2022年3月4日金曜日

花だより なぜ、学校に行かねばならないのか? ムラサキケマン

 

 ~不登校を考える~
 なぜ、学校に行かねばならないのか?
 学校に行く理由を、子どもが納得するレベルで明確に答えることは非常に難しい。
●能力や関心も異なる子どもを、集団にして同じ進み具合で同じ内容を教え込むことに、そもそも不可能性を抱えているのではないか。
●近代化を達成した豊かな社会にあって、学校で勉強したところで輝かしい未来が保障されるわけではないと分かれば、そうした無理のある場所に我慢して毎日通う理由が失われる。
●子どもが学校に行く力ではなく、学校の吸引力自体が衰弱しているのではないか。
●子どもたちを学校につなげ止める力を失いつつあるのではないか。
 本来学校は、子どもたちにとって楽しくてしょうがないところであるはずなのです。
 不登校・登校拒否は、どの子にも起こりうる問題です。その原因は多様化し、様々な要因が複雑に絡み合っています。ネット検索するとものすごい件数がヒットします。教育の専門家や学校現場で取り組んでいますが、不登校児童生徒の数は一向に減りません。残念ながら、明確な対処法はありません。対処療法では解決しない根本的な原因があるのではないかと思います。
 

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