人間に「徳の人」と「才の人」とがある
「徳の人」は大将の器なるべし、「才の人」は補佐役たるべし
リーダーとしての地位が高ければ高いほど、技量的能力よりも徳の方を要求される 。
これは学校に例えると、校長と教頭、主幹教諭、教務主任の人事に当てはまる。教頭までは、「才の人」だが、校長には「徳の人」が求められる。但し、はじめから「徳のある人」はそうはいない。徳を「積む」という。校長になるまでの経験が徳となるのです。
読売新聞特別編集委員 橋本五郎氏が菅 直人総理におくった言葉を参考に
(読売新聞 平成22年9月19日)
◇小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクト・マネージャー川口淳一郎教授は、奇跡の生還をもたらした秘訣について3点挙げました。
①3億キロの彼方のイトカワから星のかけらを持ってくるという目的・ゴールの明確さ
②困難に遭遇しても決してブレないリーダー
③良い意見であれば積極的に採り入れる度量
◇政治家のあるべき姿
土光敏夫氏(国鉄民営化・組合交渉)や後藤新平氏(帝都復興・関東大震災後)に学ぶ
どんな国をつくるかという明確な目標を示せるか、消費税増税など腰砕けをすることなく筋を通せるか、反対派の意見にも耳を傾け、採り入れる度量の大きさが問われている。
◇英国元首相サッチャーさんの言葉を範とすべき
“私は確信の政治家です。旧約聖書の預言者たちはこう言いました。「これが私の信仰であり、ビジョンでもある。あなた方もそれを信じるのであれば私についてきなさい。」私も同じことを申し上げます”(さすが『鉄の女』と呼ばれた人の言葉です)
難しいことだと思いますが、トップには、これくらいの気迫が必要です。この言葉は、そっくりそのまま『校長のあるべき姿』に当てはまります。
①どんな学校をつくるかという明確なビジョンを示すこと
②それを貫徹するブレない姿勢
③反対勢力の言うことにも耳を傾ける度量の大きさです 。
0 件のコメント:
コメントを投稿