2026年11月3日火曜日

花だより 特別支援学校教員不足  センブリ ウメモドキ

 

  特別支援学校通学者過去最多16.3万人
 障害児が通う特別支援学校で教員不足が深刻化している。不足人数の割合は直近4年間で3倍近く増加した。背景には発達障害と診断された人が87万人(推計)に上り、16年から8割以上増えた。発達障害の認知度が高まり、保護者が子どもを受信させるケースが増えたこと、特に近年は5歳児検診の普及が全国で進み、障害の特性を早期に把握し、就学前から必要な支援につなげる動きが広がっている。
 文科省によると通常の学級で学ぶ発達障害の子どもも2024年までの20年間で6倍超に増えている。こうしたことから同年施行の改正障害者差別解消法では、全ての学校で障害児の生活や学習上の負担を軽減する合理的配慮が法的義務となった。(10月31日 読売新聞)
 少子化なのに発達に障害のある子どもが増えているのは、「発達障害」の診断増が背景にあるという。市教委の特別支援担当者(退職校長)が「検査を受けて“発達障害”とレッテルを貼るのが本当にいいのか?検査を受けると何らかの傾向は出る。ましてや短時間の問診で何が分かるというのだ。特性があったとしても集団の中で生きる術を学ぶことが学校の役割ではないか。」と語っていたのを思い出す。通常学級の担任は、特性のある子への配慮も必要だが、他の子に対して差別をしない指導(学級づくり)をすることが特別支援教育だと思う。

              玉ねぎの輸送(JR北見駅構内)
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2026年11月2日月曜日

花だより 「生きる力」の優等生はイノシシ ヨメナ リョウビュ 

 

 農作物を荒らす厄介者の“イノシシ” 実は「生きる力」の優等生 
 何でも食べる食欲(雑食)、高い攻撃力(危険回避能力)、優れた繁殖力、どれをとっても優秀なのがイノシシである。(だから「鬼滅の刃」の猪之助が生まれたのか?)しかし、そのイノシシを人間が無菌状態の狭いゲージで、高カロリーなエサを与えるとイノシシは「豚」になるのです。イノシシは生きる力の優等生ですが、非常に憶病で神経質な動物で、環境の変化や痛みを伴う刺激、物理的な障害物を嫌い、怖がります。イノシシの弱点は、鼻先に神経が集中しているので、電気柵が効果を発揮します。また前足が短いため下り坂を走るのが苦手です。
 これは動物園の園長さんの話ですが、学校教育の警鐘でもあります。
 行動展示で有名になった旭山動物園は、動物が本来持っている能力や生きている環境を知り尽くした上でそれに近い環境でつくり出しています。オランウータンの飼育舎には柵がありません。周りに水を張ったプールをつくることで、水を怖がりそこに踏み込むがことがないからです。また、多くの動物園では、動物が興奮しないように薬を与えていますが、旭山動物園では薬は使わず、その動物に適した環境にしてやることで、動物は落ち着き、自然に近い形で繁殖もします。育った環境が大事だということです。人間も同じではないでしょうか?~と話していました。
 

2026年11月1日日曜日

花だより ヒンズー教の教えと因果応報 カッコウアザミ ダンギク

 

 
  心が変われば態度が変わる  態度が変われば行動が変わる
  行動が変われば習慣が変わる 習慣が変われば人格が変わる
  人格が変われば運命が変わる 運命が変わると人生が変わる
 ヒンズー教の因果応報の考えがベースにあるという理解と心理学者ウィリアム・ジェームスの言葉だという説もあり、 マザー・テレサも同じような言葉を残しています。また、ジャイアンツの監督に就任した松井秀喜氏は、星稜高校時代の監督から贈られた言葉でもあるそうです。自分の善い行いも悪い行いも、すべてその結果が巡り巡って自分に返ってくる「因果応報」(仏教の教え)に通じます。
 「善因善果」善い行いをすれば必ず良い結果が得られる。また「悪因悪果」、「自業自得」という言葉もあります。古希を迎えて、やっとこうした仏教の教えが心に染みるようになりました。 ↓銀杏の花言葉は「長寿」「荘厳」「鎮魂」*ウェブバージョンでご覧ください。


2026年10月31日土曜日

花だより 職場に緑 心身リラックス 集中力や意欲向上 柿 栗

 

 
  職場に緑 心身リラックス 集中力や意欲向上
 オフィスのあちらこちらに植木鉢を置くなど、働く人の目につく場所に緑でいっぱいにする企業の取り組みが注目を集めている。心身のリラックスやストレス軽減などに効果があるといい、より働きやすい職場にするねらいがある。
 千葉大学の岩崎 寛教授によると、人間は自然を好む性質を先天的に持っている。実際に同じ室内で植物が視界に入る人たちと、視界に入らない人にグループ分けして、同じ計算問題をしたところ、植物が視界に入ったグループの方がストレスの増加が抑制されたという。
 ~10月29日の読売新聞から~
 ある学校に赴任したとき、日当たりのよい廊下にユッカ(青年の樹)やゴムの木、パキラ、モンステラなどの観葉植物が置かれてあった。何代か前の校長が好きで置いたらしい。ところが代替わりすると世話をしなくなり、瀕死の状態になっていた。これではせっかくの植物効果はない。鉢を入れ替え、肥料をやり、枝の剪定をすると、職員から「校長先生は植物が好きなんですね。でも、校長先生が代わられたら誰が世話をするのですか?」と言われた。リラックス効果は、植物が視界に入るだけでなく、世話をすることで効果がさらに上がると思います。      我が家の観葉植物↓
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2026年10月30日金曜日

花だより どうして年寄りは「おれおれ詐欺」にひっかかるのか? アキノキリンソウ オオケダテ

 

 どうして年寄りは「おれおれ詐欺」にひっかかるのか?
  ボケて訳が分からないわけではない。
 辛い開拓当時を生き抜いてきたお年寄りには、「困ったときは互いに助け合うもの」という考えがある。「感謝や思いやりの気持ちが大切」と教育されてきて人には、まず人を疑ってかからない気持ちの優しさと道徳心が根底にあるのです。そんな人の優しさにつけ込んで悪さを働くのは、許されないことです。「そんなことする人は、学校でどんなこと学んだんだろうね。」と老人会の集まりで言っていました。
 明治29年文部省検定改訂小学「修身」の教科書を祖父母参観日持ってきてくれました。母親が使っていたものを大切に土蔵に保管してあったものだそうです。大変貴重なものです。現代社会には、そぐわない部分もあると言いますが、昔の人はこういうことを学校で教わっていたのです。
~兄弟(姉妹)は、同じ父母の乳を飲み、同じ父母の腕に抱かれ、同じ父母の愛情を受けて、人とし て成長するものであるから、父母を除いては、兄弟ほど信頼し合えるものはない。また、人の命は限りがある。(いつかは死ぬ)父母が世を去ってしまうことになれば、その後は、互いに慰め助け合うことになるから、兄弟の信頼関係ほど長いものはない。だから、 兄は弟を深く愛しなさい。弟は兄をあつく尊敬しなさい。いつまでも変わることなく兄弟は、互いに慈しみ、互いに助け合って、家が栄えるように努力しなさい。~

2026年10月29日木曜日

花だより 漫画を読まない小学生28% エゾリス シコンボタン アキチョウジ

 

 野付牛公園で出会ったエゾリス2匹 
 「学校にも行かず、ソファーに寝転んで一日中ゲームをしている。ご飯も食べない。主食はポテトチップス、どうしましょう?」と中学生の子を持つ親の相談がよくあるという。
 スマホの画面が次々と変わっていく。そのスピードは驚くほど速い。「何が書かれてあるか分かるの?」、「何となくわかる」と言う。凄い能力だ。「友だちとは遊ばないの?」、「今、友だちと遊んでいる」 対戦型ゲームの相手は会ったことのない友だちだという。
 2026年の学校読書調査で1カ月に1冊も本を読まない子どもの割合が1割を超えた。2000年「子ども読書年」とされて学校での読書指導が活発になり、読書量が増加していたが、26年ぶりに減少した。学校図書館に漫画があれば訪れるきっかになると期待していたが、漫画を読まない率は28%(小学生)と想像より高かった。
 暇な時間に本や漫画を読んでいた小学生は、今はスマホで時間をつぶすようになった。家族が茶の間にそろっているがテレビは見ない。それぞれがスマホ画面に釘付け、子どもはゲームかイヤフォンでミュージック、親はYouTubeかネットショッピングで会話はほとんどない。こんな家庭が増えた。しかし、まだ本を読む子は8割、漫画を読む子は7割もいると思いたい。

 
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2026年10月28日水曜日

花だより 子どもの寂しさ 時代は変わった オヤマリンドウ イチョウとモミジ

     
  学校も家庭も大人の忙しさは、子どもをさびしい気持ちにさせ、居場所感を減じさせることになる。朝早く出かけ夜遅く帰宅する父親と母親、両親の多忙さが子どもの自尊心低下につながるとの指摘がされている。しかし、親が仕事や家事から解放されて子育てに十分時間を割くことができた時代が今までにあっただろうか。そのかわりに、祖父母や親戚、多数のきょうだい、近所の同世代の子どもたちが、幼子の面倒を見、子どもの育ちを見守り、切磋琢磨して成長するコミュニティ(居場所)がかつてはあった。このような場が、現代社会では「子ども食堂」になっているが、学校もならざるを得なくなっている。子どもの減少や親戚関係の縮小、近所づきあいの希薄化の中で、学校はコミュニティの育ちを保障するための居場所的役割が増している。
 星槎大学院の阿部利彦先生は、全国の小学校を回り、学級観察をする中で最近の子どもたちの傾向を次のように捉えている。
・先生に自分だけ大切にされたい。 
・自分に敏感でも相手には鈍い。 
・楽なことに流れる。 
・気持ちを切り替えることが苦手 
 不登校が増えている原因は、こんなところにあるのかもしれない。
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