2026年8月3日月曜日

花だより 期待の星 がんばれ!若手職員  かぼちゃ シオン キキョウ 

 


  “期待の星 がんばれ! 若手職員” オホーツク教育局 Y・K氏の抱負
 「明るく丁寧に対応」
 道教委の方針を伝えるため学校や市町村教委と直接やり取りするとても重要な仕事です。当初は、業務の守備範囲が広いため戸惑っていましたが、2年目からは軌道に乗り、特に計画を立てることを重要視するようになりました。
 仕事が終わると次の日にやるべきことを思いつくままに書出し優先順位をつけた上で絶対やるべきことに〇をつけます。一日でも遅れるのがイヤなので絶対に守るようにしています。“仕事は人柄がモットー” 「仕事は明るく相手と接したり、忙しくても丁寧に対応することができるかが重要。周りが見えないのは余裕がない証拠、計画を立てると気持ちに余裕ができる。そうすると自分の殻に閉じこもらずに明るく仕事ができます。いつまでも若々しくありたい。」と語る。
 「今の若い者は…。」と言う人がいますが、どうしてどうして若いのに大したものである。こういう人が教育局にいると大変心強い。

2026年8月2日日曜日

花だより 原稿用紙が学校から姿を消す? ナデシコ ムクゲ 商店街の花壇




《原稿用紙が特殊なわけ》 
 印刷室には、いつでも使えるように2種類(低学年用:15×14,高学年用20×20)の原稿用紙が用意されています。(されていました。)過日、直木賞と芥川賞の発表がありましたが、今の作家さんはワープロが主流でしょうが、林真理子さんは、原稿用紙派で行間の空欄には、推敲後にさまざまな書き込みがされているそうです。過去の偉大な作家たちの原稿もそうです。原稿用紙の行間、わずか5~7mmの空欄はその為にあります。学校現場では、先生が“赤”を入れるのになくてはならないものでしたが、AIの登場で原稿用紙は姿を消すのでしょうか?
《映画や演劇、ドラマの台本も行間を広くとってある》 
 俳優高倉健さんの『網走番外地』の台本を見たことがあります。波線や記号、感情、表情など演技の注意事項が細かく書き込まれてありました。それは楽譜に似たところがあります。アナウンサーの原稿も、大きな字で行間を広くとっているとNHKの見学で教えてもらったことがあります。しかし今は、AIアナウンサーが原稿を読み上げます。
 アナログ(手書き)でなければならないものもあると思います。

2026年8月1日土曜日

花だより 教師力を磨く夏休み アジサイ チシママンテマ キキョウ ムクゲ 

 

          

 教師力を磨く夏休み
 夏休み初日、ある学校を訪れると教職員が全員で職員室や教材室、印刷室の片づけ作業をしていました。学級事務の整理など、夏休みは普段できないことや研修に費やします。決して教職員は夏休みではありません。
 夏休みに板書の字がうまくなるように“習字”を習ったという新卒の先生がいました。また、正しいラジオ体操を教えるのに講習会に参加したり、ひそかにピアノ教室や水泳教室に通っていたという話も聞いたことがあります。初任者段階研修、5年研、10年研といろいろな研修が義務付けされていますが、教員免許更新時研修が無くなり、負担が少し軽減されました。その分自主的な研修が求められています。研修は、やらされると思うとなかなか身に付きません。新卒の頃、校長先生から「ひと月の本代はいくらですか?」と聞かれ、「千円以下です。」と答えて、「おまえは、教師の資格はない!」と叱られたことがありました。自分に投資するのは若いうちです。また、年休も取りやすくなります。博物館、美術館巡りをする旅行もお勧めします。夏休みを有効に活用する。これは教員の特権です。



2026年7月31日金曜日

花だより 自然の摂理と「子ども食堂」 ヤマユリ ノウゼンカズラ  キュウリ

 


  自然の摂理と「子ども食堂」
 道端の草木を眺めていると、人間が逆らうことのできない自然界の大きな決まりや、命の巡り、命の誕生と死、移り変わる四季、食物連鎖による循環など、自然の摂理を感じる。
 フキノトウが春を告げ、やがてたんぽぽが空地を覆い、綿毛がすっかり飛んでなくなると、今度は夏の草花が姿を現し、消えては次の草花が顔を出す。この順番は決して変わることはない。地球は何億年も1分1秒違わないで太陽の周りをまわっている。これが源である。私たちは、大自然の摂理に沿って生きることが自然の生き方で、それに逆らうと様々な歪みを生むに違いない。
 子連れの熊が里に下りてきて食物をあさり、駆除されるケースが多くなった。母熊は子育てをする行動も自然の摂理だ。だからと言って駆除するなとは言わないが、母熊も必死なのだ。子育てで一番大事なのは、子どもに食べさせることだろう。
 夏休みに入り「子ども食堂」が大繁盛らしい。学校が休みなので給食がない。その代わりを「子ども食堂」が居場所と食事を担っている。ボランティアスタッフの皆さんには、本当に頭が下がる。親は「本当に助かります。」と感謝し、子どもは「一人で食べるより、みんなと一緒に食べる方が楽しい。」と好評だという。
 また、夏休み中、冷房の効いた学校を開放するように求められている。至れり尽くせりだ。“子育ては家庭外でやるので、子どもをたくさん産んで、親は働いてください”これが今の少子化対策だ。
 私は父を早くに亡くし、高校、大学は奨学金をいただいた。授業料免除を申請する時、母が「そんな恥ずかしいことするんじゃない。あんたの学費くらい、母さんが働いて何とかする…。」と言ったのを覚えています。
 あの時、「子ども食堂」があったら、母は何と言っただろう?



2026年7月30日木曜日

花だより AIと経済成長「楽観」「悲観」「滅亡」3仮説 オニユリ ヒマワリ カンゾウ ノラニンジン ナスビ

 

 AI関連のニュースを毎日目にする。その進化は、日進月歩どころか秒進分歩のスピードで、専門家でさえこれからどうなるか分からないらしい。
 ≪地球を読≫ 7月26日 読売新聞 
 『AIと経済成長「楽観」「悲観」「滅亡」3仮説』 大竹文雄 大阪大学特任教授
 その進歩を目の当たりにすると、AIが経済成長を加速させ暮らしを一変させるのではないかと考えたくなる。不治の病が治るようになり、エネルギー問題が解決し、生活水準が劇的に向上する。日々のニュースからそんな未来図が頭に浮かぶ。だが、有名な経済学者の見方は、必ずしもバラ色ではない。スタンフォード大学のチャールズ・ジョーンズ教授は、AIが経済に与える影響を3つのシナリオに整理している。
 「楽観論」:AIが爆発的な成長をもたらす世界だ。これまで機械が「体の仕事」を自動化してきたのに対しAIは「頭の仕事」を自動化する。AIが自ら改良し続け、より優れたAIを生み出していけば技術は加速度的に進歩する。
 「悲観論」:しかし、結局「これまで通り」という見方である。過去100年、電気・半導体、インターネットという巨大技術が次々と登場したのに日本、アメリカなどの経済成長率は、概ね2%前後で推移してきた。技術革新は必ずしも成長率を押し上げて来なかった。新技術を使いこなす組織や人材が整っていないと技術が自動的に成長に結びつくわけではないということだ。
 「滅亡論」:AIが暴走し、人類の存続が脅かされる。強力な技術には制御しきれない危険性が伴う。確率は低くてもその被害は甚大になる。AIが個別最適な答えを即座に提示すると、人は深く学ぶ動機を失い、社会全体の知識基盤はやせ細る。「知識崩壊」が起きる可能性がある。またAIの恩恵は上位層に集まり、格差が広がる可能性がある。
 楽観か悲観か滅亡か、その行方は社会のルールをどう設計するかにかかっている。AI時代の成長を決めるのは最も高性能なAIではない。社会で取り残される人、古い制度、失われる学びといった弱い立場の人間をどこまで補強できるかにかかっている。
 日本のAI利用率は58.8%で世界的にまだまだ低い。(読売7月27日)中国は90%を超えている。楽観論的な中国に対して、悲観論的な日本、日本で利用が進まない理由は、「必要性の認識不足」、「スキル不足」、「リスクへの懸念」 これでは日本の勝ち目はない。


2026年7月29日水曜日

花だより 夏休みの宿題と言えば「読書感想文」だが? あさがお カラー

 

               店先のあさがおとカラー

 自らの思考を重視 生成AI安易に利用
 文科省は24日、児童生徒が提出した読書感想文やリポートなどを教員が評価する際は、口頭発表や対話などを取り入れ、子どもたちが自ら思考・判断・表現できているかという観点を重視する考えを、中教審の専門部会で示した。生成AIの出力を丸写し、十分な思考を働かせていない実態があることが背景にある。
 審議員の一人は、「我が国のソフトパワーを支えているのは書き言葉による深い思考だ。革新は、書き言葉とそれに関わる文化の弱体化をもたらすだろう。」と懸念を示し、次期学習指導要領では「アナログで書く学習がポイントになる」と指摘した。

 もう40年も前の話だが、町の読書感想文コンクールで最優秀賞を受賞した子に「すごいねえ~、読書好きなんだ?」と褒めると「牧野先生にだけ本当のことを話す。夏休みの宿題に困って、図書館から『全国読書感想文作品集』を借りてきて、その中から気に入ったのを丸写しした。」と??? ところが翌年も優秀賞だったので「また、写したの?」と聞くと、「今回は自分で書いた。去年丸写ししたとき、こういう風に書いたらいいと分かったんだ。」しっかり学習していた。“このことは、2人だけの秘密だ”と約束したが、もう40年も経てばいいだろうし、今なら図書館に行って作品集を借りて書き写す手間をかけなくても済む。
 管理職の採用論文試験もAIで作成する時代になったと聞く。「使うな!」と言うことはできない。上手に使うことを考えなければならない。


2026年7月28日火曜日

花だより 「お値段以上 ニトリ」似鳥昭雄氏はADHD  エゾスカシユリ ハマオモト 紫陽花

 

「お値段以上 ニトリ」、“就職企業人気ランキング2年連続首位”  今や日本を代表する企業となったニトリホールディングス会長の似鳥昭雄氏(北海道出身)は、74歳の時に注意欠陥多動性障害(ADHD)の診断を受けたが、全くショックを受けなかったという。
 子どもの頃、「落ち着きがない」、「人の話を聞けない」、「忘れ物が多い」と怒られていたのはそのせいだったと納得した。
 できないことを多かった一方で、好きなことに対する集中力と好奇心はずば抜けていた。数字に強く、記憶力が優れていた。そして、天性の明るさと「人を喜ばせたい」という強い思いもあった。それが成功の原動力となった。
 自らの経験から、弱点を克服しようとせず、人に補ってもらい、むしろ長所を伸ばすことの大切さを説く、社員には様々な部署を経験させ、隠れた長所を発見させることで会社の成長につなげている。
 この本は、優れた経営書であると同時に、発達障害に悩む多くの人々に勇気と希望を与える一冊である。
  “隠れた長所成功の原動力” 発達障害者のわたしだからこそ成功できた
   「できないことの多い自分でよかった」 (祥伝社 1,760円)
 
特別支援学級、通級指導教室に通う児童生徒が急増している。特別な支援を要する児童生徒への支援や指導をするのは当たり前のことだが、特別支援教育の最も大事なことは、通常学級に通う子に偏見や差別をしないように教育することだ。