんとランドセルを背負った子が手をつないで歩いていました。入学準備の登下校通路の確認をしているのです。
 春が誕生する光景、生命の息吹が感じる季節を迎えましたが、校庭には、まだ雪が残っています。用務員さんが日陰の雪を除雪車で陽の当たるところに出す作業を連日してくれました。新1年生は、入学後の1週間は2時間授業です。子どもへの負担が理由ではありません。担任が1日持たないからです。それでも新学期はいいものです。忙しい中にも、みんなハツラツとしています。やる気、元気がみなぎっています。

2025年4月1日火曜日

花だより 新年度スタート エイザンスミレ

 

♪ 桜のしおり 
 “喜びも悲しみも 過ぎ去った季節 新しい道 歩き始める 大切なこのときを いつまでもわすれぬように” “あきらめてしまうより このページ 開いてみよう” 
 新しいページがめくられました。また忙しい日々が始まります。
「以和為貴」(和を以て貴しとなす)聖徳太子の十七条憲法第一条
“和”の気持ち どんなときも一人じゃない みんなでやれば大きな力に職員の力を信じて、 協働体制(権限移譲)で学校は変わる。
《不満を正当化するなかれ》
 3月は不満、愚痴をこぼす毎日だった?4月からは、不満を成長の糧とする。
「満足は成長を留め、不満は成長の糧となる。」とあります。いたずらに不満を否定するつもりはありません。問題は不満を正当化し物事を諦めてしまうことです。
 例えば、勉強できないことを棚に上げ親のせいと正当化し努力を怠ることです。これでは全く成長の糧とはなりません。
 今は、政治とりわけ教育など朝令暮改の様相で不満も多いことでしょう。学校にあっても「学校経営がうまくいかないのは、いい教員がいないからだ。」と正当化して逃げるわけにはいかないのです。要は、現実をいかに受け入れ不満を止揚して成長への糧にできるかです。