2018年9月11日火曜日

花だより レンゲショウマ ヤマゴボウ ヨルガオ 母を偲んで(1)

 母を偲んで(1) 
母が87歳の生涯を閉じました。突然の出来事でした。
「親孝行したいときに親は無し」と言いいますが、退職して少し余裕ができ、これからと思っていた矢先でした。
 通夜のお寺さんのお説教で「亡くなった方を思い出し、思い出話をし、偲ぶことが最大の供養である。」と話されていました。
  ~思い出~「玉入れの玉」
 小学校の頃、運動会が近づくと、学校から保護者に「一家に1個、玉入れの玉を作ってきてください。」とお願いされたことがありました。母は、洋裁をしていたからか10個作って「よしみつ、これを学校へ持っていきなさい。」と渡されました。「母さん、1個でいいんだよ!」と言うと、「母さんは、学はないし、人前に立つこともできないし、だからPTAの仕事は何もできない。でも、玉入れの玉くらいは作れるからね。」と言いました。担任の先生に渡すと、「牧野君のお母さん、とても上手ね。」と言われ、うれしかったことを思い出しました。
 もっと元気なうちに親孝行しておけばよかったと悔やんでいます。
「遺影は、これを使ってね。」
母ミツ子 72才のころ

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