「早くしなさい!」は言わない。
「もう!早くしなさい!」この言葉をけっこう日常生活の中でよく使っていますよね?
子どもが保育園や幼稚園、小学校などに通うようになってから、急に子どもをせかすようになります。
それは母親の心の奥に根付いた集団生活における効率主義的な考え方、競争主義的な価値観がそうさせるのです。
「勉強も生活もちゃんとみんなについていけるようにしなさい。」
「落ちこぼれないようにさせなきゃ。」
「とにかく、何でも早くできたほうがいい。」
そんな考えが無意識のうちに働いているのです。「もう年長さんなんだから、これくらいできるはず」
「私も忙しいんだから、さっさとしてほしい。」それは見方を変えると、成長してきた 子どもに母親の方が甘えているとも言えます。目先のことだけにとらわれていると、かえって母親の言いなりにしかなれない。言われてないとできない子どもになってしまいます。
のんびりとした子はダメなのか?
のんびり屋さんの中にはたくさんの輝きが詰まっていることを焦っているお母さんは、きっと見逃しているのです。一つのことをきちんと一生懸命やる姿、独創性やていねいさを持っていることもあります。早い遅いでは比べられない一人一人の素晴らしい個性があります。子どもは、あらゆることに関心を寄せて、想像を膨らませて楽しみながら、じっくりゆっくり遊びながら心豊かに育っているのです。そのための時間をたっぷり使わせてあげることが大切です。
0 件のコメント:
コメントを投稿