***ソーシャルスキル***
先週 3年生の授業研究(学級活動)が行われました。題材は「ソーシャルスキルを身につけよう」です。
ソーシャルスキルとは、「社会の中で他人と交わり、共に生活していくために必要な能力」のことをいいます。他人との関わりにおいて、相手に適切かつ効果的に反応するために用いられる言葉や行動、相手のことを認めたり、自分の感情をコントロールしたりすることも含みます。
学校現場では、学力低下問題などさまざまな課題が山積していますが、今の子どもたちにとって必要なソーシャルスキルが十分身に付いていないことも大きな問題となっています。そのため、相手の気持ちを思いやることなく、自分の主張だけを押し通す。規律を守れず、不適切な行動をとってしまう。友だちとの関係がうまくつくれず、いじめ・いじめられる関係に陥ってしまうのです。
これまでは、日々の暮らしの中で自然に身についたものですが、現在は、地域の教育力の低下、家庭教育の過保護、過干渉、放任など、人間関係が以前に比べて希薄になっていることに加え、インターネットやテレビゲーム、スマホの普及による友だち同士の関係や遊びの変化により、相手と上手にコミュニケーションをとる能力が劣ってきています。そこで3年生では「ソーシャルスキルを身につけよう」と取り組んだものです。
いらいらドキドキどうしよう?
セルフコントロール、マネジメントスキルを習得する。
《こんなときどうする?》
□ゲームをかしてもらえるかきく。
□手に入るまで、がまんする。
□買ってもらえるか、親にそうだんする。
□ほかのあそびで楽しむ。
「いらいら、どきどきの解消法は?」と聞くと、“深呼吸する”と答えました。
病院で血圧を測るとき、1回目に高く出ると「はい、深呼吸してください。もう一度測ります。」と言われます。なるほど、子どもはちゃんと知っています。
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