2019年4月8日月曜日

花だより レンゲソウ 学力向上


 ◇□◇教育長から◇□◇ 
 北見市内の児童生徒、教職員、保護者を含めると約3万人になる。校長は、その責任を背負っているという自覚を持って学校経営にあたってほしい。
 教育長より、25年度の北見市の教育行政方針が出されました。(1)信頼される学校づくり(2)学力向上の2本柱です。
 全国学力学習状況調査
 全国最低レベルからの脱却を目ざし、“なりふりかまわず”の取組が求められていますが、6年生の教室の「今日のめあて」に「学力テストを精いっぱいがんばる」とありました。子どもたちは、真剣に問題に取り組んでいました。しかし、残念ながら「真剣さ」=「出来映え」ではありません。
 ○△◇過去の弱点 改善状況測る○△◇ 
 問題を作成した国立教育政策研究所によると、今回は、過去の学力テストを分析し児童生徒の弱点を把握し、その改善状況を見る出題が153問中22問(約14%)を占めました。
 小学校算数では、わり算とたし算が混じった計算の順番が弱点と指摘されました。サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」を題材に、4つのチームの勝ち点や順位を計算させる問題が出題されました。
 小学校国語では、東日本大震災の苦難を乗り越えて選抜高校野球大会に出場した石巻工業高校主将の「日本中に届けます。感動、勇気、そして笑顔」という選手宣誓を取り上げ、表現の工夫がどんな効果を生んでいるかを問う問題が出題されました。過去に苦手にした「考えが伝わるよう、スピーチの表現を工夫する力」が改善されたかを見るねらいがあります。
 北海道教育大学旭川校の高橋亜希子准教授(教育学)は、今回の国語の問題について「昨年、一昨年と比べて難しい内容。問題が長く、複雑になっている。単なる知識ではなく、文章を理解して要約し、表現する力が問われている。北海道の子どもは、長文を読んで理解するのが苦手な傾向にあるので、難しく感じたのではないか」と指摘しています。(読売新聞の要約)
 学力向上対策 調査結果を分析して、課題を明確にする
 6年間の学力・学習状況調査結果からも北見市の平均は、道の平均を下回る結果となっています。本校においても22年度を除き、道の平均をも下回る結果となっています。しかし、教育関係者であれば誰もが承知しているとおり、学力の問題には、さまざまな要因があり、一長一短には解決できない問題であります。また、学力向上の特効薬などありません。課題を明らかにして、授業改善を図る。そして、毎日の地道な努力の積み上げが必要です。

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