“読書は、心と頭の栄養ドリンク”
2年生の国語の教科書に「かさこじぞう」という教材があります。
貧乏暮らしのおじいさんとおばあさんは、すげ笠をこしらえて、それを売って年越し用の餅を買おうとします。おじいさんが市場に行き、「笠はいらんかあ~。」と必死にうりましたが一個も売れません。帰り道、道端のおじぞうさんに「吹きさらしで寒かろう」とその笠をかぶせて帰ってきます。おばあさんは、そんなおじいさんに文句一つ言わず、「それはええことをしなすった。」とやさしく労ります。するとその夜、おじぞうさんが、じいさまとばあさまの家に餅や米やらお正月用品を持ってきてくれるという話です。
これを読んだ2年生は、「このおじいさんとおばあさんは、正直もんでやさしい人たちだから、ちゃんと神様、仏様が見ていてくれて、ご褒美のプレゼントをしてくれたんだ。」と感想を持ちます。発達段階に応じた物語教材は、子どもたちの心と頭を豊かにします。
何でもスマホが普及するようになって、読書離れが進み、教育雑誌が休刊になったり、廃刊になったりしています。
「教師が本を読んでいないのに、子どもに『本を読め!』と言えるでしょう?『最近の子どもは読解力がない。』と言われていますが、そもそも教師に読解力はあるのでしょうか?「もっと本を読んで教養を積みなさい!」と先輩の先生から言われましたことがあります。
子どもたちに夢と希望を持たせるのが大人の役割です。孫のクリスマスプレゼントは「本」と決めています。(孫には不評ですが?)
0 件のコメント:
コメントを投稿