2022年3月1日火曜日

花だより 桃の節句 タチツボスミレ

 

 節目を大切にする日本人の心
 玄関ホールの立派なおひな様が飾られました。
「園長先生『節分』とか『ひな祭り』の意味を園児に分かりやすくお話ししてください。」と頼まれました。
 日本人は、季節の変わり目を大切にしてきました。
◎人日(じんじつ)/陰暦正月7日「七草がゆ」
◎上巳(じょうし)/陰暦3月3日「桃の節句」
◎端午(たんご)/陰暦5月5日「端午の節句」
◎七夕(たなばた)/陰暦7月7日「七夕祭り」
◎重陽(ちょうよう) /陰暦9月9日「菊の節句」
 9月9日の重陽の節句はなくなりましたが、他の節句は現代まで伝わる行事です。
初節句のひな祭りは、身のけがれを祓う災厄除けの行事です。
 ひな祭りは、平安時代に高貴な生まれの女の子の厄除けと健康祈願のお祝いとしての「桃の節句」が、江戸時代になって庶民の間にも定着して行われるようになったお祝いです。ですから単なるお祭りではなく、お七夜やお宮参りと同じく女の赤ちゃんのすこやかな成長を願う行事、いうなればお雛さまは、子どもに降りかかろうとする災厄を、代わりに引き受けてくれる災厄除けの守り神のようなものです。気持ちの問題ですが、省略せずにきちんとお祝いしてあげたいものです。
「園長先生、おひな様を飾ったら、コロナにかからないの?」と言われました。
 5歳から11歳のワクチン接種が始まりました。「コロナに罹らないようにワクチンを打つことにしました。」「副反応が怖いので打ちません。」どちらも親としての子を思う気持ちは同じです。

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