*網走大曲湖畔園地では、ひまわりとコスモスが満開です。
【平成22年度 網走市立潮見小学校 学校便りから】
《心がホッとステーション》 ~芸術の秋~
質屋の修行(目利き) 有名ブランド品の偽物を見分けるためには、本物にいかに多く触れるかということだそうです。音楽プロデュサーの小室哲哉氏が作曲の道に入るきっかけは、学校の先生に作品を褒められたからだったそうです。子どものころの出会いやきっかけから将来の夢を持ち、芸術家になるケースが多いようです。子どものうちに本物の芸術に触れることは、文化芸術の裾野を広げるためにも学校教育ばかりでなく、家庭教育の中でも大切なことのように思います。スポーツや運動会で活躍の場を得て目を輝かせる子どもがいるのと同じく、文化芸術で感動する子どもたちも大勢います。子ども一人一人の持ち味や個性を引き出すのも大切なことです。急かされてあわただしいときこそ、心のゆとりと質の高い豊かさが大切です。
《シリーズ「いきいき子育て」》 “尾木ママの『叱らない』子育て論”から
~あなたの子どもは思っているほど「かわいくない」~
子どもというのは無条件でかわいいものだと思っていませんか?それは実は危険な思い込みです。子どもというのは当たり前ですが親の思いどおりにはいきません。理想どおりにはぜんぜん育たないものです。3歳が過ぎて自我が目覚めてくるとお散歩も一筋縄ではいきません。
「そっちは行かないの。こっちよ。こっち。ちゃんと言うこと聞きなさい!」
「イヤ!あっちに行きたいの!」
「ほら、暗くなってきたから、そろそろ帰ろうね!」
「イヤだ!もっと遊ぶ」
~買い物に行けば~
「ママ~、買って、買って!」
それにいちいち腹を立てていては、ストレスになります。
「ちゃんと育ててきたはずなのに、どうして言うことを聞かなくなっちゃったのかしら・・・。」
子どもへの期待が大きすぎてはいけないのです。
過剰な期待は、親自身を追い込んでしまうし、結果的には子どもの成長を阻害してしまいます。親の夢を押しつけて、「うちの子なら、もっとできるはず」と期待し続けると、いつまでも親に認めてもらえない不安感、親の目標に到達できない自己否定感でいっぱいになってしまいます。子どもに期待するのは親として当然のことですが、その期待の寄せ方には、親としての根気とコツがあります。
日常の中で、できたところをたくさん見つけてほめて、子どもを認めていくことが大切です。そうしたら小さな自信がいっぱい生まれて、次に実を結ぶことになります。◇最近は赤ちゃん雑誌やモデル事務所に、赤ちゃんモデルや子どもタレントの募集や応募がものすごく多いそうです。それこそ、ママが果たせなかった夢を、赤ちゃんのうちから子どもに託そうとしている人が多いということです。◇「うちの子はなんてかわいいの!将来女優になれるかも?」なんて鼻息の荒いあなた!どんな子どもも、親が思っているほどかわいくはないのです。そう思えば気が楽です。子どもものびのびと育ちます。
◇子どもは親の思いどおりにはならないのです。思いどおりにならないから想像もしなかった発見があり、驚きがあり、喜びがあるのです。だから子育てはおもしろい!
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