2022年3月30日水曜日

花だより 先輩教師から学ぶ(祝満職) ムラサキハナナ

 

 先輩教師から学ぶ心配り
 S先生が、引き継ぎに来た中学校の特別支援担当の先生を校長室に連れて来て紹介してくれました。当たり前のことですが、こういうことが学校現場では、なかなかできていません。
 教育長は、真っ先に職員室に入り、先生方に声をかけてから校長室に来ます。帰りも同じです。必ず職員室に出向き、挨拶をしてから帰られます。玄関がオートロックになりました。出入りの業者さんも、校長室に来て必ず「よろしくお願いします。」と挨拶をします。学校だけでなく、会社回りをしている外交の方にとっては常識的なことですが、教員が他の学校に行ったときは、どうでしょうか?
 他の学校の先生が、わざわざ校長室に来て用件を言うのは億劫なものです。そんなとき、その学校の先生が気をきかせて、校長に取り次いでくれたらありがたいと思うはずです。普段から、気配りのできているS先生らしいさりげない心配りに感心しました。皆さんも見習ってください。S先生は今年の春退職されます。
 今年も定年退職される先生の送別会ができません。「退職」「勇退」の他に「祝満職」という言い方があります。正に職を全うしたことに敬意を表するという意味だと思います。そうした先生と酒を酌み交わし、思い出話を聞く機会がないのは、淋しい限りです。





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