次期学習指導要領の大枠が固まり、各校の裁量で授業時数(コマ数)を増減できる「調整授業時間割制度」が小中学校に導入される見通しとなった。教え方や時数管理などに工夫が必要となることから、学校や教員には的確なかじ取りが求められる。
新制度では、全教科を合わせた総コマ数は減らさないが、教科のコマ数を最大15%減らせることができるようになる。また、1コマあたりの時間を45分から40分にすることも可能になる。反面、学校の裁量が認められる一方でカリキュラムのバランスが崩れてしまい学校間格差の可能性も懸念される。さらに削減が難しい教科として現場からは、算数を上げてる意見が8割と突出して多かったことから算数ばかり増えてしまうのではないかと心配する向きもある。
土曜日も授業があった時代、授業日数、総授業時数は今よりずっと多かった。詰め込みと批判され「ゆとり教育」が始まったが、その時の方が「ゆとり」があった。担任の裁量で10時間配当の単元を9時間で終わらせ、単元テストでつまづきがあったところを補習することもできた。余裕時数で学級指導や学校行事の取り組みもできたし、標準授業時数を下回ることはなかった。
今回の改定は、“総授業時数は変えずに、やることは増やす。後は各学校で工夫しなさい”ということだ。さらにAI情報の使う力も育成しなければならない。IT分野の変化は凄まじく速い。不慣れが教員も少なくない。人材確保と研修や外部人材の活用など環境整備が急務だ。現場の先生は、さらに大変になる。これにやりがいを感じ、教員を目指す若者が増えるだろうか?







