2017年12月14日木曜日

花だより フユザクラ にゃんこスター


 にゃんこスター? 縄跳び ぴょんぴょん 
「校長先生、見て、見て。二重跳びできるんだよ。あや跳びだって、交差跳びだってできるんだから…。」と2年生の女の子が自慢げに跳んで見せてくれます。最近教室前のワークスペースで縄跳びの練習をしているのをよく見かけます。
 縄跳びを上手に跳ぶのに必要なのが「調整力」です。調整力とは、自分のからだを思い通りに動かす能力で、平衡性(体をバランスよく保持する能力)・敏捷性(体を素早く動かす能力)・巧緻性(からだを巧みに動かす能力)の3項目から成り立っています。これらが総合的に備わっていることが大切です。しかし、幼児のうちはこの能力が未発達で縄跳びをうまく跳ぶことができません。また、とっさに手や足が出ない、思わずバランスを崩しそうになるのは、調整力の未発達か、老化により調整力が衰えてきているからです。調整力のピークは20歳でそれから下降線をたどります。
 自分のからだを思い通りに動かす「調整力」はなぜ重要なのか? 
 人間は考えながら動くとき、まず眼や耳から入った情報が中枢で処理されて、どのように動けばいいのかという命令が筋肉に伝えられ、はじめて動作となって現れます。一見容易にみえる動作においても、常に強さ、方向、速さ、タイミング、持続時間などが的確に作動するよう処理されているのです。このようなことを何度か繰り返すうちに、その動作がプログラムとして記憶され、あまり考えなくても思い通りに動けるようになります。調整力が衰えていると自分のからだを上手にコントロールすることが難しくなり事故や怪我につながりやすくなります。この調整力を高めるには、縄跳びが効果的だと言われています。
「どれどれ貸してみなさい。校長先生が見本を見せてあげる。」 やってみると3回くらいでひっかかってしまいました。老化現象が始まっているようです。老化防止に家族みんなで縄跳びをお勧めします。

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