自然の摂理と「子ども食堂」
夏休みに入り「子ども食堂」が大繁盛らしい。学校が休みなので給食がない。その代わりを「子ども食堂」が居場所と食事を担っている。ボランティアスタッフの皆さんには、本当に頭が下がる。親は「本当に助かります。」と感謝し、子どもは「一人で食べるより、みんなと一緒に食べる方が楽しい。」と好評だという。
また、夏休み中、冷房の効いた学校を開放するように求められている。至れり尽くせりだ。“子育ては家庭外でやるので、子どもをたくさん産んで、親は働いてください”これが今の少子化対策だ。
平成28年3月 北見市立北小学校退職、その後、北見市教育委員会教育専門相談員、令和2年4月から、訓子府町教育委員会教育専門員 令和3年4月から、訓子府町認定こども園長 令和8年3月退任
AI関連のニュースを毎日目にする。その進化は、日進月歩どころか秒進分歩のスピードで、専門家でさえこれからどうなるか分からないらしい。
平成28年3月 北見市立北小学校退職、その後、北見市教育委員会教育専門相談員、令和2年4月から、訓子府町教育委員会教育専門員 令和3年4月から、訓子府町認定こども園長 令和8年3月退任
店先のあさがおとカラー
自らの思考を重視 生成AI安易に利用
文科省は24日、児童生徒が提出した読書感想文やリポートなどを教員が評価する際は、口頭発表や対話などを取り入れ、子どもたちが自ら思考・判断・表現できているかという観点を重視する考えを、中教審の専門部会で示した。生成AIの出力を丸写し、十分な思考を働かせていない実態があることが背景にある。
審議員の一人は、「我が国のソフトパワーを支えているのは書き言葉による深い思考だ。革新は、書き言葉とそれに関わる文化の弱体化をもたらすだろう。」と懸念を示し、次期学習指導要領では「アナログで書く学習がポイントになる」と指摘した。
もう40年も前の話だが、町の読書感想文コンクールで最優秀賞を受賞した子に「すごいねえ~、読書好きなんだ?」と褒めると「牧野先生にだけ本当のことを話す。夏休みの宿題に困って、図書館から『全国読書感想文作品集』を借りてきて、その中から気に入ったのを丸写しした。」と??? ところが翌年も優秀賞だったので「また、写したの?」と聞くと、「今回は自分で書いた。去年丸写ししたとき、こういう風に書いたらいいと分かったんだ。」しっかり学習していた。“このことは、2人だけの秘密だ”と約束したが、もう40年も経てばいいだろうし、今なら図書館に行って作品集を借りて書き写す手間をかけなくても済む。
管理職の採用論文試験もAIで作成する時代になったと聞く。「使うな!」と言うことはできない。上手に使うことを考えなければならない。
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「お値段以上 ニトリ」、“就職企業人気ランキング2年連続首位” 今や日本を代表する企業となったニトリホールディングス会長の似鳥昭雄氏(北海道出身)は、74歳の時に注意欠陥多動性障害(ADHD)の診断を受けたが、全くショックを受けなかったという。
子どもの頃、「落ち着きがない」、「人の話を聞けない」、「忘れ物が多い」と怒られていたのはそのせいだったと納得した。
できないことを多かった一方で、好きなことに対する集中力と好奇心はずば抜けていた。数字に強く、記憶力が優れていた。そして、天性の明るさと「人を喜ばせたい」という強い思いもあった。それが成功の原動力となった。
自らの経験から、弱点を克服しようとせず、人に補ってもらい、むしろ長所を伸ばすことの大切さを説く、社員には様々な部署を経験させ、隠れた長所を発見させることで会社の成長につなげている。
この本は、優れた経営書であると同時に、発達障害に悩む多くの人々に勇気と希望を与える一冊である。
“隠れた長所成功の原動力” 発達障害者のわたしだからこそ成功できた
「できないことの多い自分でよかった」 (祥伝社 1,760円)
特別支援学級、通級指導教室に通う児童生徒が急増している。特別な支援を要する児童生徒への支援や指導をするのは当たり前のことだが、特別支援教育の最も大事なことは、通常学級に通う子に偏見や差別をしないように教育することだ。
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「医者」と「教師」 どちらも「先生」と呼ばれるけれど?
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「がんばれない」心で何が起きているか
外山 美樹著(筑波大学教育心理学)
「がんばれ!」この励ましが、なんともしづらい時代になった。「努力が報われる」という空気があった昭和が終わり、低成長、過疎化…、がんばった先が見えにくくなった。「これ以上、どうがんばったら?」そんな悲鳴が聞こえてくる。
「がんばれ」が重くのしかかる人の心の間に分け入る、報われない努力を「損失」とみなすタイプはチャレンジせず、易きに流れる。逃げると恥とばかりに無力に努力するタイプは危険。どんなにがんばっても出口が見つからず、体に慢性炎症という「火事」が起き、ニッチもさっちもいかなくなる。どうしたらよいのか。
「人生は定員が決まったバス」と見なすという著者は、“目の前のこだわり、それだけに席を埋めてしまっていたら、新たな興味関心の座る席はない。ここぞの時には別の可能性をために『空席』をつくる”ことが持続的な成長の道になると提案している。山登りも努力も一本道ではない。しなやかに「やりぬく力」が必要だ。
学校やこども園で一番多く使う言葉が「がんばれ!」、「がんばる」かもしれない。子どもたちに「がんばれ、がんばれ」とはっぱをかけるだけでなく、一つのことにこだわってしまわないように「がんばれ!」と声をかけてなくてはならない。
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散歩道にある花壇 友だちにすぐ暴力をふるう子に「やさしくしなさい」、すぐ泣く子に「泣いてはダメ」と一方的に叱っても、その子は次から「やさしくしよう」とか「泣くのはよそう」とは素直に思わないものです。園児を観ていて、子ども発達段階がよくわかりました。
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当然、校長(教師)は、地域や保護者、子どもから信頼されるに足る人間性と資質を備えていることはいうまでもありません。しかし、何でもかんでも職務命令をもって行うことは慎重であるべきと考えます。
学校という組織はトップダウンだけでは機能しません。現場の校長(教頭)が道教委に直接物申すことはなかなかできませんが、言えるとしたら校長会(教頭会)です。教職員は、職員団体でしょうか?
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次期学習指導要領では、学校の裁量、教師の力量が試される
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in abashiri
再考デジタル教育 “紙から大転換に警鐘” 修正に急ぐ「先進」ノルウェー
ノルウェーのノルトゥイン教育相の講演 読売新聞7月13日
「生成AIは、小学校では原則使わないようにする。」と表明するなど、デジタル教育の先進国のノルウェーでは、起草修正する動きが出ている。
2015年以降、ノルウェーは、デジタル端末を使った授業が急増した。その一方でOECDのPISAで18年から22年にかけて成績が12~33点下がり過去最低となった。
教育相は「我々はデジタル化による学習成果や意欲の低下、いじめ・不登校の増加を目の当たりにしている。」と危機感を隠さない。
デジタル画面を見るスクリーンタイムが急増すると注意力が散漫になることから、過度なデジタル化の修正に向け、“紙の教科書をより優先すべき”と強調している。そして、「日本が進める教育のデジタル化について、“デジタル機器や教材へ過度に重点を置けば、学習に大きな問題が発生する恐れがある。日本にはノルウェーが犯した過ちを繰り返さないように助言したい。」と注意喚起している。
読売新聞の一面で、この問題を頻繁に取り上げるのは、“教育は国家百年の大計”だからだろう。消費税、皇室典範、国旗毀損も含めて、十分な議論をしてほしい。
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情報教育授業拡充へ ~小中に新領域・教科~
次期学習指導要領で情報モラルやメディアリテラシーなど情報教育の授業時間数を大幅に拡大する案を中教審の特別部会で示した。
SNSの普及で誤、偽情報の拡散などが問題化しており、小学校段階から教育を強化する。これまでも「情報モラル」は道徳などで指導されてきたが、明確な規定がなく学校による指導の差が大きかった。そこで小学校では3年生以上で「総合的な探求の時間」に情報の領域」を新設し、小3~4は最大30コマ、小5~6は最大35コマを確保して、ネット依存などのリスクへの対応や情報の信頼性の確認などルールやマナーを守って安全に利用する方法を教える。新教科・新領域を開設しても、国語や社会など他教科の授業時数を年間数コマずつ減らし、全体の総授業数は増やさない方針だ。 (7月9日 読売新聞から)
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学校外学習時間2割減
2015年までの10年間で子どもの学校以外での学習時間は約2割減少いていることがベネッセの調査で分かった。
高校生で22分、中学生19分、小学生17分減少した。学習塾は小中高校生とも横ばいで、宿題の時間が最も少なくなった。さらに成績上位層と下位層の差が拡大していて、学力が二極化している。また、勉強に対する意識にも変化が表れている。「勉強が好きだ」と回答している割合は、小学4~6年で13.7ポイント減の53.1%だった。学習に対する肯定的な意識や意味付けが弱まっている。
「馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない」ということわざがあります。学ぶ意欲がないのに、いくら「勉強しなさい」と言っても、「糠に釘」(?)
教師の一番の役割は「子どもの心に火をつける(モチベーションを上げる)」こと。しかし、これが一番難しい!
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通級指導教室で教科学習可能に
通級学級に在籍しながら障害による困難の克服や改善を図り活動(自立活動)を行う通級指導を受ける小中高校生が20万人(その内小学生は17万人)を超えた。次期学習指導要領で国語や算数などの教科指導も可能にする特例を設ける計画だ。(読売新聞 7月7日)
今の親の世代には「通級指導教室」はなかった。特別支援学級相当の何らかの障害を抱えている子の保護者にしてみれば、在籍が通常学級にあると聞くと、通級指導教室を希望するケースが多い。そして保護者は、国語や算数を個別指導してくれると思っている。ところが週に1~2コマ程度の“自立活動”では、それほどの効果は出ないというのが現場の本音で、小学校の場合、通常学級は35人が上限で、通級指導教室は8人、特別な支援を要する児の増加は、教員不足につながっている。
次期改訂では、学校の裁量を拡充して、教育課程の柔軟化を可能にし、多様な子どもの実態に対応するというが、現場では、通級指導教室に通う子のほとんどは、特別支援学級に在籍して、個に対応した指導をすることが望ましいと思っている。さらに、特別支援教育担当教員には、高い専門性が求められる。支援を要する児童生徒が増えてきているのに、教員は不足している。通級指導教室で国語や算数を週に1コマ程度学習しても、抜本的な改善にはつながらない気がする。
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AI時代における教師の役割は常にアップデートすること
教室では、全員端末に向かって学習をしている。ところが画面に出てくる問題はそれぞれ違う。できない子には、どこにつまづきがあるかを瞬時に判断し、その子に合った問題を提示している。実に効率的で、正に個別最適な学習が展開されるようになる。教師は机間巡視をしながら、その様子を見ているだけ、いつかこんな時代が来るだろうとは思っていましたが、AIの進化は、私の想像をはるかに超え、現実なものとなり、今やAIが当たり前になりました。ところが教育界だけがこの導入に慎重です。教育の普遍性を唱える人が多いからです。
AIの進化に伴い、教育のあり方も大きく変化するのは間違いありません。これまで教師は知識を伝達することが主な役割とされてきましたが、AIが情報を即座に提供できるようになると、教師不要論まで沸き起こり(?)なくならないまでも、教師に求められる役割とスキルは大きく変化しています。
AI時代に求められる教師の役割
人間的な関わり: AIは知識伝達や分析は得意だが、他者との協調性、共感、倫理観、創造性といった人間的な側面を育むことはできまない。これらの情操教育こそ、教師の最も重要な役割となる。しかしこれすらも近い将来AIは克服するだろうと言われています。
学習のファシリテーター: 生徒が自ら問いを立て、AIを使いこなして答えを見つけ出すプロセスを支援する役割が求められる。知識を教え込むのではなく、学習方法や探求の仕方をガイドする。指導者から伴走者になる。
教師という職業は、子どもとのかかわりの中で、子どもから教えられ、先輩教師の優れた実践に学ぶことで一人前な教師に成長するものだといわれてきました。しかし、これまでも優秀な教師は、常に向上心や創造性をもって授業改善や学級経営に取り組んできました。
これまでの常識や知識では通用しなくなったことを自覚することが大事だとつくづく思います。
平成28年3月 北見市立北小学校退職、その後、北見市教育委員会教育専門相談員、令和2年4月から、訓子府町教育委員会教育専門員 令和3年4月から、訓子府町認定こども園長 令和8年3月退任
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警備員心得 同じことを繰り返して行っていると、人は無意識のうちに要領を覚え、できるだけ効率よく、効果的な方法はないかと模索しはじめる。これが合理化である。しかし、これが正しい合理化であるか保証はない。人は怠けたいという性質や、すぐに飽きるという性質を持っている。怠けたいとき、仕事に飽きてもそれを続けなければならないときに、それを合理化しようとすると「横着」に走ることになる。
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AI利用 英語の学びは教員と子供で (読売新聞社説:7月5日)
AIの回答は、誤りや偏りがある。そうしたリスクを十分理解せず、教育現場に安易な利用が広がる事態は避けなければならない。
AIを使えば、ネイティブに近い発音や会話を体験できるなど、確かに有効な面もあるだろう。ただその活用を指導要領に明記することは、教育に積極的に利用するメッセージになる。その結果、AIを使うこと自体が目的化し、どの学年や授業のどの場面で使うとどんな教育効果が得られるかを考えずに多用する状況が生まれないか心配だ。
行き過ぎれば、子どもの学びはAIに委ね、教員はそのサポートに回る形になる。それが教育といえるのか。教育の主役は子供と教員であり、AIは道具に過ぎないことを忘れてはないでほしい。
海外では、過度のデジタル化を修正する国が目立つ、日本は、デジタル教科書導入を含め、なぜこれほど前のめりになのか理解に苦しむ。
読売が警鐘を鳴らすことは必要かもしれないが、学校の授業だけで、英語を話せるようになった人がいるだろうか?長年の英語教育の課題をAIが救ってくれるかもしれない。使わない手はないだろう。
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よそ行きの顔をしない
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