2026年5月8日金曜日

花だより 多様な子に柔軟な教育課程 次期学習指導要領会議大詰  水芭蕉 

 


例年GWに咲く女満別湖畔の水芭蕉、今年はもう終わり

  次期学習指導要領会議大詰 ~2階建ての教育課程~ (5月4日 読売新聞)
 今回の改定の柱は、小中学校のカリキュラムの柔軟化だ。
 学級を指導する「1階」に、不登校や障害など児童生徒の状況や特性に応じた特別な教育課程を組み合わせた「2階建て」構造を充実するものだ。
 その背景には、小学校35人のうち、学習困難3.6人、不登校傾向4.1人、ギフテッド(特異な才能のある子)が0.8人、このように多様な特性を持つ子どもたちが一つの教室で学ぶイメージとして、一人ひとりの意欲を高め、可能性を開花させる教育の実現が喫緊の課題と強調する。そのためには柔軟なカリキュラムが必要になる。
 担任教諭は、医療や福祉などの関係機関と連携しながら、子どもの特性や支援内容、個別の指導計画などを2階建て分作成しなければならなくなる。全国的な教員不足を抱えている現場が、これまで以上の複雑なカリキュラムに対応するには限界がある。実効性を高めるには、人員の増強と支援に加わる専門人材の育成が欠かせない。そして何より、今回の改定の趣旨を理解するための研修が必要である。
 かつて生活科や総合的な学習の時間が新設されたとき、教科書はない、カリキュラムは各学校で作成しなければならなくなった。そこで何が起こったか?生活・総合が正しく理解され定着するまで何年かかったか?(未だに疑問?)
 社会の変化に合わせて、学習指導要領の大転換を図る必要性は理解できるが、それを現場にどう降ろし、どう定着させるかが問題である。改定は10年に一度だが、今の時代、10年先どんな社会になっているか予想もつかない。
  

2026年5月7日木曜日

花だより 教師は「10者であれ」 フジ コデマリ

 



 「教師は五者であれ」 校長室だよりに書いたのを木目澤教育長が見て、“「教師は10者なれ」という言葉もあります。”と返信されました。 
 1 教師は学者であれ~博学で物知りでなければならない
 2 医者であれ~常に子どもを観察し、心や体の健康に気を配る
 3 役者であれ~演技者であり、演出家である
 4 易者であれ~暗示によって良い方向に導く
 5 芸者であれ~子どもや保護者への目配り、気配りが必要である
 そして、『達者であれ』~健康第一
  これにさらにプラスして
 ①教師は哲学者であれ~確固たる教育理念や人生哲学を持つ
 ②農業者であれ~田畑を耕し、種をまき、命の根を培う
 ③指揮者であれ~いろいろな音階や音色、調子をまとめる
 ④探検者であれ~子どもと共に果敢にチャレンジする
 ⑤政治家であれ~様々な考え方をくみ取り、子どもたちを組織する
 ⑥宗教家であれ~誰にも公平で、愛を注ぎ、子どもたちのために祈る
 ⑦楽天家であれ~失敗してもくよくよしない、常に明るい心を持つ
 ⑧理想家であれ~高い理想を掲げ、妥協しない、研修に励む
 ⑨落語家であれ~話術を身に付け、人を楽しませ和やかにさせる
 ⑩格闘家であれ~身が軽く、たくましく、打たれても立ち上がる
  *ただでさえ教育のなり手がいない時代に、こんな要求をするのは酷かもしれません。
 しかし、先人の実践者が残した説得力ある言葉を耳にする時、教師たるもの、自分の力に溺れたり、天狗になったり、聞く耳を持たなかったり、おごったり(驕る)、あなどったり(侮る)、見くびったり、怠け癖をもったり、独りよがりになったり…したらお終いだと思います。
                美幌北中とタンポポ畑





2026年5月6日水曜日

花だより 70歳が老化の分かれ道 チューリップ 土筆

 

         歩道の花壇のチューリッピ

  今年のGWは、実家の片づけに追われました。退職して時間ができたので8年前に亡くなった母の遺品整理や押し入れ、物置の片づけなど、札幌から娘も帰って来て、2人で毎日やりましたが、まだ半分残っています。体が動くうちにやってしまいたいと思っています。娘は今日帰りました。
 人生100年 70代がカギになる 和田秀樹医師
 先に70になった妻からこの本を薦められました。
 現代の70代の日本人はかつての70代とは全く違い、格段に若々しく、健康になりました。70代の10年間は、人生における「最後の活動期」なのです。
 この時期の過ごし方が、その後のその人がいかに老けていくかを決めることになります。ただ、70代には特有の脆弱さもあることも事実です。無自覚に過ごしていれば、自然と老いは加速していきます。そのために老いを遠ざけようと意図的に生活することが求められるのです。
 どのような生き方をすれば、いつまでも元気で頭のしっかりした高齢者でいられるのか。
◎気持ちが若々しく、いろいろなことを続けている人は、長い間若々しくいられる。
◎栄養状態の良し悪しが健康でいられるかどうか決める。
 そして、それ以上に重要なのは、人々を長生きさせる医療」「健康でいさせてくれる医療」は、違うということを理解することです。
 例えば、コレストロールは長生きの敵のように言われますが、コレステロールの高い人ほどうつ病になりにくいし、男性ではコレストロールの高い人ほど元気で頭がしっかりしているのです。血圧や血糖値も高めの方が頭がすっきりします。食事制限を課せられ塩分を控えめにすると、生きる楽しみを奪われ、元気のない年寄りになりがちです。
 高齢者ほど個人差が大きい。平均寿命と健康寿命は違います。70代を上手く生きないと介護を受ける期間が長くなります。 (牧野要約)
 こんな高齢者になってしまうことを避けたいと思っています。この本を読んで「がん」が見つかっても手術しないことにしました。手術をして身体を弱らせる方が健康寿命を短くするからです。「知らぬが仏」健康診断も受けないことにしました。「一語一会」良い本に出会いました。
   

2026年5月5日火曜日

花だより 教師は役者であれ 教師は演技者であり、演出家である ケマンソウ スイートピー

 


 5月5日「子どもの日」 子どもの人口 最少1329万人 15歳未満45年連続減
 少子化に歯止めがかからない。子どもが少なくなった分、一人ひとりを大切に育てるようになったが、学校に適応できない不登校の子は増加している。学校に来られないなら、来なくてもよい。そんな風潮になっている。学校は学校教育を放棄していいのだろうか?
  教師は役者であれ」 教師は演技者であり、演出家である
 教師は役者のように、国語はこんなに面白い、理科もこんなに面白いということを授業でパフォーマンスする力を持っていること。教え方が下手でつまらない授業をされると、子どもたちは眠くなり、苦痛です。子どもはつまらない時に、よそ見をしたり、消しゴムを削ったり、落書きをしたり…、そして私語を始めます。そうなると先生は大声で「静かにしなさい。うるさ~い!」と怒鳴ることがあります。その一瞬は静かになりますが、すぐに騒がしくなるものです。そんな時、意図的に声の音量を下げて話すと、子どもたちは{何?」と身を乗り出して聞こうとするものです。教師には役者のように、子どもたちの目も耳も体全体を引き込むような興味関心を持たせることが求められます。
 幼稚園や小学校低学年の先生には、そのような上手なテクニックを持った先生が多いです。ところが上の学年や学校になるほど、機械的で一方的にしゃべるだけの授業、生徒はノートをとるだけということも少なくなりません。そうした先生の授業を観ることが自分の力になります。そのためには、授業の上手い先生や学校の研究会に参加して自分を磨くことが大切です。
 「教師は役者であれ」は、教師としてのセンスの問題です。高学歴で知識が豊富であれば、よい先生になれるというものではありません。ただし、子どもの扱いがうまく、演技力があっても、専門的な知識や教材研究なくして、いい授業はできません。面白い授業とは、漫談ではありません。

5月5日 「子どもの日」


 
 

2026年5月4日月曜日

花だより 「一期一会」、「一語一会」、「一合一会」、「一語一絵」 ボタン たんぽぽ

 



 『一期一会』の意味がわかる年齢になった。 
 「一期」とは、一生、「一会」とは一度の出会い、何度も会う相手であっても、この時間は二度と繰り返さないので、常に誠意を尽くすという茶会の心得です。
 現在では、その時、その場の出会いや縁を大切にする。この出会いを大切にして、感謝や思いやりの心を表すときに用いられます。
 造語ですが、「一語一会」は、一つの言葉、話、文章との出会いを大切にする。
 「一合一会」は、お酒一号を酌み交わす、人との「ノミニケーション」を大切にする。
 「一語一絵」は、一つの言葉や一枚の絵から人生で大切なことを学ぶこともある。
 そうした出会いを大切にする。人生は「一期一会」、今この時間を悔いなく過ごす。70歳にして、残りの人生が少なくなってきてやっと「一期一会」の意味が分かるようになってきたように思います。一生に一度しかない出会いや機会(縁)だけでなく、毎日会っている人の他にも、本や絵、音楽、季節の草木との出会いを大切にする。感謝することを大切に残りの人生を過ごそうと思います。
                

2026年5月3日日曜日

花だより 「偶然の出会いが世界を広げる」~本の魅力~ チューリップ 勿忘草

 
チューリップが咲きました。
 
 「偶然の出会いが世界を広げる」~本の魅力~ 読売新聞社説から
 書籍や雑誌の推定販売額は50年ぶりに1兆円を下回った。インターネットの普及などに伴って1996年の2兆656億円をピークに減少傾向が続いている。特に雑誌の落ち込みが大きい。雑誌を買いに来た人が、他の本を手に取ることが多いだけに影響は深刻だ。今では地域に書店がない「無書店自治体」が全体の4分の1に上っている。ところが紙の書籍や雑誌の売り上げが低迷している中で、大型書店が新装開店したり、15年ぶりに雑誌が復刻されている。書店には、それまで関心がなかった分野で気になる本が見つかる楽しさがある。その1冊が人生を変えることもある。老舗三省堂書店の社長は、「本との偶然の出会いを届けたい」と話す。
 読書離れに拍車をかけたのはスマホの長時間利用だとされる。ただ最近の若者を中心にメッセージのやり取りなど面倒に感じる「SNS離れ」が増えている言われている。紙の本は、自分のペースでページをめくることができ、深く考えることに適している。時にはスマホを置いて紙の本を手に取ってみてはどうだろうか。
 そのためには、学校図書館の充実が欠かせない。本が古い、冊数が少ない、カギがかかっている時間が長い、といった状況は改善しなければならない。魅力的な本を紹介する学校司書の待遇改善も重要である。デジタル教科書は4年生以下では使用しない方向で進んでいる。紙の書籍の復活を期待したい。(抜粋、要約、加筆:牧野)
 
実家の本棚を整理をしています。装丁のしっかりした百科事典がド~ンと中央に陣取っていました。購入した時は高額でしたが、今は一文の価値もないらしく、泣く泣く処分することにしました。それでも一部は図書館で引き取ってくれることになりました。

美幌神社の鯉のぼり 新しい名所に

2026年5月2日土曜日

花だより あなたの学校の建学精神は? ニリンソウ オダマキ しだれ桜

 


 あなたの学校の建学精神は?
 木目澤教育長から、「今度、学校にお邪魔した時、あなたの学校の建学精神、伝統、校訓は何ですか。とお聞きします。あわせて最高責任者である校長の立場で、その拠り所なるものを添えて、回答いただきたい。」と言われ、慌てて沿革史を確認しました。
 「校長が変わると学校が変わる、先生が変わると子どもが変わる、子どもが変わると保護者が変わる」という教訓があります。校長として勤務する年数は3年ほどで永遠ではありません。地域に根差した学校として、かつ開かれ信頼される学校づくりには、校長を中心に調和のとれた学校運営が営々と展開するには、校長として勤務する中で校史の精査をすることが大事だということです。
 登山コースは様々あってもめざす山頂はたった一つです。公立の学校では、校長が勝手に目指すところを変えることはできません。校長には学校の教育目標を達成するための経営手腕が求められています。訓子府認定こども園の目指す子どもの姿は「にこにこ、きらきら、わくわく」です。この意味を正しく理解したのは5年目でした。木目澤教育長に叱られます。

北海道では珍しいしだれ桜(美幌町)5月1日



2026年5月1日金曜日

花だより こんな部下が欲しい!組織の活性化は「情報共有」 モクレン ソメイヨシノ エゾヤマザクラ

 

 
 訓子府のレクレーション公園の桜は満開です。連休前に咲くのは珍しい。ただしソメイヨシノではなくエゾヤマザクラです。コブシはもう散り始めました。エゾムラサキツツジはまだきれいに咲いています。これからシバザクラが咲き始めます。
枝に挟まった風船
オホーツクの隠れた桜の名所
ジンギスカンをする人はいません

  こんな部下が欲しい!
1 担当業務に精通している。
2 上司の意を汲んで行動してくれる。
3 人との調整力がある。
4 自分のポジション、役割などを十分にわきまえている。
5 情報を自分で独占しない。
6 出処進退を常に明確にしている。
7 上司の能力や性格を客観的にとらえカバーに努める。
  こんな部下はそうそういません。上司の指導力が問われます。
  組織活性化のカギは「情報共有」にあるようです。
 情報はややもするとゆがめられ、都合の悪いものは消されるものです。特に上から下への情報は増幅され、下から上へは悪い部分が消され歪曲されがちです。
 組織(学校)の活性化は構成員(教職員)一人一人が自律し、行動し、切磋琢磨する土壌(職場)の肥沃度(研修意欲)に尽きます。組織の血液である情報の流れが悪くなることは組織の死活問題です。学校が活性化するためには、教職員の信頼関係が保たれ、情報がこまめに回すことです。子どもや保護者、地域の状況、教育委員会の考え方などの情報が共有されることが大事です。それをするのが校長・教頭の務めです。
                      (木目澤訓:牧野要約・加筆)
 
               

2026年4月30日木曜日

花だより 自由人になって1か月 モクレン 玉ねぎの苗の移植

 

 自由人になって1か月が過ぎました。
 朝起きる時刻、床に入る時刻は変わりません。朝食の時間もこれまで通りです。ただ給食がなくなったので、妻は昼食の準備が大変らしく「給食はありがたいよね」と言っています。変わったのは、ブログをゆっくり書けるようになったことと、掃除機をかける仕事を命じられたこと、9時半から散歩に出かけること、一日1万歩が目標です。これで午前中は過ぎます。午後からは書斎の片づけをしています。60で定年退職した時にも片づけをしましたが、「もしかして、この本や資料は使うかもしれない。」と取って置いたものを今回は思い切って捨てました。「これはリサイクルショップに売れるかも?」と思って持って行きました。すると、最高で100円、「持って帰るのも大変でしたら、ただで引き取りますよ。」と言われ助かりました。
 現役時代の資料は開かないようにしました。読み始めると片付けられないからです。片付けに飽きるとお世話になった人に手紙を書いたり、絵を描きます。訓子府で描き残したものです。「園長先生、まだまだ訓子府にはいいところがありますよ。ぜひ描いてください。」と頼まれたのを鵜吞みにしています。
 「充実した毎日ですね。」と言われますが、何か物足りなさを感じています。気が付けばブログの内容は、まだ教育関係や校長・教頭の心得のようなものばかりです。教育のことを考えたり、話すことがやっぱり好きなんだ。他のことはできない自分に気が付きました。
 先日、気の合う先生と久しぶりにお酒を飲みました。話の内容は、やっぱり教育のことでした。



2026年4月29日水曜日

花だより 「こんな部下は嫌だ!」 サクラソウ 女満別の水芭蕉 

 

 

 「こんな部下はイヤだ!」 ~日本の部長100人に聞く~(週刊「プレジデント」)
1 説明が長く結論をなかなか言わない。
2 指示待ち的な態度に終始する。
3 当然やるべきことをやっていない。
4 指示・命令通りでない報告をする。
5 独断専行で根回しが不足
6 自分の考えがない。
7 情報収集不足と解析不足
8 連絡・報告のタイミングがずれている。
9 対応策の提言を伴わない問題提起をする。
10 次のことが想定されているのに判断しない。

 部下を責めたり、愚痴る上司は、部下からは尊敬されないだろう。部下をどう教育するか、上司としての資質・能力が問われる。それが管理職です。学校経営で校長が教職員に求めるのも同じ。教職員を指導することが、子どもたちを教育することになるのです。  

   

2026年4月28日火曜日

花だより 「報告・連絡・相談」心得帖八策 ハナビシソウ ヤマブキ

 

 
 坂本龍馬の新国家の基本方針を示した「船中八策」が有名ですが、組織(学校)の活性化のために木目澤先生は、「“報・連・相”心得帖八策」を説きました。
1 指示・命令を受けた事柄について欠かせないのが「報・連・相」であること
2 ヒト・コトを惜しまないこと「分かり切っていることだろう」と過小評価して報告・連絡を怠ってはならない。習慣化すること
3 具体的・実際的であること 事実に沿って具体的に報告し、事実に忠実に再現すること
4 結論から話し、要領よく簡潔に行うこと 
5 「あれはどうなった」と言われる前に先手に報告すること
6 悪い情報ほど急ぐこと
7 時間がかかるものは、経過報告をして指示を仰ぐこと
8 情報は遅れると価値がなくなる。ただし早とちりしないこと 
                      (木目澤訓:牧野要約・加筆)
 「報・連・相」で大事なことは、気配り、目配り、心配りであること。教頭や教職員に「報・連・相」がなぜ大事か、教頭先生や教職員には、具体的に説明することが大切です。

2026年4月27日月曜日

花だより 昭和100年を考える  ヤマブキ マーガレット

 

 
 私は小学校教員でしたが、大学では中学・高校の社会科免許(日本史専攻)を取得しました。当時、北大から来た南部 昇先生(日本古代史)から「歴史学と史実、歴史教育はすべて違う」また、「特に明治まではやっと歴史になりつつあるが、それ以後の近代・現代史は歴史とは呼べない。」と講義で聞いたことがありました。
 昭和100年を迎え、平成、令和と時代が変わり、やっと昭和が歴史になりつつあります。私自身も人生の半分は昭和です。
 ~昭和100年記念式典考~ 読売新聞 4月21日
    筒井清忠:帝京大学学術顧問(日本近代史)
 「昭和史の見方も多様で議論は尽きない。自由民主義国家として好ましく、無理なくまとめてもよいとの立場だが、昭和や軍人に関する書籍には誤りが多い」といい、正確に昭和史を残し、広めることを望んでいる。
 「間違いからは学べないので正確に歴史を尊重する機会にしてもらいたい。それが先人の苦労をしのぶことだ。」と主張している。
 ~消えた暮らし方にも学びを~
 昭和を回顧する営みは、また将来の活力の源泉ともなると指摘する。というのも昭和の高度経済成長期には、人々はほとんど和服を着なくなり、夏は蚊帳や冬のこたつなど暮らし方が消えていった時期でもある。一方で、そんな江戸期からの生活様式を便利な生活と引き換えに捨ててしまったことに対する哀惜の念も強かった。それが昭和への郷愁の背後になると筒井氏は説明する。
 「過去を振り返るとは、当時の生活から未来に活かせるものを探し求める行為です。昭和の記憶は徐々に薄れていきます。自然に溶け込んだ日本人の生活を思いを懐かしむ機会は、デジタル化・IT化が進むにつれますます増えるでしょう。昭和100年記念事業の意味の一つはそこにあると思います。

 

2026年4月26日日曜日

花だより 教頭先生への願い・期待 キリシマツツジ ヤマブキ

 



 教頭先生への願い・期待
 大きく成長した企業には共通した「4つのション」があります。
①vision(夢)② passion(情熱)③ decision (決断)④ action(行動)です。
 これは学校経営にも通じるものです。成果を上げている学校では、校長の思いや願い、考え方、指示が確実に教頭に伝わり、協働して進められています。
 学校経営の充実ために教頭先生に期待したい5つのこと
1 自分自身に「自信」をもって仕事に当たる。教頭先生の自信なさげな言動は、職員や保護者、子どもたちに不安感を与えるからです。かといって、威張る、偉ぶる、上から目線で言うことではありません。教頭らしく「威厳を備えよ」ということです。
2 「わかりません」「聞いていません」「引き継いでいません」と言う前に、「教頭としてどうあるべきか、どのように処理すべきか」を念頭におくことです。
3 校長が「こうした」という発言は「職務命令」に等しいと受け止めることです。
4 気力、体力、知力を備える。体力は普段の健康管理から生まれます。体力がなければ知力も気力も維持できません。
5 決断は「危機に追い込まれた時」と「今は順調だが、リスクを覚悟で将来のために新しいことをする時」があります。「全員一致の決済は、決断ではない」職員会議は校長が主催するもので、最高決議機関ではありません。最終判断は校長が行うということを踏まえておくことです。
 校長先生が自校の教頭先生を高く評価し、「一日も早く校長に採用されることを願う」 
こう言う校長も高く評価されるものです。教頭先生を生かすも殺すも校長先生次第です。
                         (木目澤訓、牧野要約・加筆)
               散歩コース 石北公園通り


2026年4月25日土曜日

花だより 4月23日は「子ども読書の日」でしたが… オホーツクにも花の季節

 
  レンギョウが満開です、桜が咲きました。オホーツクにも花の季節がやってきました

4月23日は「子ども読書の日」でした。
  2001年に施行された「子どもの読書活動の推進に関する法律」で毎年4月23日に定められました。優れた読書活動をする学校や図書館、団体、個人の表彰など、」各地で子どもと読書に関するイベントが開かれました。
 これは読書好きな児童生徒の割合が減少傾向にあるという危機感から生まれたものです。
全国学校図書館協議会の調べによると、1か月間に一冊も本を読まない児童生徒の割合は、2025年、小学生9.6%、中学生24.2%、高校生が55.7%を占める。いずれも10年前よりも3.8~10.8ポイント増えています。要因の一つにスマートフォンの所持率や利用時間の増加があるとみられています。
 読書の効果は多様です。これまでも言われていたように批判的思考力や主体的行動力、認知機能などは、子どもの頃の読書量が多い人とそうでない人よりも高くなる傾向があります。毎年実施している全国学力・学習状況調査でも、読書が好きであるほど平均正答率が高い傾向にあります。
 子どもだけではありません、大人も本を読みません。町の本屋さんが姿を消しました。図書館にわざわざ本を借りに行く人やネットで本を購入する人は元々本好きな人で限られています。スマホさえあれば情報はすぐ得られる時代に、子どもにだけ「本を読みなさい」と呼び掛けても問題は解決しないように思います。

                         

2026年4月24日金曜日

花だより 4月24日は「植物の日」 牧野富太郎(植物博士) 自然や草木から学ぶ ミヤコワスレ タンポポ

 


                           一足早く歩道の隅に咲いたタンポポ

 4月24日は「植物の日」、植物学者牧野富太郎博士の誕生にちなんだものです。
 牧野博士は生前「ある受刑者の告白を聞いて感じ入った」と言っています。
 「殺風景な刑務所生活で、一本の草、一本の木が憩いの場を与えてくれ、未来の明るい期待と希望を抱くようになった。」というものです。
 「春が来れば芽を出し、花を咲かせ、秋には実を結ぶ植物、それを見て、自然には、きちんと決まった規則があり、草木はそれをきちんと守っている。人間にも人間としての守らなければならない道があることを教えられた。」と、その受刑者は、植物から未来への光明を得たというのです。
 アメリカの刑務所で農作業をやらせたら、しばしば起こる暴動が収まったという事例があります。先人の遺訓が人の心に染みることもあるでしょうが、それ以上のものが植物の生長や自然界の現象には秘められているのではないかと思います。
                         (日本農業新聞より抜粋 牧野要約・加筆)
 生活科で植物を育てるのは、こんな効果を期待しています。
  「花は美しい それがわかる心が美しい」
   「雑草という草はない それぞれちゃんとした名前がある」 (牧野富太郎)
 


2026年4月23日木曜日

花だより 「報・連・相」ダ・ネは、なぜ大事なのか(「情報は組織の血液」) 辛夷 オオバナノエンレイソウ

 
石北通りのコブシが満開

  「報・連・相」ダ・ネは、なぜ大事なのか
 「情報は組織の血液」と言われます。「上司を殺すには情報を絶てばよい」と何とも物騒な言葉があります。それほど情報は重要だということです。
 「報告・連絡・相談」が大事だとよく言われますが、これに加えて「打診・段取り」「根回し」を加えると完璧です。
 「根回し」は、樹木を移植する時、周囲を掘って主根(大事な根)を残して他の根を切り、ひげ根を発生させ移植し易くする作業のことです。
 あらかじめ関係者に説明し、理解と協力を求めおくことで、仕事の手際がよくなります。仕事のできる人は、「根回し」がうまいのです。
 「詰めが甘い」「詰めが足りない」という言葉があります。多くの情報を集め、それらを分析・検討し、よりよい処理方法を見つけ出し、解決を図ることが管理職(校長・教頭)には求められます。そのためには「タテ・ヨコ・ナナメ・ウシロ」など多角的に深く検討して“詰める”ことが必要です。
「報告・連絡・相談」は、なぜ大事なのか? 職員に言うときには、具体的に説明することです。  これらの総体が管理職評価であり、仕事ができる人か否か問われます。(木目澤訓)
   「 根回し」は、日本独自のビジネス習慣です。不測の反対を防ぐメリットある一方で、非効率で不透明な「悪しき習慣」と批判されることがあります。高市首相は「根回し」よりスピードを重視しています。高い支持率を背景に与党内からの批判をかわしていますが、そうした文化の中で育った人間にとっては抵抗感を感じることでしょう。

2026年4月22日水曜日

花だより 新任教員、校長・教頭先生へ 「あ・た・ま・の・け」を大切に シャガ 最新の玉ねぎの移植機

 




         最新の玉ねぎの苗の移植機
 
新任教員、校長・教頭先生へ 「あ・た・ま・の・け」を大切に

“あ”は「明るく」~明るい笑顔は、必ず誰かの薬になっています。
“た”は「楽しい」~楽しいは笑い。楽しく仕事ができるような心構えが大事です。
“ま”は「前向き」~上を向くとは諦めること、下を向くとは落ち込むこと、横を向くとは人と比べること 後ろを向くとは後悔すること それよりも前向きな姿勢が大切です。
“の”は「飲み食い」~食べなければ健康を保つことができません。忙しい中でも“飲み食い”を通して情報を得る。コミュニケーションを深める。
“け”は「健康」と「研修」~“健康に勝る宝なし”どんな立派な学歴で、立派な職業にある人でも、健康を損ねると全てが崩れてしまいます。
◆教師として研修は言わずもがなです。教育を預かるうえで研究と修養がなくては教育者とはいえません。
 私も70歳になって「あたまのけ」を大切にしています。白髪は増えましたが、まだハゲてはいません。洗髪後は、薬用育毛トニックをシューしてマッサージをしています。外出時は帽子(退職時に先生方からプレゼントされたハンチング)を被ります。

2026年4月21日火曜日

花だより 「人との出会い 自然との出会い 本物との出会い」 ミヤコワスレ ツツジ

 

 
        石北通り ツツジ満開
 本物と出会うことは、学校教育の原型ではないかと思います。
 自然は無償・無料の教育の財産であり、自然に接することにより、人間の情操の根幹が育つと考えるからです。また、知識と共に知恵を身につけ、社会性や共生の心を育てるためにも“人との出会い”が必要です。学校教育は、本物と出会ってその良さを感じ、本物を学んだり、身に着けたりすることの厳しさを知ることなど、実体験との出会いを重視すべきです。
~SNSなどバーチャルな体験をあまりにも早い時期にしてしまうと大事な感性が育たないし、体をしっかり作ることができない。~
 ゲーム機の影響がどうか判断しかねますが、“人が死んでも、また生き返る”と答えた小学生の割合が話題になりました。最近、親が子を殺害する。子が親を殺めたりする戦慄するような事件・事故が絶えない。学校もモンスターペアレンツとかクレーマーの対応に苦慮しています。価値観の多様化とはいえ、急激な社会変化の中でだれもが戸惑っています。しかし、人生経験や体験を積んだ大人に比べ、むしろ、大変なのは子どもたちではないでしょうか。
 鑑みて、「教育のプロである教師は、保護者に対して子育てについても、保護者には自ら子どもと共に学び、共に育つ」“教育は共育”ということについて、適切にアドバイスができるような教師になるよう、汗をかくことを忘れてはならないと思います。
                      (木目澤訓 牧野要約・加筆)