2019年12月2日月曜日

花だより 「弱い人を守りなさい」と教えるのは親 マルバノキ

「弱い人を守りなさい」と教えるのは親
 人の間をすり抜けるようにして歩道を猛スピードで走っていく自転車があります。自転車は車道を走行しなければなりませんが、相変わらず歩道を走り、事故を起こすケースが増えています。
 自転車に乗っていた子どもが軽い接触事故を起こして人にケガをさせると「学校の自転車指導に問題がある」と文句をいう親がいるそうです。でも、これは間違いです。ルールを教えるのは学校かもしれませんが、その土台になっている「弱い人を守る」という気持ちを教えるのは親です。親が子どもにその気持ちを教えていなければ、いくら交通ルールを教えても事故は防げません。ルールを守らなければ、“走る凶器”になるという気持ちを育てるのは親しかいません。
 自転車の乗り方だけでなく、おりにふれて子どもを諭し、弱い人を守ろうという気持ちを育てていく必要があります。お年寄りが横断歩道を渡ろうとしているとき、赤ちゃんを抱いたお母さんを見かけたとき、保育園児が遊んでいるとき、いろいろな場面で子どもに伝えられます。しかし、どんな場面でも必ずこうしなければならないというルールはありません。だからいくらルールを教えても優しさは育たないのです。
“「痛快TVスカッとジャパン」(月曜夜8時フジテレビ)校長先生見てる?”と言われて、見ました。スカッとする話をドラマ化した番組です。自転車のようにルールを守らない人が多いので、このような番組が流行するのでしょうか?

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