2026年4月30日木曜日

花だより 自由人になって1か月 モクレン 玉ねぎの苗の移植

 

 自由人になって1か月が過ぎました。
 朝起きる時刻、床に入る時刻は変わりません。朝食の時間もこれまで通りです。ただ給食がなくなったので、妻は昼食の準備が大変らしく「給食はありがたいよね」と言っています。変わったのは、ブログをゆっくり書けるようになったことと、掃除機をかける仕事を命じられたこと、9時半から散歩に出かけること、一日1万歩が目標です。これで午前中は過ぎます。午後からは書斎の片づけをしています。60で定年退職した時にも片づけをしましたが、「もしかして、この本や資料は使うかもしれない。」と取って置いたものを今回は思い切って捨てました。「これはリサイクルショップに売れるかも?」と思って持って行きました。すると、最高で100円、「持って帰るのも大変でしたら、ただで引き取りますよ。」と言われ助かりました。
 現役時代の資料は開かないようにしました。読み始めると片付けられないからです。片付けに飽きるとお世話になった人に手紙を書いたり、絵を描きます。訓子府で描き残したものです。「園長先生、まだまだ訓子府にはいいところがありますよ。ぜひ描いてください。」と頼まれたのを鵜吞みにしています。
 「充実した毎日ですね。」と言われますが、何か物足りなさを感じています。気が付けばブログの内容は、まだ教育関係や校長・教頭の心得のようなものばかりです。教育のことを考えたり、話すことがやっぱり好きなんだ。他のことはできない自分に気が付きました。
 先日、気の合う先生と久しぶりにお酒を飲みました。話の内容は、やっぱり教育のことでした。



2026年4月29日水曜日

花だより 「こんな部下は嫌だ!」 サクラソウ 女満別の水芭蕉 

 

 

 「こんな部下はイヤだ!」 ~日本の部長100人に聞く~(週刊「プレジデント」)
1 説明が長く結論をなかなか言わない。
2 指示待ち的な態度に終始する。
3 当然やるべきことをやっていない。
4 指示・命令通りでない報告をする。
5 独断専行で根回しが不足
6 自分の考えがない。
7 情報収集不足と解析不足
8 連絡・報告のタイミングがずれている。
9 対応策の提言を伴わない問題提起をする。
10 次のことが想定されているのに判断しない。

 部下を責めたり、愚痴る上司は、部下からは尊敬されないだろう。部下をどう教育するか、上司としての資質・能力が問われる。それが管理職です。学校経営で校長が教職員に求めるのも同じ。教職員を指導することが、子どもたちを教育することになるのです。  

   

2026年4月28日火曜日

花だより 「報告・連絡・相談」心得帖八策 ハナビシソウ ヤマブキ

 

 
 坂本龍馬の新国家の基本方針を示した「船中八策」が有名ですが、組織(学校)の活性化のために木目澤先生は、「“報・連・相”心得帖八策」を説きました。
1 指示・命令を受けた事柄について欠かせないのが「報・連・相」であること
2 ヒト・コトを惜しまないこと「分かり切っていることだろう」と過小評価して報告・連絡を怠ってはならない。習慣化すること
3 具体的・実際的であること 事実に沿って具体的に報告し、事実に忠実に再現すること
4 結論から話し、要領よく簡潔に行うこと 
5 「あれはどうなった」と言われる前に先手に報告すること
6 悪い情報ほど急ぐこと
7 時間がかかるものは、経過報告をして指示を仰ぐこと
8 情報は遅れると価値がなくなる。ただし早とちりしないこと 
                      (木目澤訓:牧野要約・加筆)
 「報・連・相」で大事なことは、気配り、目配り、心配りであること。教頭や教職員に「報・連・相」がなぜ大事か、教頭先生や教職員には、具体的に説明することが大切です。

2026年4月27日月曜日

花だより 昭和100年を考える  ヤマブキ マーガレット

 

 
 私は小学校教員でしたが、大学では中学・高校の社会科免許(日本史専攻)を取得しました。当時、北大から来た南部 昇先生(日本古代史)から「歴史学と史実、歴史教育はすべて違う」また、「特に明治まではやっと歴史になりつつあるが、それ以後の近代・現代史は歴史とは呼べない。」と講義で聞いたことがありました。
 昭和100年を迎え、平成、令和と時代が変わり、やっと昭和が歴史になりつつあります。私自身も人生の半分は昭和です。
 ~昭和100年記念式典考~ 読売新聞 4月21日
    筒井清忠:帝京大学学術顧問(日本近代史)
 「昭和史の見方も多様で議論は尽きない。自由民主義国家として好ましく、無理なくまとめてもよいとの立場だが、昭和や軍人に関する書籍には誤りが多い」といい、正確に昭和史を残し、広めることを望んでいる。
 「間違いからは学べないので正確に歴史を尊重する機会にしてもらいたい。それが先人の苦労をしのぶことだ。」と主張している。
 ~消えた暮らし方にも学びを~
 昭和を回顧する営みは、また将来の活力の源泉ともなると指摘する。というのも昭和の高度経済成長期には、人々はほとんど和服を着なくなり、夏は蚊帳や冬のこたつなど暮らし方が消えていった時期でもある。一方で、そんな江戸期からの生活様式を便利な生活と引き換えに捨ててしまったことに対する哀惜の念も強かった。それが昭和への郷愁の背後になると筒井氏は説明する。
 「過去を振り返るとは、当時の生活から未来に活かせるものを探し求める行為です。昭和の記憶は徐々に薄れていきます。自然に溶け込んだ日本人の生活を思いを懐かしむ機会は、デジタル化・IT化が進むにつれますます増えるでしょう。昭和100年記念事業の意味の一つはそこにあると思います。

 

2026年4月26日日曜日

花だより 教頭先生への願い・期待 キリシマツツジ ヤマブキ

 



 教頭先生への願い・期待
 大きく成長した企業には共通した「4つのション」があります。
①vision(夢)② passion(情熱)③ decision (決断)④ action(行動)です。
 これは学校経営にも通じるものです。成果を上げている学校では、校長の思いや願い、考え方、指示が確実に教頭に伝わり、協働して進められています。
 学校経営の充実ために教頭先生に期待したい5つのこと
1 自分自身に「自信」をもって仕事に当たる。教頭先生の自信なさげな言動は、職員や保護者、子どもたちに不安感を与えるからです。かといって、威張る、偉ぶる、上から目線で言うことではありません。教頭らしく「威厳を備えよ」ということです。
2 「わかりません」「聞いていません」「引き継いでいません」と言う前に、「教頭としてどうあるべきか、どのように処理すべきか」を念頭におくことです。
3 校長が「こうした」という発言は「職務命令」に等しいと受け止めることです。
4 気力、体力、知力を備える。体力は普段の健康管理から生まれます。体力がなければ知力も気力も維持できません。
5 決断は「危機に追い込まれた時」と「今は順調だが、リスクを覚悟で将来のために新しいことをする時」があります。「全員一致の決済は、決断ではない」職員会議は校長が主催するもので、最高決議機関ではありません。最終判断は校長が行うということを踏まえておくことです。
 校長先生が自校の教頭先生を高く評価し、「一日も早く校長に採用されることを願う」 
こう言う校長も高く評価されるものです。教頭先生を生かすも殺すも校長先生次第です。
                         (木目澤訓、牧野要約・加筆)
               散歩コース 石北公園通り


2026年4月25日土曜日

花だより 4月23日は「子ども読書の日」でしたが… オホーツクにも花の季節

 
  レンギョウが満開です、桜が咲きました。オホーツクにも花の季節がやってきました

4月23日は「子ども読書の日」でした。
  2001年に施行された「子どもの読書活動の推進に関する法律」で毎年4月23日に定められました。優れた読書活動をする学校や図書館、団体、個人の表彰など、」各地で子どもと読書に関するイベントが開かれました。
 これは読書好きな児童生徒の割合が減少傾向にあるという危機感から生まれたものです。
全国学校図書館協議会の調べによると、1か月間に一冊も本を読まない児童生徒の割合は、2025年、小学生9.6%、中学生24.2%、高校生が55.7%を占める。いずれも10年前よりも3.8~10.8ポイント増えています。要因の一つにスマートフォンの所持率や利用時間の増加があるとみられています。
 読書の効果は多様です。これまでも言われていたように批判的思考力や主体的行動力、認知機能などは、子どもの頃の読書量が多い人とそうでない人よりも高くなる傾向があります。毎年実施している全国学力・学習状況調査でも、読書が好きであるほど平均正答率が高い傾向にあります。
 子どもだけではありません、大人も本を読みません。町の本屋さんが姿を消しました。図書館にわざわざ本を借りに行く人やネットで本を購入する人は元々本好きな人で限られています。スマホさえあれば情報はすぐ得られる時代に、子どもにだけ「本を読みなさい」と呼び掛けても問題は解決しないように思います。

                         

2026年4月24日金曜日

花だより 4月24日は「植物の日」 牧野富太郎(植物博士) 自然や草木から学ぶ ミヤコワスレ タンポポ

 


                           一足早く歩道の隅に咲いたタンポポ

 4月24日は「植物の日」、植物学者牧野富太郎博士の誕生にちなんだものです。
 牧野博士は生前「ある受刑者の告白を聞いて感じ入った」と言っています。
 「殺風景な刑務所生活で、一本の草、一本の木が憩いの場を与えてくれ、未来の明るい期待と希望を抱くようになった。」というものです。
 「春が来れば芽を出し、花を咲かせ、秋には実を結ぶ植物、それを見て、自然には、きちんと決まった規則があり、草木はそれをきちんと守っている。人間にも人間としての守らなければならない道があることを教えられた。」と、その受刑者は、植物から未来への光明を得たというのです。
 アメリカの刑務所で農作業をやらせたら、しばしば起こる暴動が収まったという事例があります。先人の遺訓が人の心に染みることもあるでしょうが、それ以上のものが植物の生長や自然界の現象には秘められているのではないかと思います。
                         (日本農業新聞より抜粋 牧野要約・加筆)
 生活科で植物を育てるのは、こんな効果を期待しています。
  「花は美しい それがわかる心が美しい」
   「雑草という草はない それぞれちゃんとした名前がある」 (牧野富太郎)
 


2026年4月23日木曜日

花だより 「報・連・相」ダ・ネは、なぜ大事なのか(「情報は組織の血液」) 辛夷 オオバナノエンレイソウ

 
石北通りのコブシが満開

  「報・連・相」ダ・ネは、なぜ大事なのか
 「情報は組織の血液」と言われます。「上司を殺すには情報を絶てばよい」と何とも物騒な言葉があります。それほど情報は重要だということです。
 「報告・連絡・相談」が大事だとよく言われますが、これに加えて「打診・段取り」「根回し」を加えると完璧です。
 「根回し」は、樹木を移植する時、周囲を掘って主根(大事な根)を残して他の根を切り、ひげ根を発生させ移植し易くする作業のことです。
 あらかじめ関係者に説明し、理解と協力を求めおくことで、仕事の手際がよくなります。仕事のできる人は、「根回し」がうまいのです。
 「詰めが甘い」「詰めが足りない」という言葉があります。多くの情報を集め、それらを分析・検討し、よりよい処理方法を見つけ出し、解決を図ることが管理職(校長・教頭)には求められます。そのためには「タテ・ヨコ・ナナメ・ウシロ」など多角的に深く検討して“詰める”ことが必要です。
「報告・連絡・相談」は、なぜ大事なのか? 職員に言うときには、具体的に説明することです。  これらの総体が管理職評価であり、仕事ができる人か否か問われます。(木目澤訓)
   「 根回し」は、日本独自のビジネス習慣です。不測の反対を防ぐメリットある一方で、非効率で不透明な「悪しき習慣」と批判されることがあります。高市首相は「根回し」よりスピードを重視しています。高い支持率を背景に与党内からの批判をかわしていますが、そうした文化の中で育った人間にとっては抵抗感を感じることでしょう。

2026年4月22日水曜日

花だより 新任教員、校長・教頭先生へ 「あ・た・ま・の・け」を大切に シャガ 最新の玉ねぎの移植機

 




         最新の玉ねぎの苗の移植機
 
新任教員、校長・教頭先生へ 「あ・た・ま・の・け」を大切に

“あ”は「明るく」~明るい笑顔は、必ず誰かの薬になっています。
“た”は「楽しい」~楽しいは笑い。楽しく仕事ができるような心構えが大事です。
“ま”は「前向き」~上を向くとは諦めること、下を向くとは落ち込むこと、横を向くとは人と比べること 後ろを向くとは後悔すること それよりも前向きな姿勢が大切です。
“の”は「飲み食い」~食べなければ健康を保つことができません。忙しい中でも“飲み食い”を通して情報を得る。コミュニケーションを深める。
“け”は「健康」と「研修」~“健康に勝る宝なし”どんな立派な学歴で、立派な職業にある人でも、健康を損ねると全てが崩れてしまいます。
◆教師として研修は言わずもがなです。教育を預かるうえで研究と修養がなくては教育者とはいえません。
 私も70歳になって「あたまのけ」を大切にしています。白髪は増えましたが、まだハゲてはいません。洗髪後は、薬用育毛トニックをシューしてマッサージをしています。外出時は帽子(退職時に先生方からプレゼントされたハンチング)を被ります。

2026年4月21日火曜日

花だより 「人との出会い 自然との出会い 本物との出会い」 ミヤコワスレ ツツジ

 

 
        石北通り ツツジ満開
 本物と出会うことは、学校教育の原型ではないかと思います。
 自然は無償・無料の教育の財産であり、自然に接することにより、人間の情操の根幹が育つと考えるからです。また、知識と共に知恵を身につけ、社会性や共生の心を育てるためにも“人との出会い”が必要です。学校教育は、本物と出会ってその良さを感じ、本物を学んだり、身に着けたりすることの厳しさを知ることなど、実体験との出会いを重視すべきです。
~SNSなどバーチャルな体験をあまりにも早い時期にしてしまうと大事な感性が育たないし、体をしっかり作ることができない。~
 ゲーム機の影響がどうか判断しかねますが、“人が死んでも、また生き返る”と答えた小学生の割合が話題になりました。最近、親が子を殺害する。子が親を殺めたりする戦慄するような事件・事故が絶えない。学校もモンスターペアレンツとかクレーマーの対応に苦慮しています。価値観の多様化とはいえ、急激な社会変化の中でだれもが戸惑っています。しかし、人生経験や体験を積んだ大人に比べ、むしろ、大変なのは子どもたちではないでしょうか。
 鑑みて、「教育のプロである教師は、保護者に対して子育てについても、保護者には自ら子どもと共に学び、共に育つ」“教育は共育”ということについて、適切にアドバイスができるような教師になるよう、汗をかくことを忘れてはならないと思います。
                      (木目澤訓 牧野要約・加筆)

2026年4月20日月曜日

花だより 子どもを人前で叱ってはいけません(大村はま訓)と管理職心得 ヤマザクラ スイセン

 

 
           散歩中に見つけた水仙(石北通り公園)

 子どもは人前で叱られたり、「もう一度言ってごらん」などと言われることが、どんなに恥ずかしく、辛いことはないのです。とても奮起するエネルギーにはなりません。たいていのことは後で叱っても間に合います。~ (大村はま訓)
 子どもの気持ちになって考えることが大事で、保育者なら分かっていることですが、なかなかそれができません。子どもに限ったことではありません。校長が教職員に指導すると同じですし、学校だけではありません。
 “一人の子どもを粗末にした時、教育はその光を失う”この 言葉を目にした副町長さんが、「子どもの接し方は、役場職員に接することに通じる。」と感想を述べました。上に立つ人は、常に学ぶ姿勢を持っているのです。
 修養とは、研修会に参加したり、偉い人の講演を聞いたり、専門書を読んだりすることだけではなく、日常生活のありふれたことからも自然の移ろいからも、テレビを見ていても、学ぶことができます。大事なのは、謙虚な姿勢と感性、センス、観察力を持つことだと思います。


2026年4月19日日曜日

花だより 「校長心得の不易と流行」を履き違えることなかれ オドリコソウ オキナグサ(2)

 

 

 校長になると、“校長”というだけで部下職員が服従し、校長の考える教育方針が貫かれ、また子どもたちや親が尊敬してくれる。法令や規則を持ち出さなくても秩序が保たれ教育の成果が上がる。と思い込んでいる人がいるかもしれない。また、そんな時代があったかもしれない。
 「ところが現実は、まるで違う。手に負えない子どもを否応なく抱え、手に負えない教師をあてがわれ、しかも教育実践の“成果”を厳しく世間的ににも行政的にも問われる。」と愚痴をこぼした校長がいました。
 それでも「校長心得の不易と流行」を履き違うことなく、校長になったときから、教育の未来を担う後継者にバトンタッチしていくことを考えなければならないのです。そのためには、自分自身を磨くことが大切です。
1 何事にも賛成してくれる教職員に囲まれた校長は、凡庸な助言しかできない。
2 賢明な校長は、適応力を示すが妥協しない。
3 成功が大きければ、他から受ける嫉妬も大きい。
4 代償を支払う(責任を取る)覚悟があれば、大抵のことは成し遂げられる。
5 どんな決断にもある程度の危険はつきものである。
6 リスクを恐れてはならない。ただし対決を急いではならない。
7 教職員の長所を伸ばすことが賢明な校長の役目である。
 今から15年前に木目澤教育長に言われたことです。この通りにできるはずもありませんでしたが、このことを心にとめて教職員に接するように努力はしました。

2026年4月18日土曜日

花だより 国語教師:大村はま先生名言集 オキナグサ イカリソウ 

 

 
 ~大村はま先生名言集~
 “分からないことがあっても、むやみに人に聞くことはやめなさい。プリント(文章)をよく読み、注意や説明をかみしめて、自分で考える作業を進める。ちょっとわからないからといって、すぐに聞くものではない。落ち着いて考えみれば、たいていのことは分かってくるものです。”
 今のAI検索への警鐘ともいえる言葉です。また、国語教師だけあって、「ことばというのは、人間の宝物です。ことばがあるからこそ、人間が人間になるのです」と言っています。
 教壇に52年間立ち続けたことで、子どものことをよく理解しています。
「子どもたちに安易に『だれでもやれる、やればできる』と言いたくない。やってもできことはある。それもかなりあることをひしと胸にして、やってもできない悲しみを超えて、なお、やって、やって、やまない人にしたい。」
「子どもというのは元気なようでいて、案外もろくて弱く、傷つきやすく、疲れやすいのです。子どもは元気あるというだけで、まだ体ができていません。苦労した体ではないので、意外に疲れやすいのです。」
 大村先生は、1906年(明治39年)生まれ、98歳で亡くなりました。
 「教育は不変」、もう一度かみしめたい言葉です。 

2026年4月17日金曜日

花だより 国語教師:大村はま先生の後半生の口癖 レンゲソウ 玉ねぎの移植始まる

 


     きたみJA日本一 玉ねぎの移植

 今は「教えない教師が多すぎる」 つまり「子どもたちに自ら考えさせる」と称する「教えない教師」に異を唱えていました。
 大村先生が講演会の中で
~荷車を引いた男がぬかるみにはまった。汗びっしょりになって引っ張るが動かない。見ていた仏様がちょっと指で車に触れると荷車はすっとぬかるみから出て、男は元気に車を引いていった。男が仏様に助けられたことを永遠に知らないだろう。これこそが1級の教師なのです。~
 大村はま先生は、中学・高校の教壇に52年間立ち続けた国語教師です。手作りの独創的な教材で子どもたちの勉強への意欲を引き出した。戦後の国語教育の基礎を築いた国語教師です。
 先生は、教頭・校長の経験はありませんが、教育論を語り続けられたあり様は、管理職としての学校経営や運営に大きな示唆を与えてくるものです。この荷車を引く男の話は、授業論や生徒指導にとどまらず「校長は仏様」であってほしいと心にとめてほしい。 
                        (木目澤訓) 



2026年4月16日木曜日

花だより フォロワーとリーダー(校長心得)木目澤訓 モクレン イカリソウ

 

      モクレンが咲きそうです。散歩中に見つけました。

 フォロワーとリーダー
 リーダーはフォロワーがいなければ成り立ちません。フォロワーとリーダーの関係は、取り決めもなければ、約束ごともありません。
 リーダーと言われる人は、にじみに出るような人間的な魅力や専門職としての造詣の深さ、幅の広い経験や体験など、相手がおのずと平伏すような魅力を持ち合わせているか否かによるものです。
 校長(教頭)辞令を受け取ったから、リーダーとして認められたのではないことを肝に銘じておくべきです。ですから、教職員を説得する場合は、まず教職員一人一人の意見を耳を傾けた上で克服すべきことを、毅然とした態度で法令に基づき論理的に説明する。説得力のある説明には、話術も必要です。そして何より、人間的魅力なくして人は動かないのです。
 “理で説き 法で押さえ 情で動かす” ところがこれが相当難儀なのです。
 リーダーたるもの、“吾唯足るを知る”(われただたるをしる) 足りないところを補う自助努力を忘れてはならないのです。(木目澤訓より)
 「園長を辞めたとたん、偉そうなことを言うようになりましたね。」と言われそうです。「あなたは、どれだけのことをしたのですか?」できなかったから言っているのです。
 

2026年4月15日水曜日

花だより スクールリーダーの条件(木目澤訓) キジムシロ 二輪草

 



 スクールリーダーの条件
 校長先生方には釈迦に説法かもしれません。
 リーダの特性は、“性格的なもの”と“能力的なもの”があると言われています。
 性格的なものは、例えば、「根アカ」:「根っから明るい」であるとか、「根クラ」:「根っから暗い」などです。明朗・慎重・機敏・誠実・辛抱強い・謙虚・横柄・冷静・寛大・責任感・協調的・威圧的・積極的・正直・優しい・冷たい・熱血漢・控え目・出しゃばり・お調子者・頑固・臆病・ワンマン・短気・優柔不断など次々に上げることができます。
 しかし、慎重と機敏、辛抱強いと積極的などは、一見矛盾する性格とも取れますが、いずれも性格特性として列挙することができます。
 一方能力的なものは、表現力・判断力・思考力・批判力・決断力・実行力・理解力・説得力・応用力・記憶力・注意力・観察力・分析力・洞察力・情報収集力・資料作成力・活用力・気力・体力・忍耐力・交渉力・調整力・コミュニケーション能力、などなど…。
 こう考えると、性格的なものも能力的なものも、生身の校長で全て兼ね備えている人は、おそらくいないでしょう。所詮無理なことだと断言できます。しかしながら、リーダーとして重要な要素であることは確かです。その努力をするのがリーダーとしての努めです。
  (木目澤訓より)
 自分はできませんでしたが、教頭先生には「木目澤先生は、こう言っています。」と偉そうに言っていました。

 

2026年4月14日火曜日

花だより デジタル教科書導入の主な反対・懸念点 カブ ツツジ


            散歩中にツツジが咲いているのを見つけました。

 なぜ、読売はデジタル教科書の導入に反対するのか?
 反対意見~視力低下や健康への悪影響、書く力の低下、深い思考力の阻害、端末故障、費用負担などを懸念する声が主です。単なる媒体の変更ではなく、教育の質や子供の心身の健康への影響を危惧する保護者や教員から、慎重な議論や紙の併用を求める意見が出ている。
 デジタル教科書導入の主な反対・懸念点 
1. 健康・身体への影響視力低下・眼精疲労: 長時間の画面閲覧によるドライアイや視力低下の懸念 ◆心身の健康: 脳への負担や知覚的影響が指摘されている。
2. 学習の質・基礎能力の低下 ◆「書く力」の低下: 手書きの機会が減ることで、漢字や文章を書く力が低下する恐れがある。思考力・粘り強さの低下: デジタルコンテンツに慣れると、自分で調べたり、深く考えたりする力が低下する可能性が懸念される。◆集中力の散漫: 授業に関係ない操作をしてしまい、集中力が持続しないという指摘がある。
3. 教育現場の課題・負担教員の負担増加: 機器の管理、操作、トラブル対応など、教員の負担が大きくなる。◆故障・不具合: デバイスの故障や通信環境の不備により授業が中断されるリスクがある。◆費用負担: 購入費やメンテナンスなど、家庭や自治体の金銭的負担が生じる。
4. 根本的な懸念「紙かデジタルか」の不毛な議論 ◆2030年度の本格導入に向けたスピード感に対し、教育現場では「紙とデジタルの適材適所」が重視されており、全面的なデジタル化には慎重な声が多い。
 海外では、デジタル化の悪影響を受けて紙の教科書へ回帰する動きも報道されており、こうした事例も反対の根拠となっている。
 *使わないという選択肢はないと思うのだが、さあ、どうなるのでしょうか?
 子どもたちが使う教科書に最も重要なのは、十分な学習効果が得られるかどうかということ。政府は、デジタル化の遅れを挽回したいのだろうが、デジタル化が急務なのは行政システムやビジネスの現場であろう。教育の本質を見失うことのないようにしてもらいたい。 

2026年4月13日月曜日

花だより 新年度 新春 「新しい」の本当の意味 ヒトリシズカ ニリンソウ

 

 4月、妙に新たな気持ちになり、将来に向けて抱負を抱いたり、未来に対する感慨を持つようになります。学校も新学期が始まり、それぞれ新たな目標を立てたことでしょう。
 ところが“新しい”とは、“漢字の「へん・つくり」の“立ち木・斧”のように、立ち木を斧でバッサリと切った切り口を意味し、そこには鋭い痛みを伴うもので、新しい出発や門出が必ずしも希望に満ち満ちていたり、温かくぬくぬくとしたことばかりではない。”というものです。目標を立ててもそれが達成されないまま終わることが多いものです。目標達成のためには、鋭い痛みを伴う努力が必要だということを忘れてはなりません。
                            (木目澤一三訓より)
 大谷翔平選手がよいお手本です。大谷選手は努力の人なのです。

 

2026年4月12日日曜日

花だより  「デジタル教科書」正式教科書化へ関連法案閣議決定 オキナグサ ハルジオン


 「デジタル教科書」集中力・思考力の低下や「浅い読み」への対応進まないまま、正式教科書化へ関連法案閣議決定
 政府は7日、デジタル教科書を正式な教科書とする学校教育法改正案などの関連法案を閣議決定し、国会に提出した。文部科学省は今後、教科書編集や採択の指針を策定し、デジタルを導入する学年・教科などを示す。法案が成立すれば、次の学習指導要領が実施される2030年度の小学校教科書から順次、導入されることになる。
 これまで読売新聞は、デジタル教科書導入に反対する論調を展開してきた。現行制度では正式な教科書は紙媒体のみであるが、今回の法改正では、紙と同様にデジタル教科書を検定や無償配布、使用義務の対象とするもので、新たな教科書は◎紙のみ ◎紙とデジタルを組み合わせた「ハイブリッド」 ◎完全デジタル教科書の3形態となる。教育委員会や国私立学校がいずれかを選ぶことになる。
 文科省は、デジタルの正式教科書化にあたり、教科書作りや教委などが教科書を選ぶ際の指針を策定する。今秋をめどに、子どもの発達段階や教科の特性を検証し、デジタル導入に適した学年や教科などを定めるとしている。ただ、過度なデジタル化に伴うとされる課題は残り、集中力、思考力の低下や、デジタル画面が「浅い読み」につながるとの指摘への対応は進んでいない。4月10日に有識者による検討会議の初会合を開くとしている。導入への疑念点について議論してほしい。本当に子どもたちの学力向上につながるのか、混乱するのは現場である。慎重な議論を期待したい。

 ~検討会議で示された主な論点
1 学校種や学年、教科の特性などを考慮した教科書の形態の在あり方
2 認知科学や発達心理学の知見を踏まえた児童生徒の発達段階と教科書との関係
3 視力低下など健康への影響
4 教科書会社や教育委員会などに過度な負担が生じないようにする留意点
 *現場の生の声を上げることが大事だ。
 

2026年4月11日土曜日

花だより 教育の心魂『明日をひらくひと』(木目澤一三教育長) フキノトウ 雪解けの森

 


 退職して暇になり、本棚の整理をしていると木目澤一三先生(網走市教育委員会教育長)の資料(定例校長会議のレジメ)が出てきました。
 教育の心魂『明日をひらくひと』(平成22年4月2日)
 「初心忘るべからず」は能の世阿弥の言葉で「学業や仕事を始める時に立てた目標やその時の意気込みを忘れてはいけない」といわれていますが、本来の意味は、「物事を始めたころは、まさに初心者である。その頃に味わった苦しみ、悩み、さらには悔しさや、それらを切り抜けるために努力したことを忘れてはならない。今持っている技量は、元々からの才能であると思うような慢心を持つと、これからの努力を怠ることになる。」という戒めです。
 改めて、異動した先生、新採用の先生に、あえて「初心忘るべからず」と申し上げます。
 1 「学校は、子どもたちの教育のためにある」ということ
 2 「給料は、子どもたちからいただいている」ということ
 3 「学校を担うのは、その学校に勤める先生方一人一人である」ということ
 教員の道を無理やりやらされたのではないと思います。教師としての自覚と誇り、さらには喜びをもって仕事をすることが重要です。
 新しいスタートを切りました。本来の意味をしっかり受け止めましょう。

2026年4月10日金曜日

花だより 4月新学期スタート 不満を正当化するなかれ ねこやなぎ カタクリ

《不満を正当化するなかれ》
 3月は不満、愚痴をこぼす毎日だったかもしれません。
 4月の校長会議で、木目澤教育長がこんな話をしました。
「満足は成長を留め、不満は成長の糧となる。」とあります、いたずらに不満を否定するつもりはありませんが、問題は不満を正当化し物事を諦めてしまうことです。
 例えば、勉強できないことを棚に上げ親のせいと正当化し努力を怠ることです。これでは全く成長の糧とはなりません。
 今は、政治とりわけ教育など朝令暮改の様相で不満も多いことでしょう。学校にあっても「学校経営がうまくいかないのは、良い教員がいないからだ。」と正当化して逃げるわけにはいかないのです。要は、現実をいかに受け入れ不満を止揚して成長への糧にできるかです。~
 4月新しい年度が始まりました。不満、愚痴は封印して気分一新、頑張りましょう。

2026年4月9日木曜日

花だより 新学期スタート 地域で子どもを守る フキノトウ フクジュソウ




   旅から帰ってきました。またブログを再開します。
 蕗の薹や福寿草 春が誕生する光景、生命の息吹が感じる季節を迎えましたが、校庭には、まだ少し雪が残っています。学校には、新入生と新しく異動してきた職員が加わり、令和8年度がスタートしました。
《入学準備 徒歩通学》
 旅の最中、前をゆっくり走る車に出合いました。歩道を見るとピカピカのランドセルを背負い、一人で歩いている子がいました。一人で学校に行けるように、練習しているようです。   
 ゆっくり走る車には、心配そうに見つめるおじいちゃんとおばあちゃんが乗っていました。どの学校でもたぶん同じように登下校の練習をする1年生と心配で寄り添う家族の姿があったことでしょう。
 1年生の保護者は、入学を迎えるに当たり、友だちとうまくやっていけるだろうか?交通事故にあわないだろうか?と喜びと同時に不安もあったかと思います。これから大切なお子様をお預かりする。お子様の教育のために教職員は一丸となって全力を尽くす覚悟が必要です。しかし、教育の第一の責任者は親です。次に教師です。子どもの健やかな成長のためには、共に手を携え、連携を密にして進めていくことが大切です。入学式は、学校に対する理解と協力をお願いする。保護者はその覚悟を持つことです。保護者は、わが子の映える写真を撮ることではありません。
 入学して1週間は、校外交通安全指導を行います。職員も交差点や要所に立っていますが、他に交通指導員の方や各町内会の皆さんが子どもたちを見守ってくれます。
 「小鳥遊」と書いて「鷹無し(タカナシ)」と読むそうです。ご近所の庭にバードテーブルがあって、小鳥が餌をついばんています。子どもたちが交通事故や不審者等に合わないように地域の皆さんのたくさんの目で子どもたちを見守ってくれます。
 4月は学校だけでなく、地域のとってもとても重要な月です。

2026年4月3日金曜日

花だより こども園長退任 書画展の作品

 

認定こども園「わくわく園」桜の園庭 5月
玉ねぎ、ジャガイモ、小麦の産地 「訓子府の丘~夏~」
 イオンの店内で、遠くから「えんちょうせんせ~!」と大声で呼び、走って来て抱きついた子がいました。そんなかわいい子どもたちとの思い出のあるこども園「わくわく園」の園長を3月31日で退任しました。4月1日からは、ただのじいさんになりました。園の離任式では、「もう、イオンで見かけても『えんちょうせんせ~!』と呼ばないでね。」とお願いしました。
 退職と古希の記念に、これまで書き(描き)ためていた約100点ほどの書と絵の書画展を町の公民館で3月に開催しました。町の離任式(こども園は町立)で副町長さんが「牧野園長の書画展の作品の中に『一人の子どもを粗末にしたとき 教育はその光を失う』がありました。これは職場にも当てはまる『一人を粗末にしたとき その職場は光を失う』大事にしたいと思いました。」とてもありがたい送別の言葉をいただきました。
 見た人たちは、「私は○○の絵がよかった。」「私は〇〇の言葉の書がよかった。」それぞれでした。その人の経験値や置かれている立場で、感じ方や見方が違うようです。
 最後の挨拶は、「生まれたところ 必ずしも故郷にあらず 心交わしたところこそ 本当の故郷である」 校長は3~4年で異動しますが、園長を5年務めました。皆さんにとてもよくしていただき、訓子府が心交わした本当の故郷になりました。
 これからそどうしたらよいか?妻は「一日中、家にいるの?」と言います。





2026年4月2日木曜日

花だより 押印書類9割、ファックス7割残る 文科省調査 ソメイヨシノ

 



 押印書類9割、ファックス7割残る 文科省調査
 約9割の学校で押印の必要な書類が使われていることが明らかになった。学校の働き方改革は急務で、文科省はデジタル化による校務効率を促す。
 政府は教育現場での押印やファックス使用を25年度末までに原則廃止する目標を掲げている。しかし、調査では91%の学校が「押印が必要な書類がある」と回答。日常業務にファックスでやり取りする学校も71.1%もある。
 教材費などの徴収金を口座振替やインターネットバイキングなど「完全デジタル化している」学校は45%ある一方、「全くしていない」学校は12.2%もある。
 「欠席・遅刻などの連絡受付」について、完全デジタル化している学校は55.5%、一部実施は32.4%だった。「保護者への調査・アンケートなどのクラウドサービスを用いた実施・集計」は、完全実施が29.4%となっていた。
 校務のデジタル化が進まない要因についても複数回答で学校に尋ねている。
 最も多かったのは「取り組みの実施について学校内で検討する時間がない」39.9%、次いで「ICT活用に対して不安」が33%だった。(4月1日 読売新聞)
 これが学校のおかしいところ、学校内で検討して導入しないとなるのだろうか?これこそトップダウンでやらないと学校のデジタル化は進まない。学校の働き方改革が進まないのもここに原因がある。