【平成27年度 北見市立北小学校 学校だよりから】
知っているようで知らない「教科書」について 教科書の値段?
義務教育の教科書は無償給与されているのは皆さんご存じだと思います。これは昭和38年度に始まった制度で50年以上の歴史があります。
北海道は「教育出版」という会社の教科書が多く使われていますが、他にも数社あって日本中で同じ教科書を使っているわけではありません。各市町村教育委員会が選定しますが、オホーツク管内は、同じ教科書が使われています。例えば、東京から転入してきた児童には、教科書が違うので新たに用意します。
教科書にも定価がありますが、一般の商品と異なり、各社が独自に設定することはできず、その年の国の予算に応じて、文科大臣が認可する制度になっています。
平成27年度に使用されている小学校国語教科書6年生用は648円です。平成26年度の小学1年生の入学時に渡された教科書は国語・書写・算数・生活・図工の6点で合計2128円です。これが無償になります。
教科書のページ数は増えています。学習指導要領の内容が増えたことや言語活動の充実で「はどめ規定」がなくなったこと、わかりやすさや学びやすさを追求して記述が工夫されたことなどにより、数年前の教科書に比べて、小学校で約34%増となっています。
情報化が進展し、教科書の他にデジタル教材の活用が進んでいます。現在、デジタル教科書の位置づけに関して検討が行われています。ノートを持たずにタブレットで勉強する時代が来るかもしれません。
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