100%正しいことを言っても、聞いてくれるとは限らない
安定志向で真面目な人は、100%正しいことを言うのが好きです。先生も同じです。
「今宿題をやらないと、後が大変です。」「朝起きられなくなるから、早く寝なさい。」「お酒を飲みすぎると、身体を壊すよ。」「お菓子ばかり食べていたら、身体に悪いよ」などは、確かに疑う余地のない100%正しい事実です。
そういう人は言行一致で、やるべきことをはしっかりやっているので、言われた方は反論できません。先生に反論する子どももいません。
しかし、一つ残念なことは、「宿題をしたくない」「まだ寝たくない」「もっとお酒を飲みたい」「お菓子を食べたい」という相手(子ども)の心情を分かろうとしない点です。こうした気持ちを理解せず頭ごなしに正論をぶつけて、さらに「あなたのために言っているのに」と追い打ちをかければ、言われた方は一方的に価値観を押し付けられたと感じて、心を閉ざしてしまいます。子どもも一緒です。
「宿題以外にやりたいことがあるんだね」「まだ起きていたいよね」「まだ飲みたい(食べたい)気持ちわかるよ」と、共感を示す簡単な言葉を最初に伝えることが大事です。そうすれば相手は心を閉ざさずにあなた(先生)の言葉に耳を傾けれてくれるはずです。
和尚さんの言葉から引用
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