2026年9月14日月曜日

花だより 「喝!」「あっぱれ!」の張本 勲氏逝く あさがお セッコウボク コリウス

 

 逆境をくぐってきた人は、底力が違う
 安打製造機と呼ばれ日本野球界初の3千本安打を達成した張本勲氏が9月9日86歳で亡くなった。長嶋さん、王さんたちと同世代で張本さんの現役時代の凄さを知っている人は少なくなりましたが、晩年はサンデーモーニングのスポーツコーナー解説者として「喝!」「あっぱれ!」と一刀両断する野球界のご意見番で頑固なおじさんとして人気がありました。
 育ててくれた母親に恩返しを誓い、被爆や大ケガ、貧困といった逆境をはねのけ不屈の精神で野球人生を送ったからこそ、「喝!」「あっぱれ!」に迫力と説得力がありました。
 ~「何度も修羅場をくぐってきた人は、人間としての底力が違う。人には逆境があった方が脳のためによい。逆境を乗り越える経験が人を強くする。逆境を経験せず、常に順法満帆で歩んできた人は、脳を鍛える機会に恵まれなかった分、人間として脆いという。ただし、不幸や逆境が人格を磨くこともあれば人格を歪めてしまうこともある。逆境に直面した時「よし、乗り越えて見せる」と思った瞬間に脳も闘う能力をなる。しかし、「ああ!もうダメだ」とあきらめてしまったら、その瞬間に脳も逃げの方向に変わってしまう。~「脳科学の『祈り』」(脳科学者:中野信子著より)
 張本さんは、4歳の時大ヤケドで指の一部が内側に向かったまま真っすぐに伸びない。そのことを引退後、「打撃の神様」と呼ばれた川上哲治さんに見せると「お前、こんな手で…」と絶句して涙ぐんだという。いくつもの逆境を乗り越えた不屈の野球人生に「あっぱれ!」
 

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