2026年2月13日金曜日

花だより アプローチプログラムで入学準備 レンテンローズ

 


 《この時期のこども園は、アプローチプログラムで入学準備》
 体力がない(腹筋や背筋が弱い)と同じ姿勢を保つことができません。集中力も欠けます。学力と体力は密接な関係にあります。しかし、その体力は、学校の体育の時間(週3時間程度)だけでつくものではありません。
 北海道の子どもたちの体力低下の原因は「歩かない」「外で遊ばない」ことです。徒歩で登校する。なるべく車に乗らないなど、普段からの心がけ(生活習慣の改善)が必要です。
 勉強以上に親が心配するのが「お友だちと仲良くできるだろうか?」いじめや不登校の問題です。
 学校は、集団で勉強するところです。ルールを守ることの大切さや人とのつきあい方など社会性を学ぶところです。その基礎を養うのが幼児施設です。こども園では、わがままな行動は許されません。入学前の5歳児は、この時期お昼寝をしません。給食は牛乳を200ml飲む練習をします。一人で何でもできるように入学準備をしています。
 しかし、こども園にすべて任されても困ります。教育の基本は家庭です。
 勉強のできる子は、基本的な生活習慣が身に付いている。
 あいさつができて、身なりもきちんとしていている。友だちと仲良くできる。自分のことは自分できちんとできる。そんな子にするためには、どうすればよいのでしょうか?
 それは家庭が円満であることです。
「勉強しなさい!」「ちゃんと片付けなさい!」「ゲームばっかりするんじゃない!」と叱ってばかりではいうことは聞きません。
「率先垂範」:「親の背中を見て子は育つ」といいます。「子どもは、親の思うようには育たない。育てたように育つ」ともいいます。子どもたちは、4月から小学校の勉強が始まります。保護者は「小学校の子を持つ親の勉強がはじまる」と自覚することです。教育の第一の責任者は親です。

2026年2月12日木曜日

花だより 今こそ、道徳学習を充実させる地道な努力が必要 キンセンカ サンシュユ

 

   学校教育で一番大切にしなければならないのは道徳です。
  道徳の基本は家庭教育にあります。その家庭が家庭環境の脆弱化によって十分な役割を果たしていないと考えられます。児童虐待、DVなど大人の不心得行為が子どもの道徳心に負の影響を与えています。子どもを取り巻く社会的状況が道徳の学習にどのような影響を与えているかの考察が必要です。学校と家庭がバラバラでは、子どもの道徳的成長は望めません。家庭と学校が協力し、指導の一貫性が保たれることではじめて効果を上げることができます。
 また、子どもの様々な問題行動や非行に苦慮している教師にとっては、地道な道徳よりも生徒指導の時間や学級活動などの時間に切り替える安易な実態もあります。これでは学校教育の基盤であるカリキュラムをないがしろにするものでご都合主義になりかねません。道徳の時間は週1時間しかありません。その時間をカットし、教科に転用するようなことはあってはなりません。学校教育は、その全てが道徳の時間を要として行われるものです。
 学校教育は、いじめ、不登校、スマホの功罪などさまざまな課題を抱えています。今こそ、学校は、道徳学習を充実させる地道な努力が必要です。

2026年2月11日水曜日

花だより がまん力と心の強さを育てるのが幼児施設 ハコベ カブ

 


 甘ったれとは、どんな甘えでも親が満たしてくれるのを知っている子です。甘えと同時に厳しさを学ばなかった子は、人間関係でもわがままいっぱいにふるまう傾向があります。人を人とは思わないというより、まだ自分と他人の区別がつきにくいのです。
 家では誰もが自分のいうとおりにしてくれる。だから周りもきっとそうだと思ってしまいます。これでは本当の意味の人間関係を築けないし、本当の友だちもできません。人は自分とは違うんだということを理解することで、その子の中に社会性が育っていくのです。それが育たなければ人間関係において、わがまま放題にふるまうので本当の友だちができにくいということにもなります。
 楽しいことがあれば一緒に笑い、悲しんでくれるのが友だちです。その人が本当にいい人生を送っているかどうかは、よき友だちの多さを見ればわかります。友だちというのは利用し合う関係ではありません。困ったときには心底応援してくれ、喜怒哀楽をともにでき、人生の節目節目で、お互いの成功を喜び合える関係です。
 他人を他人と思えず、誰もが自分とは違った人格を持っていることに気づかないわがままな子は、本当の友だちを得ることができません。それはその子の人生にとって大きなマイナスになります。他人には甘えが通用しないということ。そういうことも親は子どもに教えていってほしいと思います。
 そのためには自己主張ばかりせず、いつも友だちと50対50(フイフティフイフティ)の関係を構築することです。砂場でシャベルの取り合いをしていたら、大人が平等に使うことを教えることです。そういうことで子どもは他人と自分とは違うということに気づきます。わがままが通らないことを学びます。集団の中で、がまん力と心の強さを育てるのが、こども園です。

2026年2月10日火曜日

花だより 「なぜ、できないの?」まだできない年齢なのです。 ワカサギ 馬酔木

 



  幼児期の発達特性を理解することが大事
   「なぜ、できないの?」まだできない年齢なのです。
 幼児期の子どもは自己中心的で、他の子とかかわる意識があまりありません。それが心地よいか不快かによって行動します。他の子の立場や感情、要求や願い事など理解することは難しいのでトラブルが起きるのです。しかし、親や先生から言われたことは守ろうとします。言われたことを繰り返し真似ることによって、基本的な行動や道徳的規範意識が身についていきます。
 “できないから、教えるのです。親や先生は、言うだけでなく範を示すことが大事です”
 幼児期の子は、家庭では親、園では先生の権威に尊敬と信頼を持っています。それに親や先生に認めてもらいたいと思っています。善悪の判断も親や先生の判断に忠実に従おうとします。ですから、親や先生は、子どもの模範として道徳規範を首尾一貫して示す必要があります。親が間違った言動を示すと子どもはそれを真似し、それが正しいと思ってしまいます。
 小学校に入ると、学校での規則的な生活や友だちとの活動を通して、他の人とのかかわりを深め、他人の立場や人格を尊重する傾向が徐々に芽生え始めます。
 子どもは段階を踏んで育っていくことを理解することが大事です。

2026年2月9日月曜日

花だより  授業のカギは発問 スズナ(蕪)

 

 「授業のカギは発問」
 教師の発問や仲間の応答に目を輝かせ、ときのは黒板の前に出て自説を展開する。そんな子どものはたらきの積み重ねが授業には必要です。
 問いを発した教師は、直ちに全体に目を走らせ、発言意欲をもった者を発見しなければならない。教師の発問を自分のことにして捉えた子どもを核として、授業を展開させる必要があり、その子のサインを見落としてはならないのです。表情・しぐさ・体全体の動きをすばやくキャッチする教師の感性が要求されます。
 ~授業は生き物である~
 発問には基本発問・中心発問・補助発問とあるが、現場ではこれが定型化・技術化する傾向が見られる。授業は生き物である。教師の発問と子どもの応答は、授業を織りなす糸の結び目のようなもので、授業の成立の鍵ともいえます。思いもよらぬ子どもの発言に感動し、言葉を失うような授業は素晴らしいのであって、教師と子どもの心と心のスパークこそ授業の命です。具体的な発問の型をおさえ、かつ型を離脱する知恵こそ、授業の眼目であることを忘れてはならない。 (教科書の教師用指導書 解説編より 教育出版)

2026年2月7日土曜日

花だより 絵本の読み聞かせの効果 スズシロ

 


 絵本の読み聞かせは、親子の愛情を深め、安心感を与えるとともに、語彙力、想像力、感情を豊かに育み、共感力や好奇心を養い、集中力や脳の活性化も期待できるため、家庭教育の基盤として非常に有効です。こども園でも1日に3回は絵本の読み聞かせをしています。
 【読み聞かせの効果】
〇親子の絆・信頼関係の深化 〇言語能力・語彙力の向上 〇想像力・創造力の育成
〇感情・共感力の育成 〇IQ(知能)とEQ(心の知能)の向上
 【効果的な読み聞かせのポイント】
〇月齢に合わせる:0歳ははっきりした色、1〜2歳はリズム感や生活習慣、幼児期はストーリー性の高い本を選ぶ。
〇子どものペースで:同じ本を何度も読みたがるのは、内容を理解し安心している証拠。
〇コミュニケーションを楽しむ:質問攻めにせず、絵本の世界を一緒に楽しむ時間を持つ。
  
 「読み聞かせ」から「読書」につなげる。
    子どもの読書のきっかけは「読み聞かせ」にある。
  ~感動する本との出会いを大切にする~
 いい本に出合うことは、いい人に出会うことに似ています。読書は、想像力や考える習慣を身に付け、豊かな感性や情操、思いやりの心をはぐくむことができます。ですから、テレビやマンガが好きな子にも、本を読む時間をもつように家庭で習慣づけたいものです。そのためにも、食事の時間のように「読書の時間」を設ける、親子で図書館に行く、親も一緒に本を読むなど工夫し、子どもが読書の楽しさと出会えるきっかけをつくることです。また、読書を通じて子どもが感じたり考えたりしたことに耳を傾け、話し合うなど、親子の会話を増やし深める契機として読書を活用することも大事です。

2026年2月6日金曜日

花だより 学級経営と道徳授業 芹 ウナベツ岳

 

  学級経営と道徳授業
 児童の学校生活の基盤は学級であり、教師や級友とのかかわりのなかで、一人一人がさまざまな体験をしながら大きく成長していくものです。
 児童の道徳的な成長を促すためには、信頼の絆で結ばれたよりよい人間関係を築くことが大切です。
 道徳の授業は、このような人間関係の基盤があってはじめて一人一人を大事にした指導が可能となります。そのためには、日ごろからの学級経営においてお互いに認め合い、励まし合い、助け合いと言う活動の積み重ね、心の動きを活発にするような明るい雰囲気を作っていくことが肝要です。
  ~教師の姿勢~
 児童はだれもが次のような欲求を持っています。
〇愛情の欲求~親や先生、友だちを愛したい、愛されたい。
〇承認の欲求~自分のよさを他人から認めてもらいたい。
〇独立の欲求~他人に頼らず、自分自身の力で自立したい。
〇成就の欲求~自分の目標や物事を最後までやり遂げる。
〇所属の欲求~自分の所属する集団の一員として存在感をもちたい。
 教師は児童のこれらの欲求をしっかり受け止め、児童の可能性を信じ、親身になって児童の成長を願う姿勢で児童と接する。
  教育出版 しょうがく どうとく 「こころ つないで1」 教師用指導書 解説編より
     スマホの規制も大事ですが、今こそ、道徳の授業を見直すべきです。