2016年9月2日金曜日
花だより コスモス 石森じいちゃんの手
【平成17年度 北見市立若松小学校 学校便りから】
《心がホッとステーション》
「おじいさんの手汚いよ。ちゃんと石けんつけて洗っているの?」
1年生が石森じいちゃんに言いました。すると
「あのね。いくら洗ってもとれないんだよ。何年も何年も畑仕事しているからね。土が手にしみこんでいるんだよ。」
石森じいちゃんは、ごっつい手を見せながら、やさしくその子に話しました。
「今年の畑は、雑草もあまり無く、いい畑だ!」と石森じいちゃんに褒められた話を花便りに書きました。私も夏休み、朝早く草取りをしましたが、農家の方の話を聞いて恥ずかしくなりました。わずかな面積の草取りをして畑仕事をしたとは言えないのです。
学校での菜園活動は、植物を育て、継続的に世話をすることで、生きていることの尊さや素晴らしさ、枯れたり死んだりすることの悲しさや恐ろしさ、農家の方の苦労などを自らの体験を通して学ぶことをとねらいとしています。また、こうした体験活動は、高学年が取り組んでいる養蜂も同じで調べてわかるだけでなく、今問題になっている“心の教育”にもつながるものです。
また収穫祭は、関わっていただいた方への感謝と収穫の喜び、これまでの活動を振り返るものです。毎日の食卓にあがる食材は、農家の人が手間暇掛けて大切に育てたものです。毎日「いただきます」と感謝を込めて食べましょう。と全校朝会で話しました。
平成28年3月 北見市立北小学校退職、その後、北見市教育委員会教育専門相談員、令和2年4月から、訓子府町教育委員会教育専門員 令和3年4月から、訓子府町認定こども園長
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