2018年9月10日月曜日

花だより オシロイバナ ミョウガ ツルボ 「eスポーツ」


 「eスポーツ」は競技として広がるか?
 サッカーや格闘技など対戦ゲームの腕前を競う「エレクトロニック・スポーツ(e
スポーツ)」が注目されています。インドネシアで開催されたアジア競技大会では初めて公開競技となりました。
 日本では「遊び」のイメージ強い
 ◆市場規模の急拡大
 海外では「スポーツ」は技を競う「競技」と捉えられ、チェスは「マインドスポーツ」と呼ばれます。米国では賞金総額が数十億円に上るeスポーツの大会もあり、プロ選手もいます。
 オランダの調査会社Newzooは、eスポーツの市場規模は2021年には16億5000万ドル(約1815億円)と16年の3倍を超えるとみています。今回のアジア大会で、日本代表は人気のサッカーゲーム「ウイニングイレブン」など2種目に出場します。次回22年の中国・杭州大会では、正式競技になり、24年のパリ五輪でも採用が検討されています。
 ◆日本でも普及進む
 世界に比べて日本は出遅れていましたが、今年2月、プロライセンスの発行や日本代表の選考を行う「日本eスポーツ連合(JeSU)」が発足しました。
 企業では日本テレビや吉本興業などがプロチームを結成。日本野球機構は7月、今年11月からeスポーツのプロリーグを開催すると発表しました。19年の茨城国体では、文化プログラムとして開催されるなど、普及が加速しています。
 ◆「スポーツ」と認識24%
 日本では家庭用ゲーム機を中心に普及したため、ゲームはコンピュータを相手に個人で楽しむ「遊び」のイメージが強いと言われます。依存症などを心配し、ゲーム自体に否定的な人も少なくありません。
 eスポーツの大会を行う「CyberZ(サイバーゼット)」が昨年、10歳代から60歳代に行った調査では、eスポーツを「スポーツと思う」と答えた人は24%でした。広く「スポーツ」を認められるためにも、競技性の高さや健全性が求められています。
 不登校児童生徒の多くは、夜遅くまでゲームをして、昼夜逆転の生活をしている。毎日、好きなだけゲームをしているので、他の子どもたちより、はるかにゲームには強く、優越感に浸っている子が多い。「太鼓の達人」の全道大会で入賞したことを自慢する不登校生徒がいた。
~愛されているか、褒められているか、必要とされているか、人の役に立っているか、
 この中の一つでもあれば、人は頑張って生きていける。~
 ゲーム(eスポーツ)が、オリンピック種目になれば、目標ができて頑張る子がいるかもしれないが、学校に行かずゲームに専念する子が増えるのではないかと心配する大人が多いのも事実だろう。しかし、我々がいくら心配しても、この流れは止められそうもない。
 「自己管理が必要」 立命館大学ゲーム研究センター 中村彰憲教授の話
 「eスポーツの選手は体力づくりや対戦相手の研究など、厳しい練習を積んでいる。自分を律する力が必要で、米国では優秀な選手に奨学金を出す大学もある。プロを目指すなら、勉強や友人関係をおろそかにしない、日ごろの姿勢も大切だ。」


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