2026年3月6日金曜日

花だより 卒業式再考 クロッカス 網走湖のワカサギ釣り

 


 北海道の多くの小学校の卒業式では、卒業生は中学校の制服を着ます。ところが最近は、派手な衣装に変わってきています。学生の制服はフォーマルウェアです。冠婚葬祭これ1着で間に合います。経済的にも家計の負担軽減になります。先人たちの知恵だったかもしれません。また最近の式自体がセレモニーではなくイベント化しています。成人式(成人の集い)がそうだからでしょうか?
 改めて卒業式を考える
 卒業式は、教育課程の修了を認定し、卒業証書を授与することで、子どもたちの成長を祝い、新しい生活への門出を励ます重要な節目です。これまでの生活を振り返り、感謝の気持ちを育むとともに、義務教育や園生活の締めくくりとして、自立と自信を育む「儀式的行事」のねらいがあります。ですから、何日も前から卒業式の練習をします。
 ~具体的な意味とねらい~
1. 学業の修了と成長の認定「卒業」の節目: 義務教育や園生活の課程をすべて終了したことを認め、学校長から卒業証書を授与される。「卒業証書授与式」と呼ばれています。
成長の実感: これまでの学校生活を振り返り、自身の成長や達成感を実感する。
2. 新しいステージへの準備と旅立ち中学校への覚悟: 次のステージに向けて、身も心も引き締め、自立心や準備の姿勢を促す。
未来への期待: 寂しさを抱えつつも、新しい環境や生活への希望を持たせる。
3. 感謝と絆の再確認し、支えてくれた人への感謝: 教職員、保護者、地域社会へ「ありがとう」を伝え、周りの存在の大きさに気づく。
友情と団結力: 在校生や友人との思い出を振り返り、絆を深める。
4. 厳粛な雰囲気による情緒教育礼儀とマナーの経験: 非日常的な「厳粛」な雰囲気を体験し、礼儀や集団行動の規律を学ぶ。
 来賓として他校の卒業式に参列することがあります。「卒業式を見れば、その学校の教育力が分かる」と先輩校長から言われてことがあります。
 卒業式は当日だけの儀式ではなく、その取り組みが大事だということです。決して「ばえる写真」を撮るためのものではありません。

2026年3月5日木曜日

花だより 他校の卒業式ではじめて泣いた タチツボスミレ ムラサキケマン

 

  他校の卒業式ではじめて泣いた
3月1日 訓子府高校の卒業証書授与式に参列しました。
 ~答 辞~
「私は、高校生活は楽しいものだと思って入学しませんでした。」
 それを裏付けるように校長先生の式辞では「皆さんは、順風満帆な高校生活を送ったわけではないでしょう…」と語りかけました。
 答辞を読んだ生徒は、訓高のオープンスクールの時、「校長先生(北見北小)ですよね。」と声をかけてくれた子でした。小学校3年生の時の校長を覚えてくれていたのです。
「どう、訓高は?」と聞くと「めっちゃ!楽しいよ。」と明るく答えました。それから、こども園との交流やインターンシップにも来ていました。高校進学に当たり相当悩んだそうですが、生徒会長になり、卒業生を代表して答辞を務めるまでになりました。
 毅然とした態度で答辞を読み始めましたが、途中から言葉が詰まり、涙声になりながらも最後まで読み切りました。AIで文章を作成したわけではないでしょう。アナウンサーのような流暢な語りではなかったけれども、高校生活を振り返り、周囲の人たちへの感謝を自分の言葉で綴られていました。すると校長先生一人が大きく拍手し始め、それが会場全体に広がりました。
 帰り「立派な答辞で感動したよ。」と声をかけ、進路を訪ねると「保育士になる専門学校に進みます。」と答えました。

2026年3月4日水曜日

花だより 節目を大切にする日本人の心 桃の花 キブシ

 

 
  □節目を大切にする日本人の心□日本の五節句□
◎人日(じんじつ)/陰暦正月7日「七草がゆ」
◎上巳(じょうし)/陰暦3月3日「桃の節句」
◎端午(たんご)/陰暦5月5日「端午の節句」
◎七夕(たなばた)/陰暦7月7日「七夕祭り」
◎重陽(ちょうよう) /陰暦9月9日「菊の節句」
 9月9日の重陽の節句はなくなりましたが、他の節句は現代まで伝わる行事です。
 初節句のひな祭りは、身のけがれを祓う災厄除けの行事です。
 ひな祭りは、平安時代に高貴な生まれの女の子の厄除けと健康祈願のお祝いとしての「桃の節句」が、江戸時代になって庶民の間にも定着して行われるようになったお祝いです。
 ですから単なるお祭りではなく、お七夜やお宮参りと同じく女の赤ちゃんのすこやかな成長を願う行事、いうなればお雛さまは、赤ちゃんに降りかかろうとする災厄を、代わりに引き受けてくれる災厄除けの守り神のようなものです。気持ちの問題ですが、省略せずにきちんとお祝いしてあげたいものです。
 最近のひな人形は、5段、7段飾りは姿を消して、コンパクトになりましたが、スポンサーの祖父母は変わりません。バレンタインやハロウィーンより、日本伝統の節句を大切にしてほしいものです。
 ~3月3日~
 「お雛様だから、今日はごちそうだよね」とお姉ちゃんに言ったら、「男は関係ないの!」と言われた。「そしたら、5月5日は、女は関係ないんだよね。」と言ったら「バカだね。子供の日だもの、男も女も一緒でしょ」と勝手なことを言っていた。 
『桃の花』言葉は、「気立てがよい」です

2026年3月2日月曜日

花だより 端切れのひな人形 桃の花 タチツボスミレ

 

   ひな人形  
 「3月4日にね、お雛様の片付けしたよ。早くしないとお嫁に行けないんだって?」
「ひな祭り」、「桃の節句」、「弥生の節句」などとも呼ばれています。これは千年も前の昔、中国から伝わってきたものです。昔は、今のような「おひなまつり」と違って、悪い病気にかからないための行事でした。粗末な紙人形を作り、その人形で体をなでてお祓いをしてから、川へ流してしまうと病気にかからないと考えられていました。これを「ひな流し」といいますが、後に流される「おひなさま」のほかに、飾る「おひなさま」を作りお祭りするようになりました。これがひな祭りの始まりです。
 今では立派で豪華な雛人形がデパートに並べられています。それをおじいちゃん、おばあちゃんが孫のために買うようになりました。
 雛人形を買う余裕のない我が家では、3月3日が近づくと妹は母と一緒にハギレを使って雛人形を作りテレビの上に飾っていました。母は娘に買ってやれなかったので、孫のためにと年金を貯めて狭い家には不釣り合いの雛人形をそろえてくれました。
 節分、桃の節句、端午の節句は、それぞれに自然をたたえ、生物をいつくしみ、子どもの健やかな成長を願う意味が込められています。高価なものをそろえるというだけでなく、こうした日本人の節目を大切にする風習は、各家庭で大事にして、次の時代を担う子どもたちに受け継ぎたいものです。

2026年3月1日日曜日

花だより お金について学ばせることが大事 雪解けの森

 



 ・¥・お金について学ばせる・¥・
 貯金通帳を見ることによって、子どもは自分のお金が管理できるという自信を持ちます。驚くのは、自分のお金の収支を合わせることのできない大人があまりにも多いということです。そうならないように、子どものうちからお金の収支を合わせる技術を教えるべきです。
 自分で稼いだお金とお小遣いを合わせて、その何割を貯金に回すかを子どもと相談していっしょに決定することです。子どもを銀行に連れて行って基本的な取引の様子を観察させ、金融用語に親しむように指導することが重要です。ただし、子どもからお金を借りてはいけません。親が返済できなかったり忘れたりした場合、子どもはそれを簡単には許してはくれません。
 お金を稼ぎ、貯め、管理することによって生まれる自信を子どもに持たせましょう。子どもにはお金に関する決定をさせ、金融の手続きを学ぶ機会を与えることが重要です。子どもは「お父さんとお母さんはぼく(わたし)のことをよく考えてくれているからこそ、将来、自立するときのために準備をするのを手伝ってくれている。」という思いを抱いて成長することができます。
 「お年玉もらった?」「うん、お母さんのバックの中にあるよ」

2026年2月28日土曜日

花だより こども園は変わらない? 寒緋桜 流氷が去ったオホーツク海



 腕時計に話しかけると、「流星号」という未来の乗り物がやってくる。子どもの頃(60年も前)そんなテレビマンガがありました。家事は全てロボットがやる。そんな未来がやってくる?とワクワクしながら見ていました。それが今、腕にはアップルウォッチが巻かれ、お掃除ロボットが勝手に家の中を回り、車はハンドルから手を放しても安全に運転するようになりました。ドローンは、ドラえもんのタケコプターのようなものです。それどころかAIの進歩はすざましく、作曲も画像も瞬時に作成します。あの頃の夢をはるかに超えています。どこまで進歩するか恐ろしいです。
 それに比べて、こども園の毎日の生活は、昔とほとんど変わりません。絵本や紙芝居の読み聞かせ、歌を歌って、踊って、お散歩に出かけ、おやつを食べ、給食を食べ、お昼寝をします。必ず泣き声が聞こえます。それ以上に笑い声があります。先生の叱る声、褒める声もあります。超アナログの世界のままです。どんなに時代は変わっても、変わらないのかもしれません。子育てに効率的で手っ取り早い方法などないのだと思います。子育ては、毎日の地道な積み上げが必要なのです。それをこども園では、毎日毎日繰り返しているのです。

  


2026年2月26日木曜日

花だより 偉大な教師は、子どもの心に火を付ける フリージア ハナナ

 

 

  ~子どもは尊敬する人からしか学ぼうとしない!
 小学校の調理実習のとき、担任の先生に「あなた包丁使い上手わね!」と褒められたことがきっかけで料理の道に進みました。料理研究家 星澤幸子先生の講演会で聞いた話です。学校の先生の影響力と責任を感じずにはいられません。
 ◇保護者の率直な声◇
○○先生が担任になってくれたらいいのに…
○○先生が担任でよかった
○○先生が言うのだから、間違いない、だいじょうぶ・・・ 
○○先生は、厳しかったけれども、いつも私たちのことを考えてくれていた…
○○先生のお陰でうちの子は積極的になって、小さい頃から夢だった◎◎になれました。
○○先生にあこがれて、うちの子は学校の先生になりました。
 “開かれた学校”“学校の説明責任”を果たすと言いながら、なかなかそれができていないことに気が付きます。求められている“魅力ある教師”とは、教育に対する情熱と子どもへの深い愛情を持ち、子ども一人一人に寄り添った指導ができる教師です。そして、子どもや家庭・地域から信頼される教師です。
 「教育は人なり」といって教師個人の資質によるところが大きいものです。それと保護者と教師との信頼関係が大切なことは言うまでもありません。信頼関係を築くためには、まずコミュニケーションが大切です。互いのことを知らないと信頼関係は築けません。