「郷に入っては郷に従え」は通用しない!
《差別なんかしません! そもそも考え方が違う?》
カナダ人(フランス系)のお父さんと日本人のお母さんを持つ女の子が入学することになりました。
“ハーフということで「いじめ」に合うのではないか”と心配した父親が学校に相談に来ました。
「髪の毛や目、肌の色が違うことで差別はしません。そんなことは関係ありません。他の子といっしょに扱いますので、ご心配なく…。」と説明してもなかなか納得しません。最初は、日本語がよく分からないからと思ったのですが、よく話し合っていくうちに考え方が違うことに気づきました。
「うちの子は、他の子と違うんだからそれをまず認めてください。カナダは、ヨーロッパ系でもフランス人もいれば、イタリア人、ドイツ人もいるし、アフリカ系の人もいれば、アジア系の人、様々な人種で成り立っている国なのです。だからカナダの教育は、それぞれの違いを認めることからはじまる。うちの子は、日本の子とは違うし、私もカナダ人で日本人とは違うから、考え方も違います。それをきちんと認めて欲しい。」と言うのです。
外国の人は、自分の考えをしっかり主張します。“郷に入っては郷に従え”という日本人的な考えは通用しません。中国人や韓国人は、外見は日本人と似ていますが、考え方(思想)は、だいぶ違うように思います。外交交渉が難しいのはよく分かります。グローバルな社会で生きていくためには(わかり合うためには)、互いの違いを認めることから始めないといけないのです。男女の関係もそうです。男と女はそもそも違います。その違いを認め合うことが大切です。
0 件のコメント:
コメントを投稿