2026年9月23日水曜日

花だより 連休に札幌 オオケダテ サフィニア

 

 娘に会いに札幌に行ってきました。大通公園でオータムフェスタをやっていると聞いて、北海道各地のうまいものを食べようと出かけました。ところが人、人、人…、どの店も長蛇の行列、イートインも満席状態、価格も決して安くはない! これには田舎者のじいさんは、意欲、食欲をなくし、結局駅地下の食堂に入りました。シルバーウイークで旅行者も多く、物価高、消費減退はどこ吹く風?
 札幌駅構内と周辺は至るところが工事中、都会は常に変わっていき、地方はどんどん衰退していく。若者のファッションにも目を奪われ、地方では感じることのない活気を感じてきました。≪写真≫、朝7時散歩に出かけ、人もまばらな大通公園と札幌テレビ塔にホッとしました。

2026年9月21日月曜日

花だより 「敬老の日」の長寿饅頭 ハロウィンカボチャ ナナカマド バーベナ

 

  近所の菓子店に“『長寿饅頭』好評発売中”とあって「敬老の日」だと気づいた。
 「老人」の定義は、「前期高齢者65歳から74歳」「後期高齢者は75歳以上」となっているので、自分は前期高齢者になる。若者に「シニアといえば何歳?」と聞くと“60歳以上”と答えるが、60代から70代に聞くと“80歳以上”と答えるという。
 今の70代は、元気に働く人がたくさんいる。「健康で働いているうちは、老人扱いしないでくれ!」ということだろう。
 「じいちゃん、去年まで『敬老を祝ってくれなくいい!』と言っていたけど、70を過ぎたから、これ着なよ!”」と、今流行のリカバリーウエアーをプレゼントされたので、ありがたく頂戴した。「敬老」は、孫の誕生をきっかけにするケースもあるようだ。
 散歩をしていると、火ばさみを持ち、ゴミ拾いをしながら歩いている同世代と思われる人と出会った。工事現場にも結構年配の人が働いている。毎日、一日8時間働かなくても、自分の体力(能力)に合った働き方ができればと思う。
 「敬老の日」とは、“年長者を敬う日”であるが、祝ってもらう方は、世間様のお世話になるだけでなく、まだ人のため世のためになりたいと自覚する日でもあると思った。



2026年9月20日日曜日

花だより 不登校対策~習慣 ルーティーン 当たり前 ハンショウヅル コスモス ツユクサ スターチス

 

 ウオーキング(散歩)が日課になっています。近所のこども園の散歩に出会した時、園長時代の習慣で「おはよう、今日も元気にがんばったね!」と声をかけてしまいました。
 毎朝、神社にお参りしてから出勤するサラリーマン風の人がいたり、呉服店のご主人は、朝早くから店先をきれいに掃除しています。「習慣」を調べてみると、長い期間繰り返し行うことで無意識にできるようになる個人の行動様式で、同じような言葉の「ルーティーン」は、決まった手順で行う所作で、順番が決まっている。神社のお参りは、「ルーティーン」で店先の掃除は「習慣」ということでしょうか。
 どれくらいで習慣化されるのか? 行動として定着するには約66日かかるというロンドン大学の研究があります。
 「何のために学校行くのか?」、「なぜ勉強するのか?」 
 だいたいが不登校になりがちな子、勉強のできない子が言う場合が多いです。また、ある子に「何のために学校に行って、勉強するの?」と聞くと、「そんなの当たり前のことでしょ。」と答えました。
 “右足を出して、左足を出すと歩ける”、“夜になって目を閉じると眠れる” お笑い芸人の「当たり前体操」が流行したことがありました。
 不登校の生徒に、≪なぜ学校に行かなければならないのか≫その理由を説明したからといって、学校に行き、勉強するようになるでしょうか?
 不登校の原因は十人十色で解消するのは簡単ではありませんが、学校に行って、勉強するのは、歩くことや朝、顔を洗い、歯磨きすることのように習慣化されて当たり前になっていることが大事なように思います。
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2026年9月19日土曜日

花だより 拒絶されるのは嫌だけれども… ひまわり ホウヅキ リンゴ

  ~拒絶に対処するスキルを教える ~
 どの子どもも拒絶を経験します。相手は兄弟姉妹を含めて他の子どもである場合が多いですが、ときには大人も「あっちへ行け」というようなことを言うものです。これを「いじめ」と捉えてしまいがちですが、そんなときのために、拒絶に対処する技術を教えておくことが大切です。たとえば、拒絶の理由にはさまざまあるということ、「相手に拒絶されても、それは相手の問題で、あなたが悪いわけではない。」と教える。
  ≪それぞれに対して、どう対処すべきか?≫
〇相手が忙しいのなら、「またあとで遊ぼう」というように教える。
〇相手を怒らせる言動をしたら「ごめんなさい」と言うようにしつける。たいてい、本人は「自分は何もしていない」、「ぼくは悪くない」と反論しますが、「たぶん、あなたは何かをしたのだけれど、自分では気づいていないだけなのよ」と諭す。
〇相手が嫉妬しているのなら、正しいことをしても、やっかまれることがあるという現実を教える。
〇相手の機嫌が悪いなら、「しばらくそっとしておいてあげなさい」と諭す。
〇相手が間違ったしつけをされているなら、自分の子どもには正しいしつけをする。
〇親が人種や宗教、収入、障害などで他人を差別するなら、子どもも同じように偏見を持ちやすくなります。その場合、自分の子どもには「いつでも明るく、誰に対しても親切に接するようベストを尽くしなさい」と教える。
 子どもが誰かに拒絶されたときは、自分の価値が否定されたと感じないように配慮する必要があります。人によって好き嫌いがあり、意見や趣味が異なるので、うまの合う子と合わない子がいるという事実を指摘して励ますといいでしょう。
 拒絶に対処する技術を教えることで、子どもに二つの恩恵を与えることができます。一つは、子どもに大きな自信を付けさせること。もう一つは、子どもの自尊心が傷つけられそうになっても、それを維持できるようにすること。この二つです。
    子どもが育つ!簡単で大切な50の方法 ジャン・ダーガッツ著より
    「いじめ」の芽はこんなところにあるように思います。
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2026年9月18日金曜日

花だより 算数・数学の好き・嫌いとAI ジンジャー タマスダレ

 


 AIが数学の未解決問題を解いたことを受け、世界の数学者25名がAIを使って数学の難題を説く行為を非難する声明を発表した。数学は「人類の縮図」と呼び、AI企業の目標とは「著しく隔たりがある」と指摘した。その上で「問題解決は、概念的な理解と洞察という本来の目的を達成するための手段に過ぎない。」とした。
 数学の理解や新しい発想、人材育成という研究本来の目的を損なう恐れがあるとして「科学や数学界に有害だ。」と訴えた。(読売新聞9月13日)
 「ぼくは数学が嫌いだ。A-(ーB)がどうしてA+Bになるのか意味が分からない。」と中1の生徒に質問された。例えば、1日の最高気温が25℃、最低気温15℃なら気温差は25-15=10になる。ところが冬になって最高気温が10℃で最低気温が-5℃の日の気温差は、10-(-5)=10+5=15になる。「こんなことは生活する中でよくあること」と言うと「大人が分数の計算をしたり、三角形の面積を求めるのを見たことないよ。」と反論してきた。
 “そう考える人は、AIを歓迎するだろう。しかし、算数・数学を学ばなければ、人は論理的に考える力、筋道を立てて解決する能力を失ってしまうことになる。”と生徒に説明しても、なかなか響かない?
 数学が得意な生徒は、「答えが出たときが快感だ!」と言う、それは解答を導き出すまでの過程が好きだということだろう。算数・数学きらいにしないことが先生の役目だと思います。

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2026年9月17日木曜日

花だより 「校長先生、真似るのはダメなんですか?」 花テント(網走) 百日草 

 

     開運!なんでも鑑定団』(テレビ東京) 偽物にがっかり!
 様々な人が持っている「お宝」を陶芸や古美術品・アンティークなど骨董の専門家が鑑定し、値段付けを行うバラエティー番組、毎週欠かさず視聴しています。意外なものが高価な鑑定結果を得たり、高価だと思われていたものが偽物などで安価になってしまうという意外性や鑑定物に対する蘊蓄(うんちく)がおもしろい。鑑定の結果、埋もれていた芸術家や芸術作品が発見され高値が付くこともあります。特に掛け軸は、有名な作者ほど偽物(贋作)が多く、二束三文の値が付きます。
 「偽物ですが、よく描けていますので、床の間に掛けて楽しんで下さい。」と鑑定士に言われて憤慨する人はいません。自分の目利きの無さを反省するのです。
「真似るのはダメなんですか?」
 「学ぶ(まなぶ)」は「まねる」から来ていると言われています。書や絵(日本画)は、お手本を写すことから始まります。また、俳句の世界では、一字違うとオリジナルになるといいます。日本人は、元々そういうことには寛容なのかもしれません。真似たり、写したりすることは決して悪いことではありませんが、それを偽ってオリジナルだと言ってはいけません。
 毎日のように≪どんなものでも買取り、無料査定いたします≫のチラシが入ってきます。一度、アクセサリーや使わなくなった時計を持っていったことがありました。「お客さん、これはお買取りできません。」と言われました。我が家には鑑定団に出すような品は残念ながらありません。

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2026年9月16日水曜日

花だより 若手を育てる 今どきの先生は「3ない」 ホウセンカ 百日草 イヌリンゴ 網走花テント

 

 ある教頭先生から「新卒教員をどう指導したらよいか困っています。気軽に飲みに誘うと断られます。」と相談されたことがありました。
 今どきの先生は「3ない」
1 若い先生は聞かない
2 先輩は教えない
3 職員室ではパソコンしか見ない

 ちょっと前までは、1 読まない 2 買わない 3 自分からは何もしない(三無主義)」と言われましたが、今の時代、分からないことや、知らないことは、AIが即答してくれます。聞くより速いし、遠慮がいらない、分かり易い。大学の講義ではノートを取らない、板書はスマホで撮り、講義は録音したらAIが要約してくれる。そんな時代になったのだから、若手教員の育て方も変えていかなければならないでしょう。
 「教えないコーチが、名コーチである」 “答えを押し付けるのではなく、考えさせ、気づかせる指導法こそが優れている” 野球界の野村克也監督や落合博満監督はこうした指導法を説いています。
 新卒の頃、字が上手な先生の板書をこっそり観に行ったことがありました。物語教材の指導が上手な先生の真似をしました。運動会の全体指導が見事な先生に憧れましたが、直接教わったことがありません。
 若い先生をどう指導したらよいか分かりませんが、今までのやり方では通用しません。
「網走花テント」ミステリーツアーの場所になっています。

 
 
 

2026年9月15日火曜日

花だより 北大創基150年 新たなクラーク像 スターチス ランタナ ゼニアオイ ダリア

 

 孫から羊ケ丘展望台のクラーク像と同じポーズの写メが送られてきました。
 自分も子も孫もエルムの森で学ぶことは叶いませんでした。せめてその気分を味わうため、札幌に行ったときは北大構内を歩き回ります。
 農学校開校から創基50年の1926年に北大構内に胸像が、同100年の76年に「さっぽろ羊ケ丘展望台」に立像が設置され、150年になる今年9月12日、新たなクラーク像(馬上から学生に別れを告げる様子を表したブロンズ像)が「ボーイズ・ビー・アンビシャス(青年よ、大志を抱け」の名言が生まれたとされる北広島市に設置されました。
 「Boys  be  ambitious」 クラーク博士の有名な言葉の意味には、さらに深い意味が…
 お金のためだけではなく
 また自分本位の欲望を満たすためだけでなく
 人が名声を呼ぶ儚く消えるもののためではないことに
 大いなる大志を抱け
 人として、こうあらねばならないということ
 すべてを実現しようとする
 そういう大いなる大志を抱け
 北海道農業と北海道の教育(開拓魂)に与えたクラーク博士の精神は、現在も引き継がれています。北大生ではなくても教育者の端くれとして、学級経営や学校経営の置き換えてみても“大いなる大志を抱け”の精神を引き継いでいかなければならない思います。
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2026年9月14日月曜日

花だより 逆境をくぐってきた人は、底力が違う 張本勲氏と脳科学 あさがお セッコウボク コリウス

 

 逆境をくぐってきた人は、底力が違う
 安打製造機と呼ばれ日本野球界初の3千本安打を達成した張本勲氏が9月9日86歳で亡くなった。長嶋さん、王さんたちと同世代で張本さんの現役時代の凄さを知っている人は少なくなりましたが、晩年はサンデーモーニングのスポーツコーナー解説者として「喝!」「あっぱれ!」と一刀両断する野球界のご意見番で頑固なおじさんとして人気がありました。
 育ててくれた母親に恩返しを誓い、被爆や大ケガ、貧困といった逆境をはねのけ不屈の精神で野球人生を送ったからこそ、「喝!」「あっぱれ!」に迫力と説得力がありました。
 ~「何度も修羅場をくぐってきた人は、人間としての底力が違う。人には逆境があった方が脳のためによい。逆境を乗り越える経験が人を強くする。逆境を経験せず、常に順法満帆で歩んできた人は、脳を鍛える機会に恵まれなかった分、人間として脆いという。ただし、不幸や逆境が人格を磨くこともあれば人格を歪めてしまうこともある。逆境に直面した時「よし、乗り越えて見せる」と思った瞬間に脳も闘う能力をなる。しかし、「ああ!もうダメだ」とあきらめてしまったら、その瞬間に脳も逃げの方向に変わってしまう。~「脳科学の『祈り』」(脳科学者:中野信子著より)
 張本さんは、4歳の時大ヤケドで指の一部が内側に向かったまま真っすぐに伸びない。そのことを引退後、「打撃の神様」と呼ばれた川上哲治さんに見せると「お前、こんな手で…」と絶句して涙ぐんだという。いくつもの逆境を乗り越えた不屈の野球人生に「あっぱれ!」
 

2026年9月13日日曜日

花だより 「子ども食堂」と「習い事」 千日草 百日草

 

 “お笑い芸人やすこの夢「こども食堂」を「ヒロミリフォーム」(日テレ24時間テレビ)で叶える”を見て思ったこと
 「子ども食堂」は、子どもが一人でも行ける無料または低額で食事を提供するだけでなく、孤食の解消や地域の交流の場になっていて、全国各地で盛況らしい。特に夏休みは、給食がないので1日2食だけの生活をおくった子どもが多く、子ども食堂を利用者が多かったという。それだけ生活が困窮している家庭が増えている。
 ところが9月9日の読売新聞に「≪習い事≫未就学児の3人の2人(関東地方)月額費用1万5千円」という記事があった。調査会社によると、習い事の内容は、スイミングスクールが約3割で一番多く、他に体操や英会話、ダンスが人気。幼稚園や保育園で外部講師による習い事ができる機会が広がったことが背景にあるという。
 1か月の費用は、3~6歳児までの未就学児が14,847円、小学校低学年が15,403円、高学年になると23,689円だった。「早いうちからいろいろな体験をさせたいというニーズが増えている。」と分析している。これに学習塾などの費用が加わる。
 食事もままならず「子ども食堂」に通う子もいれば、裕福な家庭で習い事をする子もいる。その差がPISAの学力差に出ている。こうなると学校教育だけでは解決できない問題である。子ども食堂に行きながら、習い事をしている子もいるのか?
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2026年9月12日土曜日

花だより デジタル化をいち早く取り入れた北欧のPISA結果 花テント キキョウ 百日草

 

  
 教育のデジタル化を見直す北欧諸国は、今回のPISAの結果はどうだったのか?
 ノルウェーは16年以降、デジタル端末を使った授業が急増したが、その結果、PISAの成績低下が目立ち修正を図ってきた。しかし今回もまた下位に低迷している。アナログ回帰を図っているスウェーデンも3分野で前回より順位を下げた。60年代、トップクラスのフィンランドは、紙の教科書に戻す動きが出ているが、今回は科学13位、読解16位、数学23位だった。3か国は3分野すべて平均点が下がった。特に読解力で低下が目立ち前回よりも16~24点低くなった。
 得点低下は、北欧諸国だけでなく世界的に起きており、デジタル化の影響を含めて要因を分析すべきである。調査対象の北欧の高校生は、デジタル化の進む中で学んできた世代であり、政策の見直し効果は、中長期的に見ていく必要がある。(9月9日 読売新聞)
 これまで教科書のデジタル化に反対を唱えてきた読売にしてみれば「それ見たことか…」の結果となった。しかし、デジタル化の流れを止めることは難しい。どう使うと良いのか愚小には分からない。AIに聞いてみてはどうか?
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2026年9月11日金曜日

花だより 世代交代することは避けて通らない シオン ヤグルマギク ショウメイギク サボンソウ

 

 「世代交代することは避けて通らない」
 教頭として支えてくれた先生が校長になり、来春定年を迎える。
 新採用教員の力量育成や管理職の職能向上を見ると、どのような学校や校長に出会い、どのような教育環境や職場で仕事をしたかによって大きな違いが出るように思います。
 専門職としての教員の力量形成(成長)のスピードは十人十色であることは当然として、校長の期待としては、部下職員に対して成長を願えば願うほど大きく膨らみます。しかし、一方期待される側は、大きなプレッシャーであったり、大きなお世話と思う人もいないとは限りません。それにしても尊敬や信頼関係なくして人は学ぼうとしません。「若手を育てるとは、自分自身を磨くことに他ならない」これも木目澤先生の言葉です。
 今管内で輝いている校長がいます。彼は若いころから生活総合の研究団体で常に新しい課題に挑戦していました。教員を育てるには、人間関係の醸成の下、研究団体への加入勧誘と研究団体の活性化を図ることも大事だと考えます。変化の激しい時代です。古い考えはもう通用しません。常に新しい情報を得ることが大事です。自分の過去の実践を自慢げに話すのはもってのほかです。ベテランから若手に権限を委譲する「世代交代」が今求めれられています。

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2026年9月10日木曜日

花だより PISA結果公表(上位と下位の格差大?) ヤマブドウ レンゲショウマ 花テント キキョウ 百日草

 


 PISA(国際到達度調査)の結果が公表されて、学習3分野で1位
 日本の学力は、高水準を維持していることが証明されました。一方で、低得点層は、6段階ある習熟度別レベルで日本は最下位、義務教育の基礎的な知識や技能が身についていない。低得点層が増加、義務教育の基礎定着難航、スマホ影響、家庭支援低下による学力低下が心配(9月9日読売新聞)
 ≪学校教育では限界≫
 高得点層は、おそらく学習塾や私立の学校に通うような生徒に違いない。義務教育(公立学校)は、低得点層の底上げが使命だろう。多くの生徒がスマホの長時間利用をやめられないことで、学習時間が顕著に減っている。学校で指導しても生徒には響かない。問題意識の低い家庭もあり、長時間利用は保護者の意識と強く連動しているので、学校の指導には限界があるというのが現場の声のようだ。
 家庭環境も影響している?
 生徒向け質問調査によると、保護者の学歴や所有物など家庭環境の指標が低いほど低得点層の割合が高い。保護者が「今日は学校で何したの?」などと生徒に声をかける頻度が高いほど家庭の支援が手厚いほど得点が高い傾向にあるという。
 結果に一喜一憂することなく、学校は中身をよく分析し、通信などを通して保護者に分かり易く伝える努力が必要だろう。       
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2026年9月9日水曜日

花だより 『稽古』と「練習」の違い ナナカマド クルミ オオツリバナ ヒマワリ

 読売新聞の連載『時代の証言』、現在は相撲界で活躍した小錦さん(ハワイ出身)です。親方から「体を活かし、回しは絶対取るな!プッシュ、プッシュ、前へ前へ…」と毎日毎日、厳しい≪稽古≫に明け暮れたと回顧しています。
 武道とか華道、茶道など、『~道』と付くものは、練習とかトレーニングとは言わずに『稽古』といいます。なぜだろうと思い改めて調べてみました。
 「練習」は“技術や能力を向上させるための一般的な反復運動”であり、『稽古』は、“伝統的な芸事や武道など、師から教えを受け、精神や文化も含めて身に付ける行為”とありました。
『稽古』の中には≪見取り稽古≫というのがあります。“先人がどのようにして、その境地に至ったのか、どうしたらその境地に達することができるのか、考えながら観察して学ぶ」というものです。
 茶道であれば“千利休はどうあって、あの境地に至ったのか」を念頭に作法を行うといいます。『道』には、≪人が守るべき道理、道徳、教え≫という意味もあります。
 日本の野球はベースボールではなく「野球」だといいます。特に高校野球は教育的側面が強く「野球道」という人もいます。
 教育(教師)も「稽古を積む」ことではないかと思います。若い教員は、先輩の指導法を見て学ぶ、教頭先生は、校長の所作を見て学ぶ、校長は保護者や地域の人たちとの関りから自らの高みを目指して励む。「教育道」と言ってもいいかもしれません。
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2026年9月8日火曜日

花だより 管理職(LEADER)とは? オオアワダチソウ ヤマハギ ハツユキソウ ナナカマド

 


  管理職(LEADER)とは? 【管理職心得】
 Leed~導く、先導する。 率先垂範するとスタッフは次第についてくる。
 Education~部下を教育・指導する。どんなに価値ある石も磨かなければ光らない。
 Aggreseive~積極的・意識的に行動する。自ら汗をかき、アクションを起こさない限り
       何も動かない。
 Dream~夢や目標を持つ。明確な目標を示し、前向きに取り組む。
 Excite~興奮や刺激、緊張感を持ち、常に全力投球する。
 Response~応答、反応、スピード感をもって正確で誠実に対応する。
                   *企業のリーダー研修会資料から
 管理職になるということは、プレイヤー個人としての成果追求から、「組織全体で成果を上げる」というマインドへの転換が大事です。ですから、過去の成功体験を手放す。「伝える」より「傾聴」すること、信頼して任せることです。これがなかなか難しい。「名プレイヤー、名監督にあらず」とよく言います。
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2026年9月7日月曜日

花だより 知識を使いこなす東大王 玉ねぎ オシロイバナ

 


 《知識の詰込み》から《知識を使いこなす力》を育てる教育へ
   奈須正裕先生に聞く
 これまでの伝統的な学校教育が「有能さ」を伸ばしていたかと考えると、必ずしも伸ばしていないというのが結論です。膨大な知識や技能を教え込みますが、知識や技能は「有能に」問題解決する際の武器や道具、材料に過ぎず、たくさん持っていても、それを上手に使いこなせなければ意味がない。いわゆる宝の持ち腐れです。「もっている宝は全部うまく使えるようにしよう」というのが「有能さを伸ばす教育」です。
 かつては、知識を持っていること自体が競争的にも価値のあることでしたが、AIが発達し、知識や情報自体には、いつでも、どこでもアクセスでき、誰でも習得できるようになりました。知識の所有が「有能さ」に占める比率は、どんどん下がっています。
 例えば、計算機のなかった時代は、早く計算できることが大事でした。しかし、今は計算ができることより、その仕組みをよく理解し、応用できることの方が大事です。そういう方向へ学力の質を移行させようというのが「資質・能力の育成」や「主体的・対話的で深い学び」なのです。 
 「東大王」というクイズ番組がありました。東大クイズ研究会に所属する彼らの圧倒的な知識量に驚くばかりです。それ以上に感心するのは、早押しクイズでは、問題の途中であるにもかかわらずに答えたり、分からない問題でも、これまでの知識から推測して正答を導き出す能力です。「もっている宝を全てうまく使っている」「有能さを伸ばしている」さすが東大生と感心するばかりです。
 小学生に、「計算が速くできたり、漢字を正しく書けてもそれを使いこなせないといけません」と指導して本当に良いのでしょうか? 大した知識や経験もないのに、理屈だけこねる子どもが増えやしないか心配です。知識や経験があって正しい判断力が養われると思います。

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2026年9月6日日曜日

花だより 教育が大きく変わる 次期学習指導要領 ミニトマト ミョウガ

 

 次期学習指導要領の大枠が固まり、各校の裁量で授業時数(コマ数)を増減できる「調整授業時間割制度」が小中学校に導入される見通しとなった。教え方や時数管理などに工夫が必要となることから、学校や教員には的確なかじ取りが求められる。
 新制度では、全教科を合わせた総コマ数は減らさないが、教科のコマ数を最大15%減らせることができるようになる。また、1コマあたりの時間を45分から40分にすることも可能になる。反面、学校の裁量が認められる一方でカリキュラムのバランスが崩れてしまい学校間格差の可能性も懸念される。さらに削減が難しい教科として現場からは、算数を上げてる意見が8割と突出して多かったことから算数ばかり増えてしまうのではないかと心配する向きもある。
 土曜日も授業があった時代、授業日数、総授業時数は今よりずっと多かった。詰め込みと批判され「ゆとり教育」が始まったが、その時の方が「ゆとり」があった。担任の裁量で10時間配当の単元を9時間で終わらせ、単元テストでつまづきがあったところを補習することもできた。余裕時数で学級指導や学校行事の取り組みもできたし、標準授業時数を下回ることはなかった。
 今回の改定は、“総授業時数は変えずに、やることは増やす。後は各学校で工夫しなさい”ということだ。さらにAI情報の使う力も育成しなければならない。IT分野の変化は凄まじく速い。不慣れが教員も少なくない。人材確保と研修や外部人材の活用など環境整備が急務だ。現場の先生は、さらに大変になる。これにやりがいを感じ、教員を目指す若者が増えるだろうか? 
           土曜日 神社境内と周辺を掃除するお年寄りの皆さん
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2026年9月5日土曜日

花だより 校長先生て何してるの? ヒマワリ 百日草 イヌバラ

 

  1年生が「がっこうたんけん」で校長室にきたとき、「校長先生は、ここで何してるの?」と質問されて困った。担任の先生は、勉強を教えてくれる。教頭先生は、職員室で忙しそうに働いている。校長先生は?〟と疑問に感じたようだ。担任の先生が「学校で一番偉い人だよ!」と説明してくれたが、「偉い人」とはどんな人だろう?さらに分からなくなったようだ。
 「校長とは何するものぞ?」
 一 上に立つものは、偉いものではない。辛いものと思え、それに耐えられない者は下り
   るべし。
 一 上司の命令のみにあくせくしている姿は、主体性がなく哀れである。職員にあれこれ
   要求され突き上げられて、うろちょろしている姿は、なお哀れである。
 一 いつも重大な任務を背負っている。児童生徒を預かって意図的、計画的に一人一人の
   よりよい成長を願っている。公立学校の最高責任者であることを自覚し、校長個人の
   思いつきや人気取りではその使命は果されない。
 一 与えられたヒト・モノ・カネの中で校長は今何ができるか、そこに「校長は何するも
   のぞ」の問いが生まれる。(道小校長会研究大会の資料から)
 「校長先生は大変なんだ!」と言う必要はまったくない。不思議な存在でいいのだ!
       
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2026年9月4日金曜日

花だより  「子どもと向き合う」とは?  ブドウ 9月のロビーの花

 「子どもと向き合う」とは? 
 「子どもと向き合う時間がとれない」「子どもの悩みに向き合うことが大切」などと、生徒指導の場面での児童生徒とのかかわりを考えたときに頻繁に使われる言葉です。子どもとの向き合う時間を確保するための働き方改革です。しかし、「向き合う」とは、具体的にどうすることなのでしょう?
 今日の社会では効率よく結果を出すことが求められ、問題解決のために手早く正解を得ようとする傾向が見られます。そのせいで解決が難しいと思われる問題に出合うと思考停止に陥り、通説や多数意見(AI)に飛びついてしまうことが少なくありません。「向き合う」とは難しいことです。なぜなら子どもは一人ひとり違うからです。一つのやり方が効果があったとしても、それが正解ではありません。答えの出ない宙ぶらりんの状態の中で粘り強く問い続ける姿勢が「向き合う」とは、そういうものかもしれません。
 子どもたちが信頼する先生は、一緒に遊んでくれるやさしい先生です。しかし、何でも分かってくれる先生ばかりではありません。悩んだり、時には弱みを見せたりする先生も、信頼される先生です。自分がどれほどのことができるのか、と自らのありようを愚直に問うことができる教師こそが、子どもと誠実に向き合うことができる教師だろうと思います。
 大事なことは、教師自身が児童生徒の行動を見るときの自分の立ち位置に気づくことです。問題の原因を本人や家庭に求めるのではなく、子どもと教師は相互に影響し合うという認識に立ち、問題を理解しようとする姿勢が求められます。子どものためにと思ってやった行動が期待通りに受け止められなかったときこそ、自分を見つめ直して子どもとの関係に気づき、信頼関係を築こうとする気持ちを持ち続けることが、子どもと「向き合う」ということにほかならないと考えます。 (月間「生徒指導」より)
 子どもと向き合うには、教師の力量が問われます。これは本務です。雑務を減らして、子どもと向き合う時間を確保することが大切です。
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2026年9月3日木曜日

花だより 「我以外皆我師」 ホウセンカ ピンクのカサブランカ

 



 「我以外皆我師」
 宮本武蔵の小説で有名な吉川英治氏が好んで使った言葉で、プロ野球の野村克也監督が座右の銘にしていた言葉です。
 “自分以外のすべての人間や出来事、環境に至るまで、そのすべてが自分に何かを教えてくれる師匠である” (「謙虚さ」が必要だということです)
 私ごとき者が言える立場ではありませんが、例えば、学級経営や学校経営に悩む時、行き詰った時、方向が見つからなかった時、身近に相談できる先輩や仲間、友人、同僚が必要です。そういう基盤づくりや環境、条件整備を普段からしておくことです。特に教頭先生には、“校長になって責任ある立場の仕事をするための貴重な積み上げの時代であることを肝に銘じることです。そして、“双六ではないのだから、校長になって『上がり』ではない。教育を志した者として、初めてスタートラインに立ったと考えるべき” 自分が教頭時代に先輩校長や木目澤先生によく言われました。
 「謙虚さ」=「努力をもたらすモチベーションである」、「謙虚さを持たなければ、努力を怠る」=「栄光は長続きしない」
 県議会議長、市長の辞任が相次ぎました。人は長く上に立ち続けると「謙虚さ」を忘れがちになるものです。
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2026年9月2日水曜日

花だより 親父はくさいから嫌い!  オリエンタルリリー 黄薔薇 ヤマブドウ マツバボタン

 

 人前で平気で親をバカ呼ばわりしてゴネている小さな子どもや、それを平気で受け入れている親を見かけると、古くさい考え方かもしれないが、やはり子どもは親に「バカ」などと言ってはいけない。そして、いけないことをやったときは大いに叱るべき。節度あり社会規範をきちんと教えるのが親の役目だろう。別に子どもに嫌われても平気じゃないか。顔を見たら逃げ出すくらい怒ってもかまわない。それより良いことと悪いことのわかる子どもに育てよう。こっぴどく叱っても、一緒に付き合ってやれば子どもは親を心底嫌うことはまずない。“褒めて育てる”は、“叱らない”のとは違う
   サッカーをしたり、工作をしたりするとすぐ仲良しになる。そこでちょっと工夫やヒントを教えてやれば尊敬も得られる。一番いけないのは、テレビばかり見たり、ゲームばかりして子どもに無関心。ろくに遊んでもやらず口を開けばグチをこぼすか怒ってばかり、それが親だと心得ているのは大間違いだ。反対にほめて伸ばすのが良いと勘違いして、叱らない方が良いと思っている。果たして子どもにとってどっちがよいのか、どっちもダメだろう。
 お悩み相談で、“『親父はくさいから嫌い』と女子高生の娘に言われました。”どうしたらよいでしょうか?”と相談した父親に、“言われなくては気が付かない娘も問題ですが、『親を何だと思っているんだ』と叱ることのできないあなたが一番問題です。”こんなことを人様に相談すること自体おかしい?

2026年9月1日火曜日

花だより なぜ、小学校の教員になったのか? キツネノカミソリ ミズアオイ

 

 なぜ、小学校の教員になったのか?
「牧野先生は、なぜ小学校の先生になったのですか?」とよく聞かれます。
“背が低いから(165㎝)、生徒を指導するとき、見上げて叱っては迫力がない。170㎝以上あったら、中学、高校の先生になっていたかもしれない。」とよく答えます。教員採用面接で「教員を目指した理由は?」と問われ、「運動会と学芸会があるからです。」と答えて笑われました。
 子どもが好きというのが一番の理由ですが、得意な教科がなかったからです。父から「ヨシミツの通知票は“日替わりメニュー”だな?」と言われました。学期ごとに「5」がかわるからです。中学卒業までに全教科で「5」を取りました。「オール5の可能性もある」と父は期待しましたが、それは夢の夢! 運動会や学芸会、遠足などの学校行事は、1週間前からウキウキ、ドキドキで眠れませんでした。
 小学校の教員は、全教科教えなければならないし、字が上手でなければならない、絵も描けなければならない、ピアノも弾けなければならない、運動もできなければならないと思いました。そして、迷うことなく教育大に入りました。教員になってからは、様々な研修会に参加したり、夏休みや冬休みには、旅行に出かけ全国を回りました。劇団四季や歌舞伎などの公演も観ました。先輩からそれが教師の研修だと教わりました。
 ところが、小学校の専科教員を増やすという、東京では、運動会や学芸会の運営を外部委託するそうです。これも働き方改革の一環なのでしょうが、私には小学校教員の楽しみが奪われるような気がします。時代は変わりました。
                                                 *ウェブバージョンでご覧ください。

2026年8月31日月曜日

花だより 「協働」と「家庭・学校・地域」の連携(CS) ゼラニウム シシウド

 

 「協働」と「家庭・学校・地域」の連携
 「協働」とは、広辞苑には「共同、協同、協働」と出てきますが、古い大辞典には「協働」は見当たりません。「協働」が使われるようになったのは最近のようです。「協働」は≪協力して働く≫とあります。「共同」は≪二人以上の人が力を合わせてすること≫、「協同」は≪力を合わせること≫となっています。それに対して「協働」は≪同じ目的や目標に向かって対等の立場の異なる複数の主体が、対等の立場で互いの特性を活かし、協力して取り組むこと≫とあります。
 コミュニティ・スクール(CS:学校運営協議会)がどの市町村、学校にも組織されるようになりました。保護者や地域住民が学校運営に参画し、地域と一体となって特色ある学校づくりを進める組織です。
 「家庭・学校・地域」の連携が大事であること、「家庭」が最初に並ぶのは、それなりの意味があり、家庭が一番大事だということでしょう。教育基本法が改正されても、今なお古くて新しい課題です。そのために学校はこれまで「開かれた学校」、「信頼される学校」づくりに努めてきましたが、その成果は上がっているのでしょうか?
 「協働」の≪対等な関係≫、≪役割分担≫、≪目的共有≫が図られていない現実があるように思います。
 例えば、参観日は行かなくて当たり前、PTA総会に残る人が少ない、PTAに入らない人まで出てきました。学校運営協議会の委員さんは、町内会長さん、地域活動の代表をされている方など、年配の方が多く、意見を求めると「我々が通っていた学校と全く違う、今の学校のことはよくわからん?」と言います。年に3~4回くらいの開催で、最初は組織や会議の目的などの説明、2回目は各学校の現状と課題を説明し、やっと理解してもらったところで任期が終わってしまい、なかなか「協働」とまではいかないのです。
 しかし、愚痴を言っている場合ではありません。「家庭・学校・地域」の連携の真ん中に「学校」があります。学校の役割は、家庭や地域にまずはいろいろな手段を使って情報発信することだと思います。                

           JR北見駅構内(赤字ローカル線ですが農産物の輸送を担っています。)
                 *ウェブバージョンでご覧ください。

2026年8月30日日曜日

花だより 校長の情熱が教師の心を揺り動かす イタドリ アサガオ キョウチクトウ フヨウ

 

 校長が燃えなくては、先生方は燃えません
 先生が燃えなくては、子どもたちは燃えません
 校長が元気がなくては、先生方も元気が出ません
 先生が元気がなくては、子どもたちも元気が出ません
 自ら研究し続ける教師を育成するのが、校長の代々の仕事です。

 校長の情熱が教師の心を揺り動かすと信じます。辛くても校長になった以上、教頭になった以上、教師になった以上は、頑張らなくてはならない。 “この校長の言うことなら、この校長のためなら…”と言わしめる。努力があれば必ず人はついてくると信じます。”(木目澤訓)
 ある校長は、「妻を大病で亡くしたので、健康のありがたみが骨身に染みる。だから先生方が体調不良を言ってきた時には、決して無理をさせない。」と言いました。
 苦難のない人はいません。人生の挫折を経験した方の話には重みがあります。物事を悪い方に解釈せずにプラス志向でありたいものです。“あれもダメ、これもダメ”のように負の見方からは、何も生まれません。また、ストレスのない人はいません。その人にあった解消法や健康法を身に付けることが大切です。
 苦難を乗り越えた人には
 人の痛みが分かる 
 人の喜びがわかる 
 強さの中に優しさがある。
 
木目澤先生からイヤというほど聞かされましたが、そんな校長にはなれませんでした。

夏の終わり  *ウェブバージョンでご覧ください。 

  

2026年8月29日土曜日

花だより 「蒔かぬ種は生えぬ」と「忙中閑あり」 夕顔 薔薇 

 



 「蒔かぬ種は生えぬ」と「忙中閑あり」
 分かりきった道理でも人間の世界ではうっかりということがよくあります。無理が通れば道理が引っ込み、道理が引っ込めば、やがて身が破滅に導くといわれますが、何もしなければよい結果を得ることはできません。それにふさわしい種を蒔いておくこと(事前の準備と努力)が必要です。
 また「忙中閑あり」、「仕事は忙しい人に頼め」とよく言います。先生方、特に校長・教頭の皆さんは、土日も休みなく忙しい、会議や研究会、地域行事、児童生徒の応援や引率など限りがありません。そういう時でも、仕事が集まるのは、その人の実力が認められており、一目も二目も置かれている証拠です。
 失敗を予想して、仕事を頼む人はいない
 仕事が多いということは
 仕事を頼まれるということは
 能力のバロメーターである
 「人生の最大の楽しみは何かと聞かれれば、仕事を手段として自己表現をすること」
 コンビニの神様と称された元セブンイレブン・ジャパンの鈴木敏文会長の言葉です。
 本当に忙しく働かれている人は、「忙しい、忙しい…」と口にしないものです。働き方改革とは相反することですが、心に留めておく必要があります。

タマキ花園にて
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2026年8月28日金曜日

花だより 人間だから失敗することもある AIとの違い ナデシコ ナツスイセン

 


 ある市長さんの職員に対しての訓示
「市民に感動を与える組織を目指す。市役所がどのようなサービスを提供できるかではなく、市民が求めている満足を事業として始めることで市民に感動を与える組織になれる。そのためには市民と感動を共有することが何より大切である。そして、市役所は人こそが最大に資産。仕事の成果は百発百中ではない。真摯な仕事への取り組みこそが豊かなまちづくりにつながる。」
 これを学校に置き換えて考えてみると、学校は子どもが主体であり、子どものための公教育機関です。そして、子ども、教員こそが最大の財産です。
 教師が消極的で新しいことに挑戦しなければ、たぶん失敗はしないでしょう。しかし、それでは前進や改善につながらない。「進まざる者は必ず退き、退かざる者は必ず進む」(福沢諭吉『学問ノススメ』)という言葉に通じます。
 人間だから失敗することもある。要はその受け止め方、生かし方にかかっている。「道に迷えば、道を憶える」 失敗を恐れず挑戦すること、AIの時代だからこそ大切にしたいものです。
夏もそろそろ終わり
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2026年8月27日木曜日

花だより 徳の人(西郷隆盛)」か才の人(大久保利通)か? ルリタマアザミ ブッドレア 宿根草ロゼア ノリウツギ  

 


 【二人の人間 (論語より)】
 今のNHK大河ドラマは「豊臣兄弟」ですが、これまで徳川家康、西郷隆盛、坂本龍馬など歴史上の偉人を取り上げてきました。
 論語には、~人間には「徳の人」と「才の人」とがある「徳の人」は大将の器なるべし、「才の人」は補佐役たるべし~とあります。
 代表例として西郷隆盛を「徳の人」、大久保利通は「才の人」とよく例えられます。リーダーとしての地位が高ければ高いほど、技量的能力よりも徳の方を要求されます。
 これを学校に例えると、校長と教頭、主幹教諭、教務主任の人事に当てはまります。教頭までは「才の人」ですが、校長には「徳の人」が求められる。ただし、はじめから「徳のある人」はそうはいません。「徳を積む」という言葉があるように、校長になるまでの経験が徳となるということであり、校長になってからも不断の修養が肝心だということです。
 土光敏夫氏(国鉄民営化)や後藤新平氏(関東大震災後の帝都復興)に学ぶ
 この2人の偉人は、反対派の意見にも耳を傾け、採り入れる度量の大きさから日本を救った人物です。政治家には、どんな国をつくるかという明確な目標を示せるかが問われます。
 英国元首相サッチャー氏に学ぶ
 “私は確信の政治家です。旧約聖書の預言者たちはこう言いました。「これが私の信仰であり、ビジョンでもある。あなた方もそれを信じるのであれば私についてきなさい。」私も同じことを申し上げます。” さすが『鉄の女』と呼ばれた人の言葉です。
  難しいことだと思いますが、トップには、これくらいの気迫が必要です。また、このような先人たちの言葉は、そっくりそのまま『校長のあるべき姿(指導性)』に当てはまります。それ以上に今の政治家に求めたい。
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2026年8月26日水曜日

花だより 教師の標準装備 トマト ピーマン

 

 
 標準装備 愛車の車検が近付いてきて、馴染みのセールスマンが、「そろそろ替え時じゃないですか?」と言ってきました。「そろそろかな?」と考えているところです。「大衆車にするか、憧れのクラウンにするか?」 どちらにしても高い買い物なので即断できません。
 セールスマンは「クラウンは、全て標準装備ですから高価ですがお得ですよ。」 
 標準装備とは、豪華な虚飾ではありません。ブレーキシステムやカメラやセンサーなどの最新の安全装備のことを指します。セールスマンは、高級車の安全性とお買い得感を盛んにアピールします。 
 教師の標準装備は「気配り、目配り、心遣い」
 いじめは教師から見えにくい。いじめを受けた児童・生徒の約半数は、「先生は、いじめに気づかなかった。」と回答しています。いじめに気づく精度を上げ、休み時間に一人でいるといった小さなサインを見逃さないようにしなければならない。
 一方、「先生が気づいた」とした半数のうち、教師がいじめをなくそうと対応してくれたという回答は約8割に達し、その多くがいじめを解決しているのです。教師の介入がいじめの解決に有効なのは明らかです。
 しかし、いじめの察知や対応を教師個々の力量だけに委ねることは問題です。アンテナの鋭い教師もいれば、そうでない教師もいます。相談しやすい、しにくいといった、教師と子どもとの相性もあります。複数の教師が情報を共有し、学校として組織的に対処していくことが必要です。(森田洋司氏 日本生徒指導学会長)
  教師の標準装備 「教師は五者であれ!」
1 教師は、学者であれ 教師は、博学で物知りでなければならない。
2 教師は、医者であれ 教師は、常に子どもを観察し、医者のように心の治療にあたる。
3 教師は、芸者であれ 教師は、サービス精神を持ち、おもてなしの心で接する。
4 教師は、役者であれ 教師は、演技者であり、演出家である。    
5 教師は、達者であれ そのためには、教師はいつも元気でなければならない。
 夏休み明けの今、子どもを観察するとても大事な時期です。
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2026年8月25日火曜日

花だより 北見てこんなマチだった?何にもないし、汚ないし… ナナカマドの実 ガガイモ エノコログサ ヨシタケ

 

 オホーツクの中核都市北見
 夏休みの最後の土曜日、ウォーキングの目標歩数に少し足りなかったので夕方6時過ぎ、出かけると観光客に遭遇した。駅前のホテルに宿泊して夕飯に出かけるようだ。
 「えっ!北見てこんなマチだった?何にもないし、汚ないし…。」という声を聞いた。ショックだった。
 確かに商店街はシャッター街だし、草ぼうぼうの歩道、花は植えられていても手入れがされていない。空き家が目立ち庭は荒れ放題。公園の草刈りも1回しただけなので、もう伸びてきた。財政難で手が回らないのだろう。
 それに比べて隣町の訓子府町は、小さな町だが町並みはきれいだ。1本奥の通りに入っても家の周りはきれいで公園も整備されている。町長さんに「訓子府はきれいですね。」と言うと「町内会組織がしっかりしているのと年寄りが多いからかね。皆さん朝早くから家の周りの清掃や草取りをしている。」という答えが返ってきた。
 北見も道路を挟んで花が植えられてきれいにしているところもあるかと思えば、反対側は草ぼうぼう状態。道路に草が生えているのは当たり前になっていて気にならない?
 それでも朝早く家の周りの掃除や庭の手入れをしているお年寄りを見かける。早めに出勤して全員で店先の清掃をしている銀行もある。町並みがきれいかどうか、行政だけの問題ではなく、市民一人一人の意識の問題だろう。
 子どもの頃、北見は憧れだった。デパートのレストランでお子様ランチを食べるのが楽しみだった。総合病院があって、大きなホールがあって、映画館やスポーツ、文化施設などがある。オホーツクの中核都市としての誇りを持ってほしい。
                                                           散歩&ゴミ拾い 石北通り公園

2026年8月24日月曜日

花だより 夏休み明けが心配 ノリウツギ ノゲシ

 

 “心 配”   夏休み明け、子どもの自殺者が増える。
 教師は、「何か困りごとがあったら、すぐに相談してください。」と言うが、いじめや不登校など、教師に相談するケースは、残念ながら少ない。そもそも相談できるような子は、不登校にはならない。
 相談しない子の心理状態 100人100様≫ 
【タイプ1】~困っていると認識していないために相談しない。適切な知識がないために自分の置かれている状況に問題があるという認識を持てない。周囲は大変な状況に思えても本人は慣れてしまって問題を感じていない。
【タイプ2】~自分なりに問題があると認識し対処しているが、その対処法が周囲からは不十分・不適切に見える状況。自身の対処法の結果の良い側面しか認識していない。
【タイプ3】~困っていることに自分なりに対処しているが、うまくいかないと感じながらも、誰かに相談しようとは思わない。「助けてほしいと思わない。」
【タイプ4】~相談したいとある程度強く思う一方で、実際に相談する行動に結びつかない。相談することに対する期待感よりも抵抗感の方が強い。(北海道教育大学 山田 真大氏)
 今は悩みをSNSで発信したり、AIに相談して、それで救われている子が多いという。SNSが禁止されると困る子がいる。SNS禁止ができない理由になっている。教師や親は、こうした子どもの心理状態を把握して対応することが必要です。
 北海道では、学校が始まりました。全員が元気に登校してくることを願うばかりです。
玉ねぎ列車運行開始(JR北見駅)          
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