2026年10月6日火曜日

花だより お母さん、正しい言葉の使い方を教えることはできますか? ススキ アキノタムラソウ

 


 「おまえ、何やってんだよ!」公衆の面前で母親が子どもを叱っている場面に出くわしました。言われた子どもも反省するそぶりはなく、あっけらか~ンとしています。
 ~お母さん、正しい言葉の使い方を教えることはできますか?~ 
 子どもは、悪い言葉をすぐ覚え、使います。「友だちの影響、いや、一番はテレビからでしょう?」と思っている方が多いのではないでしょうか。一番は、親が使っているのを真似しているのです。子どもの間違った言葉遣いを矯正するには、まず親が正しい言葉遣いをする必要があります。言葉の間違いを犯さない子どもは一人もいません。子どもは単語のさまざまな組み合わせ方を試します。その組み合わせが間違っているのに、誰もそれを指摘して直さないなら、子どもはそれが正しいと誤解して使い続けてしまいます。教える時期は、言葉を覚える幼児期が大事です。
 正しい言葉を使うと、生涯にわたって得をします。実際、同僚や取引先との会話で正しい言葉で話していないために、信頼関係を築けなかったり、言葉が正しく使えないために「低学力」と判断されてしまいます。言葉遣いが荒い子が多い学級は、やはり荒れています。校区によって学力に差が出ます。言葉遣いだけでなく、服装など身なりも関係します。「見た目で判断しない」と言いますが、現実はそういうものです。
 親は子どもにそういう損をさせないように配慮すべきです。将来、それが原因となって社会に適応できずに苦しむことがあります。子どもは周囲の人やテレビから好ましくない言葉を覚え、特定の言葉の響きに喜びを感じます。しかし、その中には、人を罵倒したり差別したりする不適切な表現が含まれていることがあるので要注意です。そんなとき、親は「そういう言葉を使ってはいけません。」と注意するのが親の努めです。そうしなければ、子どもはそれを受け入れられると思い込んでしまうからです。SNS上での誹謗中傷が横行しているのもこうした理由からです。モラハラなどのハラスメントもそうです。言葉の使い方が不適切だと周囲から拒絶と批判を招き、自尊心を台無しにしてしまいます。
          (「イキイキ子育て手帖」より、牧野加筆)
   *ウェブバージョンでご覧ください。

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