~子どものできる「責任のとり方」を親がきちんと教える~
小さな子どもは本来わがままなものです。だから赤ん坊のうちは人のものを取ってもあやまろうとしません。それが少しずつ大きくなるにつれ、いたずらするとあやまるようになります。しつけがうまく進んでいくと、子どもが社会性を身に付けていきます。それはやっていいことと悪いことの区別をつけていくということです。
スーパーの中で5歳くらいの男の子が走り回っていて、お菓子コーナーにぶつかり、山積みになっていたお菓子がバラバラに落ちてしまいました。男の子は呆然として見ているだけです。するとお母さんがやって来て「何しているの。こっちに来なさい。」と子どもを呼んで、どこかへ行ってしまったのです。
ばらまかれたお菓子を拾ったのは、近くの大人でした。子どもが自分でやったことに責任をとるということを実践で学ばせる大切な機会を逃しただけでなく、まずいことをしたらその場を逃げるという余計なことまで学んでしまったことになります。お母さんがやらなければならなかったことは、お菓子を拾ってくれた人にお礼を言って、子どもにお菓子を拾わせる。もし、壊れたり、汚れたりしたものがあれば、きちんと謝罪をして、責任をとって買い上げるということです。子どもが成人するまでは、親に責任があるということを自覚すべきです。
《居酒屋で子連れのママ友会》 あるテレビ番組で「子どもと夜遅くまで居酒屋に居るとは何事だ。母親失格!」とコメンテーターが言うと、「毎日さあ、子育てでストレス溜まっているんだよね。月一回ストレス解消のためにみんなで集まってこうして騒いだっていいじゃん!ちゃんと子どもも連れてくるしぃ…。」とは、若いママの言い分です。外国人(北欧)がこれを聞いて、「そんなときは、パパが代わって子どもの面倒を見て、ママを外に出してやればいい。外国では父親が子どもの面倒を見るのはあたりまえです。」と日本の父親には耳の痛い意見が出ました。日本の歴史の中では、決して男だけが政(まつりごと)をしていたわけではありません。世の中が乱れたときに、女帝が出て世の中を平定しました。卑弥呼や推古天皇、持統天皇がそうです。少子高齢化の時代に女性の社会進出は、あたりまえのことだと思います。奥さんに頭が上がらないお父さんは多いはず?
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