2026年10月31日土曜日

花だより 職場に緑 心身リラックス 集中力や意欲向上 柿 栗

 

 
  職場に緑 心身リラックス 集中力や意欲向上
 オフィスのあちらこちらに植木鉢を置くなど、働く人の目につく場所に緑でいっぱいにする企業の取り組みが注目を集めている。心身のリラックスやストレス軽減などに効果があるといい、より働きやすい職場にするねらいがある。
 千葉大学の岩崎 寛教授によると、人間は自然を好む性質を先天的に持っている。実際に同じ室内で植物が視界に入る人たちと、視界に入らない人にグループ分けして、同じ計算問題をしたところ、植物が視界に入ったグループの方がストレスの増加が抑制されたという。
 ~10月29日の読売新聞から~
 ある学校に赴任したとき、日当たりのよい廊下にユッカ(青年の樹)やゴムの木、パキラ、モンステラなどの観葉植物が置かれてあった。何代か前の校長が好きで置いたらしい。ところが代替わりすると世話をしなくなり、瀕死の状態になっていた。これではせっかくの植物効果はない。鉢を入れ替え、肥料をやり、枝の剪定をすると、職員から「校長先生は植物が好きなんですね。でも、校長先生が代わられたら誰が世話をするのですか?」と言われた。リラックス効果は、植物が視界に入るだけでなく、世話をすることで効果がさらに上がると思います。      我が家の観葉植物↓
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2026年10月30日金曜日

花だより どうして年寄りは「おれおれ詐欺」にひっかかるのか? アキノキリンソウ オオケダテ

 

 どうして年寄りは「おれおれ詐欺」にひっかかるのか?
  ボケて訳が分からないわけではない。
 辛い開拓当時を生き抜いてきたお年寄りには、「困ったときは互いに助け合うもの」という考えがある。「感謝や思いやりの気持ちが大切」と教育されてきて人には、まず人を疑ってかからない気持ちの優しさと道徳心が根底にあるのです。そんな人の優しさにつけ込んで悪さを働くのは、許されないことです。「そんなことする人は、学校でどんなこと学んだんだろうね。」と老人会の集まりで言っていました。
 明治29年文部省検定改訂小学「修身」の教科書を祖父母参観日持ってきてくれました。母親が使っていたものを大切に土蔵に保管してあったものだそうです。大変貴重なものです。現代社会には、そぐわない部分もあると言いますが、昔の人はこういうことを学校で教わっていたのです。
~兄弟(姉妹)は、同じ父母の乳を飲み、同じ父母の腕に抱かれ、同じ父母の愛情を受けて、人とし て成長するものであるから、父母を除いては、兄弟ほど信頼し合えるものはない。また、人の命は限りがある。(いつかは死ぬ)父母が世を去ってしまうことになれば、その後は、互いに慰め助け合うことになるから、兄弟の信頼関係ほど長いものはない。だから、 兄は弟を深く愛しなさい。弟は兄をあつく尊敬しなさい。いつまでも変わることなく兄弟は、互いに慈しみ、互いに助け合って、家が栄えるように努力しなさい。~

2026年10月29日木曜日

花だより 漫画を読まない小学生28% エゾリス シコンボタン アキチョウジ

 

 野付牛公園で出会ったエゾリス2匹 
 「学校にも行かず、ソファーに寝転んで一日中ゲームをしている。ご飯も食べない。主食はポテトチップス、どうしましょう?」と中学生の子を持つ親の相談がよくあるという。
 スマホの画面が次々と変わっていく。そのスピードは驚くほど速い。「何が書かれてあるか分かるの?」、「何となくわかる」と言う。凄い能力だ。「友だちとは遊ばないの?」、「今、友だちと遊んでいる」 対戦型ゲームの相手は会ったことのない友だちだという。
 2026年の学校読書調査で1カ月に1冊も本を読まない子どもの割合が1割を超えた。2000年「子ども読書年」とされて学校での読書指導が活発になり、読書量が増加していたが、26年ぶりに減少した。学校図書館に漫画があれば訪れるきっかになると期待していたが、漫画を読まない率は28%(小学生)と想像より高かった。
 暇な時間に本や漫画を読んでいた小学生は、今はスマホで時間をつぶすようになった。家族が茶の間にそろっているがテレビは見ない。それぞれがスマホ画面に釘付け、子どもはゲームかイヤフォンでミュージック、親はYouTubeかネットショッピングで会話はほとんどない。こんな家庭が増えた。しかし、まだ本を読む子は8割、漫画を読む子は7割もいると思いたい。

 
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2026年10月28日水曜日

花だより 子どもの寂しさ 時代は変わった オヤマリンドウ イチョウとモミジ

     
  学校も家庭も大人の忙しさは、子どもをさびしい気持ちにさせ、居場所感を減じさせることになる。朝早く出かけ夜遅く帰宅する父親と母親、両親の多忙さが子どもの自尊心低下につながるとの指摘がされている。しかし、親が仕事や家事から解放されて子育てに十分時間を割くことができた時代が今までにあっただろうか。そのかわりに、祖父母や親戚、多数のきょうだい、近所の同世代の子どもたちが、幼子の面倒を見、子どもの育ちを見守り、切磋琢磨して成長するコミュニティ(居場所)がかつてはあった。このような場が、現代社会では「子ども食堂」になっているが、学校もならざるを得なくなっている。子どもの減少や親戚関係の縮小、近所づきあいの希薄化の中で、学校はコミュニティの育ちを保障するための居場所的役割が増している。
 星槎大学院の阿部利彦先生は、全国の小学校を回り、学級観察をする中で最近の子どもたちの傾向を次のように捉えている。
・先生に自分だけ大切にされたい。 
・自分に敏感でも相手には鈍い。 
・楽なことに流れる。 
・気持ちを切り替えることが苦手 
 不登校が増えている原因は、こんなところにあるのかもしれない。
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2026年10月27日火曜日

花だより 村上 龍氏(追悼)&「カンブリア宮殿」 リンゴ ジャガイモ

 

 好きでよく見る番組にテレ東の「日経スペシャル『カンブリア宮殿』」がある。作家の村上龍さんと俳優の小池栄子さんがMCを務めていたが、2026年3月放送開始20年の節目に二人そろって番組を卒業した。今思えば最後の方は、体調が悪かったのではないかと思わせる節があった。 ドキュメンタリーやバラエティーのような派手さはない番組なので平均視聴率は3~6%だが、大人の学び、経済の仕組みや企業のアイディアを知ることができ知的好奇心が満たされる番組である。テレ東の深夜、経済番組としては安定した高い評価を受け20年も続いたのは、村上龍さんの存在は大きかった。
 番組の最後に龍さんの感想を短い文章でまとめた「編集後記」が流れる。いつもこんな文章が書けたらなあと思って観ていた。
 龍さんは、最も印象の残るゲストに「ユニバーサル園芸社会長の森坂拓実氏」の名前を挙げた。小学生の頃「死の恐怖」に取りつかれ、そのせいで逆に行動的になったというエピソードを紹介。最後に直筆で「死&生 村上 龍」という言葉を残した。その字は青色インクの万年筆で書かれていた。また「経済的な勝ち負けだけが充実した人生の基準ではない」という言葉も残している。
 “村上 龍”で検索すると、~圧倒的な熱量とスピード感で時代や人間の暗部を描き出す表現力と感情移入を排した独自の「観察者」の視点がある。~とあった。繊細で無駄のない上質な文章を書く稀有な作家さんでした。享年74歳。年齢が近い。

2026年10月26日月曜日

花だより 社会人1年で教員免許 ナナカマド モミジ

 

 文科省は教員不足解消策として、社会人が学校現場で働き、給与を得ながら教員免許を1年以内に取得できる教職課程を大学院に創設する方針を固めた。多様な社会経験を持つ人材を学校に呼び込むねらいがある。(読売新聞10月23日)
 現在、教職課程を履修したことのない社会人が大学院で免許を取得するには3年ほどかかるが、1年以内の修了を可能にする。教員免許の取得には56単位以上の単位が必要だが、うち20単位は社会人経験を踏まえて取得済と見なす。新課程で修得する単位は、教科指導や児童・生徒の心理の発達などで10単位程度、教育実習26単位程度となる予定。さらに教員免許は持っていても別な仕事に就いたり、主婦となったペーパーティーチャーの採用も増えているという。
 戦後の教員不足を解消するため、高校卒で代用教員として採用した時代があった。自分が新卒の頃、年配の先生の多くは、そうした先生だった。就職してから、通信教育や養成所に通い免許を取得したと聞いた。その中の一人、中川洋子先生(母と同じ年齢で存命なら94歳になる)と職場を同じにしました。教員生活を全てへき地校で過ごし、複式・低学年のスペシャリストでした。優しい面倒見のいい先生で多くのことを学びました。教育大を出たから、いい教師になれるとは限らないと思いました。
 こども園の先生は、幼稚園教諭と保育士の両方の免許を持っています。ほとんどが専門学校か短大卒です。小中学校の教員と違うのは、幼稚園の先生や保育士に憧れて幼児教育を志す人が圧倒的に多いということです。決して楽な職業ではありません。むしろ学校の先生よりブラックかもしれません。それでも、先生方を見ていると、“本当に子どもが好きなんだなあ~” 天職だと思う先生ばかりです。どんな職業も「生きがい」、「やりがい」がなければ続かないものです。
 特に教員には、適性やセンスが大事だと感じます。“学力が高い人=優秀な教員”とは限りません。現職の校長がよく言うのは、「最近は教員になるのは簡単、辞めるのも簡単。しかし、不適格な教員を辞めさせるのは難しい。社会人経験が豊富だから、いい先生になれるとは限らない。」 採用時、教員としてのやる気や適性・センスを見抜くのは難しいものです。
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2026年10月25日日曜日

花だより 『夢を持つ者は、努力を怠らない』 浅田真央VS金妍児 フジバカマ ホトトギス

 

 
 
 フィギュアスケート界の新星 島田麻央(17歳) トリプルアクセル(3回転半)、4回転ジャンプで2030年オリンピック金メダル有力候補だという。彼女は浅田真央さんに憧れてスケートを始めた。オリンピックの銀盤で浅田真央さんと金メダルをかけたのが韓国の金妍児(キムヨナ)選手でした。彼女は当時の世界最高点を挙げて金メダルを獲得しました。その栄誉を称え母校の門に“夢を持つ者は学ぶことを怠らない”と刻まれた石碑が置かれたそうです。
 1990年にソウル近郊に生まれ、幼いころからスケートを始めました。天才というより“努力の人”だと周囲の人は語ります。小学校の頃、キム選手を指導したコーチは、「とにかく練習量がすごかった。その一言の尽きる」と語っています。浅田真央さんと同年齢で世界を魅了した二人には、フィギアスケート界での生まれながらの因縁があるように見えてなりません。時代はかわって、浅田真央さんに憧れてスケート選手になった少女が活躍するようになりました。
 “オリンピックで重要なのは、勝つことではなく参加することにある”有名な言葉ですが、その後に“人生で大切なことは成功することではなく、努力することである”とあることも忘れてはなりません。
 名古屋で障がい者の祭典パラリンピックアジア大会が開催され、日本選手団は過去最高の186個のメダルを獲得して閉幕しました。大メディアからはあまり取り上げられませんが、まさに努力を怠らない人たちの祭典です。
 『夢を持つ者は、努力を怠らない』教えるプロとしての教師にとって、示唆的な言葉であるように思います。*ウェブバージョンでご覧ください。