2016年9月26日月曜日

花だより ホオズキ2 マラソン記録会

【平成22年度 網走市立潮見小学校 学校便りから】
 《心がホッとステーション》 マラソン記録会 “自分に勝つ!”
  昨年の反省(スタートの混雑を避け、安全確保のため)から、スタートしてグラウンドを1周してから公道に出るようにしたためコースが若干変更になりました。それで今年の記録が新たな公認記録となります。
 マラソン記録会を前に「校長先生、『自分に勝つ』ってどうゆうこと?」と聞かれたので開会式でこんな話をしました。
 ~マラソンが大好きという子に今まで会ったことがありません。マラソンは辛いです。私も嫌いでした。走っていると「歩いたら楽だぞ。どうせ1位になれないんだから、誰も見ていないし、歩け!」と心の中で弱い自分がささやきます。ところが心の中にはもう一人の自分がいて「その誘いに負けちゃダメだ!最後まで走るんだ!1位じゃなくてもいいから、ベストを尽くしなさい。」と励まし、弱い自分と闘いをします。(『トムとジェリー』の漫画で悪魔と天使が出てきてささやくシーンを思い出します。)走っている間、みなさんは、心の中で闘っているはずです。「自分に勝つ」ということは、楽な方を選ばないということなのです。~
  マラソンは自分との勝負!
 走り終わった子が、「校長先生!心の中に2人もいないよ。『早く終われ、早くゴールにつかないかなあ~。』しか思わなかったよ。」と言った子がいました。
「それはね。弱い自分が心の中にいなかったんだよ。○○さんは心の強い人なんだ。」
「あのね。ぼくの心の中には、二人もいなかった。だから途中歩いたよ。」と言った子もいました。
“負けん気” 練習でずっと1位だった子が本番で2位になってしまいました。彼はゴールした後、下を向いて、悔しさを必死に堪えていました。「見込みある奴だ!」負けて悔しいと思うから、つぎ頑張れる。厳しい練習にも耐えられる。トップアスリート(すごい選手)はみんなそうです。負ける悔しさがあるから、勝ったときの喜びが大きい!」と声をかけましたが、彼はまだ、そんな慰めを受け入れる状況ではありませんでした。
 

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