少子化と校舎の老朽化に伴い、学校の統廃合が進んでいる
文科省の公立小学校の適正規模は12~18学級を標準としている。過日、網走潮見小学校を訪ねた。赴任当時(15年前)は児童数600人を超える管内1・2の学校だったが、今は半分以下になっていた。オホーツク管内には12学級以上の学校は数校しかもうない。町には小学校1校、中学校1校の割合が増加している。さらに義務教育学校化が進み、近い将来町には学校が1校だけになるだろう。
小規模のデメリットは、▽クラス替えができない。▽競い合って学びを高める活動ができない。▽部活動の規模や種類が限定される。などに加え、教員一人で複数の学年を受け持つことから負担が大きいとされているが、あくまでも決めるのは市町村だ。統合には計画策定や校舎の建設など長い時間がかかる。必要に迫られてから考えるのではなく、早めに検討を進めなければならない。
どの市町村も早くから検討委員会を設置し、保護者や地域住民から意見を聞く。「通学が遠くなる」、「大規模校になれば、教員が子ども一人一人に向き合う時間が減り、いじめや不登校を見逃す」などの心配に加え、母校が無くなる寂しさ、学校行事は地域の行事でもあり、学校がなくなることは、地域の衰退につながるとして、反対の声が根強くある。 「校長は、どう思うか?」と問われるが、現職の校長は立場上、いいともわるいとも答えられない。
統合を前向きに捉え、将来の子どもたちがよりよい教育環境で過ごせるよう、時代に合った学校を作る発想が必要だと考えます。
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