2018年6月30日土曜日

花だより カンナ 皆の物・公の物を大切にする心無くして…


 徒然なるままに366 佐藤教育長  「EDUCA北見」248号より
  皆の物・公の物を大切にする心無くして… 
 今時の若者はなどと言うつもりはないのですが、市の職員にも往々にしてあるのは、公用車など皆が使う物に対して積極的に掃除をしたり、次に使う人の為になどという考えで綺麗にしたりすることが少ないのではと感じています。「公徳心」なんて大上段に構えるつもりはありませんが、自分の車は内外ともピカピカに磨き、あまつさえ靴を脱いで乗る若者が、自分の物でなかったら汚れていようと気にしない。そんな心根は何だろう?
 ちょっとでも汗を流すことを損臭い?他人の為なんて莫迦馬鹿しい…? 
 私は学校の玄関や靴箱・トイレや水回りを見て普段から綺麗に掃除をしている学校に入った瞬間ムムッ…ニコッ!となります。
 私の中には、昔の物・公の物を大切にする心無くして、人を大切に思う心が育まれるか?自分を大切にすることとは、陰日向無く他人を大事に考えることから始まると思っています。

JR呼人駅構内 6月24日

2018年6月29日金曜日

花だより クチナシ 修学旅行


《心がホットステーション》
 修学旅行《旭川方面 6月26日(火)~27日(水)》
 出発式で~「おこづかいは、いくら持ってきたの?先生には内緒にしてあげるから、正直に言ってごらん!」「お母さんとおばあちゃんからもらって、お父さんは、『少し多めに持っていけ!父さんもそうしたから…。』と言ったけど、ちゃんと決まっただけしか持ってきていません。」 えらい!?
「お土産買ってくるからね。」と言ったら、「『お土産は買ってこなくていいよ。記念になるものを自分で決めて買いなさい。その代わり、みやげ話を楽しみにしているよ。』とばあちゃんに言われた。本当にいいのかな?」 
 

2018年6月28日木曜日

花だより ホタルブクロ ササユリ 子どもが相談したくなる親


 正しいしつけは、子どもへの大切な贈り物 
  子どもが相談したくなる親は、
        どこがちがうのだろう?
 子どもは愛され理解されたがっている存在です。理解されないときの不満がたまるとキレることもあります。突然子どもがキレたとき、本人も親も理由がよく見えず、怒ったり苦しんだりしますが、理由はあるものです。
 日頃から相手の話をじっくり聞く、同じ目の高さで考える、深い関心を払う、といった姿勢を親が身につけることで子どもは親に愛されている実感を得ることができます。
 子どもは愛されていると感じるとき、安定した気持ちで問題に立ち向かうことができます。そして、不必要に攻撃的にならず、他者や問題を受け入れることができ、大きく成長できるのです。子どものしつけに関することは、おじいちゃんやおばあちゃんとも話し合うことが大切です。とかく祖父母は、孫にはあまいからです。
 ***子どもが愛されていると実感できるコミュニケーションをする***
「校長先生の学校だよりいいですね。」とあるお母さんから言われました。たとえ挨拶代わりの社交辞令であっても、うれしいものです。ましてや子どもは、褒められるとやる気が出ます。やる気が出ると成績が上がります。成績が上がるとまた褒められる。するとますますやる気を出して頑張ります。ところが、怒られるとやる気を失います。やる気がないと成績も下がります。また怒ります。するとますますやる気をなくします。どっちの回転になるかは、まず「褒める」か「怒る」かがポイントになります。「怒る」(感情的)と「叱る」(さとす)は違います。ときには叱るときもありますが、やる気を起こさせるような言い方が大切です。
「校長先生、あのね。算数のテスト80点だったんだ。」と悔しそうな顔で言いました。「いつも100点だったら、先生は教えることがなくて困るから、1つか2つくらいは間違ってもいいよ」と言っても表情は変わりませんでした。これは褒めたことにならず、悪い方の回転に行きそうになりました。この言い方は失敗でした。

2018年6月27日水曜日

花だより ザクロ 『星の王子さま』は何を語る?


出会うこと、そして、かかわること 『星の王子さま』は何を語る?
      金田 吉次郎氏(全国連合小学校長会常任理事)小学校時報巻頭言より 
『星の王子さま』の中に、次のような場面があります。
 ~ある星に行くと、たくさんの美しいバラの花が咲いています。その様子を見て、星の王子さまは、そこにいたきつねに言います。「そりゃ、ぼくのバラの花も、何でもなく、そばを通っていく人が見たら、ただのバラの花だと思うかもしれない。だけど、あの一輪の花が、ぼくには、とても大切な花なんだ。だって、ぼくが水をかけた花なんだからね、風に当たらないようにしてやったんだからね・・・・、不平も聞いてやったし、自慢話も聞いてやったし・・・」。それを聞いたきつねは、「あんたが、あんたのバラの花をとても大切に思っているのはね、そのバラの花のために、暇つぶしをしたからだよ。」と言いました。~ 
 この話を若い先生に話すことがあります。自分が出会った子どもとかかわることの大切さを言うためです。表現は平易で簡潔、内容は日常的であり、真理をついています。きつねは冷静に、一見冷たく解説していますが、私たちはきつねの側面を持ちながらも、星の王子さまでありたいと思います。星の王子さまも“ぼくのバラの花”の世話をしながら、心は満ち足りています。
 一方で、この作品の巻頭には、「その大人の人は、昔、一度は子どもだったのだから、私は、その子どもに、この本を捧げたいと思う。」と書かれています。何でも興味深く受け入れることができた子ども時代の自分を思い起きしなさい。そして、今の自分をしっかり見つめなさい。大切なものを見失っていませんか、と聞こえてきます。
 校長として、教職員であれ、保護者であれ、その出会いが豊かになり得るためには、まずその人に時間を使ってその人の話に耳を傾けることが大切でしょう。私は「和」という文字を大切にし、担任時代には学級経営の中心に据えてきました。だれであっても受け入れるという「和」の意味することは、人間形成にとても大切なことと考えたからです。
 AかBかと問い詰める現代の風潮ではなく、教育は、その間にある人としての哀歓や温かさ、迷いを大切にするものだと思います。「止揚」も然り、「調和」も然り。人との出会いを大切にしながら、学校を子どもが豊かに成長し生きる力を備える場として営みたいものです。
日赤前の公園で涼む 夏の日がやってきました。 

2018年6月26日火曜日

花だより ヒメサユリ 「いいこと」「悪いこと」がはっきりわかる子に育てる


《シリーズ「イキイキ子育て」》
 シリーズ3回目「こころの強い子」は成績も伸びる  
              多胡 輝 著(心理学者) 
 「いいこと」「悪いこと」がはっきりわかる子に育てる
 ガムを買って、紙包みをそのまま捨ててしまう子がいました。包み紙を捨ててしまうのですから、ガムを捨てるときもそのままプッとはき出してしまうのでしょう。
 これはマナー違反です。ゴミを捨ててはいけないという社会のルールを無視しています。こういう行為をする子は、捨てたいから捨てるだけだと思っているのです。捨てたいという自分の欲望とか気分をコントロールできないのです。近くにゴミ箱があっても、そこまで行くがまんができないのです。自分の欲望や気分のままに生きるのはこころの弱さの現れです。
 こころの強い子は、そこでがまんします。周囲を見て、近くにゴミ箱があればそこに捨てに行きます。
 マナーやルールを守って、自分を抑制することを知っている子はこころが強い子です。こういうことは日頃から父母がしつけることで身に付きます。
 人間は気分とか情緒で善悪を判断するのは難しいのです。今日は気分が悪いから捨ててやれ。今日は気分が良いから守ろうか。そんな曖昧なことでは世の中のルールとかマナーは守れません。
 では、守るのには何が大切なのでしょうか?
 こころの中にあらかじめ決まりごとを持つということです。ゴミはいついかなるときも捨ててはいけないという規範(モノサシ)をこころの中に持てば、気分が良かろうが悪かろうか、人がいようがいまいが、こころの中のモノサシに照らして行動できます。子どものこころにモノサシを持たせるのは両親の役割になります。ぜひ「いいこと」「悪いこと」を区別できるモノサシを子どものこころにプレゼントしてください。
 たいした理由もなく「今日は、学校に行きたくない。」と言う子がいます。すぐ「面倒くさい!」という子がいます。子どもに限らず、楽な方に流れがちですが、子どもを持つ親は、「率先垂範」が大切です。親自身が心の強く持つことです。

2018年6月25日月曜日

花だより エゾスカシユリ ヒメユリ 「こころの強い子」は成績も伸びる 


《シリーズ「イキイキ子育て」》
 「こころの強い子」は成績も伸びる  
                 多 胡  輝 著(心理学者) 
  “子どももストレスで困っている”
 世の中ストレスに満ちています。ストレスが高じれば心身にいろいろな「異常」も現れます。生きることはストレスと戦うことでもあるのですが、戦う力も「心の強さ」になります。心の弱い子は、ちょっとしたストレスにも悲鳴を上げてしまいます。「がまん」できる子は、このストレスと戦う力を持っています。
 逆に考えれば、ストレスは人の心を強くするのに必要なものなのです。暑さ寒さもストレスです。それらと戦う、すなわち、がまんすることはストレス耐性を強くし、心を強くしてくれます。
 「がまん」というのは、たとえて言えば輪ゴムの延びる力のようなものです。輪ゴムを引っ張る力がストレスで、延びていくことががまんすることです。でも、いつか限界がやってきます。輪ゴムはプツンと切れてしまいます。その状態が「うつ」とか「心身症」などになります。
 心の強い子というのは、この引っ張られる力に耐えられる子なのです。しかし、「がまんしなさい」とか「がんばれ」と口で言うだけではダメです。根性論だけでは乗り切れません。どうしたら、「心の強い子」に育つのか、この本で紹介しています。


2018年6月24日日曜日

花だより レンゲツツジ ルピナス2 日和(ひより)


 日和(ひより) ○○にふさわしい天気 穏やかに晴れた日、事の成り行き 
 「運動会日和、遠足日和、行楽日和」6月16日(日)のPTAキックベースボール大会も好天に恵まれ、随所に好プレーが見られました。参加された先生方、お疲れさまでした。今年の行事は全て天候に恵まれています。
「和」は「おだやかな、のどかな、仲よくすること、日本風」という意味があります。
 I先生から、「長女の名前が決まりました。主人がいろいろ考えて、両親とも相談して、悩んだ末、女の子のような名前なんですが、優しく穏やかな子に育って欲しいという願いを込めて、『日和(ひより)』としました。」と連絡が来たのは6月13日でした。心がホッとする名前です。(平成25年度 校長室花だよりより)


2018年6月23日土曜日

花だより ルピナス 危機的状況(教頭不足)


 危機的状況(教頭不足)教頭不在の学校ができる可能性があります。
  子どもたちへの教育や先生方の仕事に大きな影響を与えることになります。
   佐藤教育長の「徒然なるままに」(663)
 先生になった出発点をもう一度思い起こして 
 すでにご承知の通り、この管内、平成29・30年で教頭職として約50名が必要となります。今年度も20数名が必要だったのですが、受験者数は大きく下回ってしまいました。
 先日、根室で開催された全道都市教育長会議でも、このことは札幌市以外道内共通の現象のようで、全参加者が危機感を持って道教委と具体的な対策を進めていかなければならないとの共通認識を持ったところです。特にこの管内は広く、確かに日常生活に少なからず影響があることは小職も理解しているところです。だが、しかし!なのです。普通の公務員、民間のサラリーマンは、人事異動、昇格は紙切れ一枚の人生です。理解と納得はないのです。当然。百人が百人誰もがニコニコして異動することが可能ならばそれが一番良いのでしょうが、あり得ないのは明白の理です。組織運営を考える以上、組織全体の最適な人事をするのが人事権者の責任というものです。「あれは嫌、これなら良い」「この条件がクリアされるならば教頭になってもいい…」という世界は私には理解不能です。まずは、子どもたちのために先生になった出発点をもう一度思い起こして欲しいです。
 特にオホーツク管内は、女性の管理職が少ない。教頭先生の仕事内容の見直し(軽減)も進めていますが、現実は厳しいものがあります。是非ここは大きな視野に立って検討ください。

ルピナス(登藤) 網走潮見の公園にて 

2018年6月22日金曜日

花だより シロツメクサ シモツケソウ 若い先生へのアドバイス


 《若い先生へのアドバイス》(平成25年度「校長室花だより」)
教師の言動は、子どもに大きな影響を与えます。同僚から「あなたのクラスの子どもは、あなたの話し方や歩き方そっくりですね」と言われて愕然としたという教師は結構います。初任者が豊かな人間性と専門性を身につけ、児童の模範となり、保護者から信頼される教師に成長するためには、多くの授業を見ること、それもいい授業を見ることが大切です。そして、自ら公開して批評してもらうことです。
 何故、教師にとって研修が大事なのか
       今、何が求められているかを学ぶ
全国学力テスト 今年も書き問題は低調 読解力不足が顕著に!B問題は苦戦?  
 学力低下が問題になっていますが、多くの先進国も同じような悩みを抱えています。そこで各国が協力して国際規模で子どもたちの能力を比較できる調査を実施しました。それがPISAです。この調査の特徴は、「授業内容をどれだけ覚えているか」ではなく、「覚えた知識を実生活の中でどれだけ活用できるか」を評価する点にある。このことは、知識を活用できる力(キーコンピテンシー)こそが、これからの国際社会における「学力の国際基準」であるとしているのです。
 日本の子どもは、易しい問題は確実に解けるが、少し難しい問題になると正答率が極端に落ちる。特に、自分で考えなければならない問題に対しては、解答そのものを放棄する子どもが多い。つまり「はじめてみる問題でも知恵を絞って何とかチャレンジするといった対応」を苦手としている。これは、PISA型読解力の課題が「読む力」に止まらず「書く力」や「考える力」と関連していることも示唆しています。この傾向はそっくり北小の子どもに当てはまります。
 日本の読解力指導の課題  従来、国語教育においては、文学的文章や説明的文章について「読み取る指導」、いわゆる「読解指導」は非常に熱心に行われてきました。主人公の気持ちの読み取りやどういうことが述べられているか、正しく理解することに重点が置かれていました。したがって、テストの記述問題でも、子どもに自由に書かせるものは少なく、正解を求める問題が主流でした。
 書かれている事柄を正しく理解する力は確かに必要ですが、社会は大きく変わり、日本も国際社会を生き抜くために、議論を重ねて新しいものを生み出したり、論理的に相手を説得したりする必要が出てきました。このような背景から、学習指導要領においても「自分の意見を適切に述べる力」が求められるようになったのです。このような課題に対して、①文章を正しく理解した上で、②それを根拠にして、③自分独自の解釈を述べる力が、これからの社会を生きていく上で必要になると考えられる。そして、この読解力は、国語の指導のみならず、学校の教育活動全体を通じ、「考える力」を中心にして、「読む力」「書く力」を総合的に高めていくことが重要であるとされました。
 この指摘は10数年前からのことです。そして、始まったのが全国学力・学習状況調査です。各都道府県、道内でも学力向上の取組が進み、着実に成果を上げてきています。網走市内のある小学校のB問題の正答率は60%台で、そこの校長は、「自己採点なので正確ではないが、今年は低かった。」と言っていました。しかし、本校とは20ポイントも差があります。この差って何ですかね?




2018年6月21日木曜日

花だより アカツメクサ テッポウユリ 読書する子は学力が高い



□◆□読書する子は学力が高い!全校で朝読書に取り組んでいます。□◆□
《図書コーナー:北小には図書館がない?》 
 珍しい学校ですが、扉のない図書コーナーには、休み時間になるとたくさんの子どもたちがやってきて、床に腰を下ろして本を読んでいます。“なるほど開放的な空間が読書をする環境にはいいのか?”と思います。よく見ると読んでいるのは、ほとんど漫画です。まあ、これが本好きになるきっかけになればいいか!と思っています。前任の潮見小学校の図書館に掲示してある言葉です。
 “子どもよ書物を読みなさい!!” 
「西条八十の詩」
雨がふるとき 風邪引いて すきな遊びができぬとき 子供よ 書物を読みなさい
書物は あなたをつれていく 海山こえて いく千里 知らない国や 遠い国
見たこともない人たちや また めずらしい動物が あなたと遊び 話をする
書物を読めば 友だちは いつも出てくる 眼の前に
どんなに大事にしまっても 万年筆やカメラなど なくしてしまうことがある
書物はいっぺん読んだならば あなたの心の奥ふかく じっとそのまま残っている
書物がくれる財産は 一生消えない なくならない
 “読書”きっかけとなる本との出あい
「中学生のときでした「どくとるマンボウ」シリーズを読んだのが、読書好きになるきっかけでした。また読んでみたい。」昨年逝去された作家北杜夫氏を偲んでの話です。
 北杜夫氏は、小学生の頃、こんな俳句を作ったそうです。~コオロギがコロコロと鳴く秋の夜~ 大歌人だった父は面白半分にそれを見たが何も言わなかった。とご本人は回想しています。亡くなった作家北杜夫さんは、本名斉藤宗吉といいます。斎藤茂吉の息子が下手な小説など書くのは恥ずかしいという思いでペンネームを使い出しました。松本から仙台と寒い地で学んだから北。トーマス・マンの小説「トニオ・クレーゲル」に心酔して杜二夫(トニオ)、それが杜夫になったのはよく知られています。
 日本の文学はユーモアに乏しい。とかくシリアスに傾き、笑うようなものは格落ちとみる風潮に、マンボウシリーズは、気持ちよく風穴を開けたと評されています。誰にも好きな本、好きな作家がいると思います。北杜夫文学と出合い読書好きになった人が多かったのではないでしょうか。
《読み聞かせサークル(えがおの広場)》
 会員の方2名ずつが来校して、絵本の読み聞かせをしていただいています。1年生が中心ですが、真剣に聞き入っています。本が好きになるきっかけは、小さい頃の読み聞かせにあるといいます。もっと本を読んでおけばよかったとこの歳になって思います。読書好きになるきっかけは、どうも親にあるようです。
「読書は心と頭のスタミナドリンク」~学校の図書コーナーにこんな言葉が書かれてあります。~ 
 これを読んだ子が、「お父さんの飲んでるユンケルと同じこと?」と言いました。「それはお父さんに聞いてみたらいいよ。」と答えておきました。
                        

2018年6月20日水曜日

花だより 花菖蒲 子どもは社会全体で育てる


   子どもは社会全体で育てる 3つの「あ」を大切に 
◇あいさつで人を大切に 朝と帰り、先生方に「おはようございます」「さようなら」と言う子はたくさんいますが、先週、運動会の写真を見に来た保護者の方に「こんにちは」とあいさつをする子がいました。これはなかなかできないことです。この話を全校朝会でしたら、「それはぼくです。」と元気に手を挙げました。
◇あとかたづけで物を大切に 図書コーナーの本の整理をしていたら、2年生が手伝ってくれました。「本が逆さになっている。この本が、ここにあるのはおかしい。」と言いながら、同じ種類の本をまとめたり、逆さまになっている本を一生懸命に直したりしてくれました。
◇あんぜんで命を大切に 25日(月)北見市一斉小中学校校区安全パトロールが実施されました。(この日は午後から北見市内の先生方の研修会で、市内全部の学校が午前授業で一斉下校するために行われたものです。)この一斉パトロールに各町内会の皆さんや民生委員さん23名の参加をいただきました。心から感謝申し上げます。過日、町内会の役員の方が見えられて、「若い人は、仕事があってなかなか昼間の活動は無理だろうから、退職をした私たちのような者が、お役に立てたらうれしいですよ。」とありがたい言葉をいただきました。
 教育は、学校だけで完結するものではありません。学校・家庭・地域の連携の重要性が叫ばれています。特に子どもの安全は、地域の皆さんに頼るところが大です。これからもよろしくお願いします。北小地区は、子どもは社会全体で育てる意識が高いと感じています。
 全校朝会で、「安全パトロールをしてくれた地域の皆さんにどんなお礼をしたらいいですか?」と聞いたら、「『ありがとうございます。お疲れ様です。』とあいさつすることです。」と答えた子がいました。北小の子を見かけたら、声をかけてください。あいさつをする子がいたら、褒めてあげてください。また、目に余る行為がありましたら、遠慮無く注意してください。学校・家庭・地域で3つの「あ」を大切にする運動が展開されることを期待します。

  
呼人の道端で(6月18日)

2018年6月19日火曜日

花だより アザミ 小学生徒心得(明治6年)

 
小学生徒心得

第一条
 一 毎朝早ク起キ顔ト手ヲ洗ヒ口ヲ漱ギ髪ヲ掻キ父母ニ礼ヲ述ヘ朝食事ヲ終レバ学校ヘ
   出ル用意ヲ為シ先ス筆紙書物等ヲ取揃ヘ置キテ取落シナキ様致ス可シ
   但シ出ル時ト帰リタル時ニハ必ス父母ヘ挨拶ヲ為ス可シ
 
第二条
 一 毎朝参校ハ授業時限十分前タル可シ
 
第三条
 一 校ニ入リ席ニ就カントスル時ニハ教師ニ礼ヲ致ス可シ
 
第四条
 一 席ニ着キテハ他念ナク教師ノ教ヘ方ヲ伺ヒ居テ仮リニモ外見雑談等ヲ為スベカラズ
 
第五条
 一 教師ノ許シナクシテ猥リニ教場ヘ入ルベカラズ 

            *明治6年6月文部省制定「小学生徒心得」の一部

 私の年代からすると、曾祖父母の時代の心得であるが、こうした文化は、受け継がれるもので、今の時代も色あせてはいるものの残っているように思う。また、そう信じたい。


2018年6月17日日曜日

花だより タイセンボク 情緒と形の文明


  4年生が「紫陽花」を描く
 さわやか・しなやか学級(特別支援学級)の廊下掲示板に色の種類が貼ってあります。日本人は、同じ緑でも、松葉色(まつばいろ)、鶯色(うぐいすいろ)、若竹色(わかたけいろ)、苗色(なえいろ)、萌葱色(もえぎいろ)など自然の中で微妙な変化を感じ取り表現しました。春の花見、秋の紅葉狩り、四季の移り変わりの中で生活してきた日本人独特の感性は、欧米とは全く異なる文化を育んできました。
 「国家の品格」の著者 藤原正彦氏は、日本は世界で唯一の「情緒と形の文明」である。国際化という名のアメリカ化に踊らされてきた日本人は、誇るべき「国柄」を長らく忘れてきた。「論理」と「合理性」頼みの改革では、社会の荒廃を食い止めることはできない。いま日本に必要なのは、論理より情緒、英語より国語、民主主義より武士道精神である。と言っています。日本人の心を失いたくないものです。
 4年生が図工の時間に「アジサイ」を描いています。あじさいは「紫陽花」と書きます。「七変化」と言われるように咲いているうちにだんだん色が変化していきます。青でもなく、紫色でもない、花びら一枚一枚が微妙な色合いと濃さが重なり合って、一つの丸い花になります。そのためか花言葉は「移り気」といいます。
 4年生が、その微妙な変化をどう表現して作品を仕上げるかとても楽しみにしています。

2018年6月16日土曜日

花だより ウツボグサ バラエティ番組「プレバト!!」


 バラエティ番組「プレバト!!」にて「俳句」が取り上げられるようになって以来、「俳句」に興味を持って下さる方が急速に増えていること、大変嬉しく受け止めております。
 人気芸能人、超大物俳優も一刀両断!「超辛口先生の赤ペン俳句教室」
                         夏井いつき著より
 例えばこうです。 《お題》 隅田川の花火大会の写真を見て一句
 『夏の日の 思い出 にがし かき氷』  (長嶋 一茂)
 ~この場合、季語が2つ存在します。「夏の日」は時候の季語なので、具体的な映像を持たない。ですから「かき氷」という映像を持つ季語を残し、上五「夏の日」の五音の代わりに、この「思い出」がどんな種類のもので、どう苦かったかが(「にがし」はひらがなより、漢字で書いた方がイメージがより伝わる)想像できる言葉を入れてみます。例えば、こんな具合です。
【添削後】『片恋の思い出苦しかき氷』(書くときは、間を開けたり、行を変えたりしない)
「かき氷」という季語は、単に季節を示すだけでなく、氷を削るときの音や「かき氷」の旗や夏の日射しなども思い起こさせます。季語は多くの情報量をもたらす魔法の言葉です。~
 どんなに酷評されても、こんな風に解説され、添削されるとだれもが納得します。
「生け花」の假屋崎先生もそうです。厳しい批評はしますが、作者の意図を理解(尊重)し、鉄則に従い、一本も抜くことなく、花の向きを変えたり、また、一本だけ加えたり、抜いたりするだけで劇的に作品の完成度を上げます。さすが一流の技です。(伝統文化の重みを感じる)
 これは学校教育に通じるモノがあると毎回見て感心します。小学生の書写や絵画作品の審査員を務めていますが、“先生の指導が入っているのか?”と疑いたくなる作品が結構多くあります。
 出演者が夏井先生にこう問いました。「先生に添削していただいた作品を自分の作品として発表してもよいのですか?」すると先生は「あなたが添削した作品を納得した(自分が表現したかった作品になったと思ったら)のなら、結構ですよ。」と答えました。
 読売新聞の児童生徒作文コンクールでは、入賞者の発表覧に指導者の氏名も書かれてあります。
 書写、作文、絵画など、教科指導の作品は、教師の適切な指導が入って当然です。子どもの作品から教師の指導力が見えます。


2018年6月15日金曜日

花だより 紫陽花 ママチャリ通勤



  ママチャリ通勤  
 テレビの話で恐縮ですが、「みんなの家庭の医学」(HTB) ~県民性に健康の秘密! 腰痛最小の神奈川県民は、毎日知らずに筋トレ? ~ 神奈川県民が、全国で一番通勤時間が長い(1時間~1時間半)徒歩とバスや電車を乗り継ぐ)おまけに坂道が多い。毎日の通勤で腹筋・背筋が鍛えられ、その結果として腰痛患者が少ないというのです。
 これまでは、学校のすぐ近くに公宅があったので通勤時間は3分以内でした。学校では、パソコンに向かい、出かけるときは車、ほとんど運動らしいことはしない。そんな生活が続き腰痛持ちとなりました。ところが北小に来て、歩いて通勤するようになってから体重が減り、今のところ腰痛は出ていません。健康には、歩くことが一番だということがよくわかりました。通勤時に自転車に乗った高校生やサラリーマンとよくすれ違うのを見て、さらに筋力UPを図ろうと自転車通勤を考えました。駅前から北小までは、ずっと登り坂です。太ももの筋肉が久しぶりにプリプリします。信号が赤に変わると、車や歩いているときはイライラすることもありますが、自転車だとホッとします。少し休めるからです。下りの帰りは、車と同じくらいの速さで我が家に着くことができます。  
 帰り道、旧市役所前の小公園に立ち寄りました。ライラックの木の中に、フジ棚があって、紫の房がきれいに咲いていました。フジの花言葉は、「あなたの愛に酔う」「至福のとき」「高貴」です。ちょっと寄り道ができるのも自転車のいいところです。「健康は人生の目的はないが、第一の条件である。」という言葉があります。ストレスや疲れを溜めないようにしてください。


2018年6月14日木曜日

花だより エゾキスゲ 時代に合わない校則の見直し


  時代に合わない校則の見直し
           同志社大学政策学部・総合政策科学研究科教授 大島 佳代子
1 校則違反の指導にみる権利侵害
 校則違反に対して行われている指導自体に、もともとの校則の合理性・必要性とは別個の権利侵害が生じていることが問題になる場合があります。例えば、子どもの髪型などで校則違反をしたときに、「髪を直してこないと教室に入れない」「修学旅行に連れて行かない」などと発言する先生がいるようですが、これは重篤な人権侵害です。
 中には「校則に違反した生徒が悪い」という考えの先生もいるかもしれませんが、校則を守らない生徒に何をしてもよいわけではありません。犯罪を犯し有罪が確定した人に対して何をしてもよいわけではないことと同じです。
 また、校則に合うように、先生が実力をもって指導することも人権保障の観点から問題です。もしも職員室で先生が生徒の髪を無理やり切れば、傷害罪に当たるおそれもあります。個人的には、校則そのものよりも、校則違反の指導が不公平にならないように定められた指導のためのルールや規準(明文化されていないものも含め)に問題があるように感じています。
 昨年10月、髪の毛が生まれつき茶色にもかかわらず、先生から黒く染めるように強要された公立高校の女子生徒が裁判を起こし、話題になりました。このケースでは生徒の生来の身体的特徴を変えるよう強要されており、憲法13条で保障された自己決定権が侵害されたといえます。
このようなことが今後起こらないようにするためには、先生方には校則の合理性・必要性とは別に、校則違反に対する指導自体の合理性・必要性を改めて考えていただきたいと思います。
2 これからの校則はどうあるべきか
 これからの時代の校則は、学校が子どもたちを管理するためのものではなく、そこに集まってくる全ての子どもたちにとって、よりよい学習環境をもたらすためのルールでなければならないのではないかと思います。少なくても、特定の校則によって窮屈な思いをしたり、学校に行くのが嫌になったりする子どもがいないよう注意しなくてはならないでしょう。
 校則の見直しにあたっては、全校生徒が集まって多数決で決めなければいけないかというと、そんなことはありません。先生方で決めても、校長先生が決めてもいいと思います。校則の中には、多数決で決めることが適切でないものもあります。制服に関する校則を変えるのであれば、性的マイノリティの子どもたちに対する配慮も必要でしょう。
 さらに、校則の見直しを定期的に行うことが望まれます。法律でも時代とともに合理性が失われることがあります。数年に一度は見直しをしていただければと思います。
明日は「紫陽花」 

2018年6月12日火曜日

花だより スイカズラ 子どもはこうして生き方を学ぶ


  子どもはこうして生き方を学びます

  ◇批判ばかり受けて育った子は、非難ばかりします。

  ◇敵意に満ちた中で育った子は、だれとでも戦います。

  ◇ねたみを受けて育った子は、いつも悪いことをしているような気持ちになります。

  ◎心が寛大な人の中で育った子は、がまん強くなります。

  ◎はげましを受けて育った子は、自信を持ちます。

  ◎ほめられる中で育った子は、いつも感謝することを知ります。

  ◎公明正大な中で育った子は、正義感を持ちます。

  ◎人に認めてもらえる中で育った子は、自分を大事にします。

  ◎仲間の愛の中で育った子は、世界に愛を見つけます。

                           作 ドロシー・ロー・ノルト 訳 吉 永 宏


網走潮見小学校校長住宅の庭木(6月10日)

2018年6月11日月曜日

花だより ヤマボウシ マンガ「ド根性ガエル」


  マンガ「ド根性ガエル」のひろしとピョン吉の関係? 
 ひろしが悪いことを思いつくと、Tシャツに貼り付いたカエルのピョン吉が、「ひろし、それはないぜ!」といさめるシーンがよくあります。
「トムとジェリー」の漫画でも、天使と悪魔が出てきて、互いにささやくシーンがあります。自律とは、まさしくこのことで、悪い誘惑にのってしまいそうな自分とそれを止めるもう一人の自分(良心)が葛藤し、“最後は良心が勝る”とよいのですが、子どもは、思いつくまま、気が向くまま、衝動的、短絡的に行動してしまいます。
 小学生は自立の基礎を養う時期です。自分を律することができないと自立はできません。つまり大人になれないのです。高学年にもなれば、「何が良くて、何が悪いか」「交通ルールを守りましょう」「左右を確認しましょう」「ヘルメットをかぶりましょう」“そんなこと言われなくても分かっている”と言います。ところが高学年ほどルールが守れない。「黄色(信号)だけど、行ってしまえ!」「今日は、暑いし、面倒くさいからヘルメットかぶらない。」と悪い誘惑にすぐのってしまう。「そんなことしたら、ダメダメ!」と言ってくれるピョン吉を心の中に持つように・・・。
 ところがこんな話を子どもたちにして大失敗しました。今の子は、「ド根性ガエル」も「トムとジェリー」も知らないのです。保護者の皆さんは知っていますよね。自立させようと思ったら、善悪の判断をきちんとつけさせることです。「子どもの自主性を尊重します。」という親がいますが、それは子ども任せにすることではありません。まず「そんなことをしたらダメダメ!」とピョン吉役をするのが“親”の役目です。
 晴れてよかった運動会(網走潮見小学校 6月10日)
ライラック満開(網走)

2018年6月10日日曜日

花だより ユキノシタ 学校の素顔 どこを見る

学校の素顔 どこを見る (読売新聞:教育コラムより)
~中学校や高校の学校説明会に行くと、「いい話」を聞かされ、校内見学でも、生徒がまじめに授業を受けている教室や立派な施設を見せられることが多い。「これが本当の姿なのかとつい勘ぐりたくなる。」
 どうすれば、学校の素顔に触れられるのかは、親にとって切実な関心事です。
 受験関連会社がアンケート調査をしたら、「トイレを見る」との回答が多かった。なるほどトイレが汚いようでは、遣っている生徒の心が乱れているでしょう。さらに扉が壊れ、落書きがひどいというのなら、「荒れている学校」と判断しても構わないでしょう。ところが最近は、このことが学校側にも知られていて、保護者から苦情が出るので率先してきれいにしている学校が多いのです。最近は、別のところをチェックするよう勧める専門家もいます。(抜粋)~
 ・・・あとかたづけで物を大切に・・・学習環境を整える・・・
 運動会後、お母さん方にトイレ掃除をしてもらいました。「案外きれいでしょ!」と言う声に安心しました。
 もしかしてトイレ掃除をしながら学校チェックをしていたかもしれません。
 研究会に参加しながら… 年に数回は研究会に行く機会があります。授業公開をする学級は、掲示物や棚などきれいに整理されています。もちろん授業も素晴らしいのですが、特設授業の学級だけを見て、その学校が素晴らしいかどうかは分かりません。
 私は、授業公開をしていない教室に入り、掃除用具箱を開けて見るようにしています。(嫌な姑のようなことをします。)それと理科室や図工室など特別教室も見ます。図書室は、だいたい控え室になることが多いので、きちんと片付けられていますが、図工室まできちんと整理整頓されている学校は少ないのです。
 学校に出入りする業者さんは、職員室の状態や机上の様子を見て、「この学校は?」と判断するそうですが、
  北小は、どうでしょうか? 
 運動会の打ち上げで話題になったことです。
きれい好きなK先生(担当している理科室を見たら分かります。)が、「せっかく学習準備室をきれいにしたのに、最近また汚くなった。」と言っていました。
 校舎のシンボルである「えんぴつの塔」が学年ごとの学習準備室になっています。学年ごとに準備室がある学校は珍しいのですが、“整理整頓されていて十分活用されているか”と言えば、どうでしょう?
 “先生方は多忙でそこまで手が回らない。”というのが現状でしょうが、普段からの心がけ次第だと思います。子どもに整理整頓を指導する教師は、「率先垂範」“あとかたづけで物を大切に”の実践者であるべきです。



2018年6月9日土曜日

花だより ガーベラ ラジオ体操を完璧に


 寒い運動会 6月だというのに気温がぐっと下がり高栄中、北中の運動会に冬支度で行ってきました。
《ラジオ体操を完璧に》 
 開会式が終わるとプログラムの1番は「ラジオ体操」
「今年の運動会の目標の一つは、“ラジオ体操を完璧にやる”です。」と場内アナウンスがありました。同席していた校長からこんな話が、「新任のとき、朝礼台に上がらされ、先輩から一つ一つ手の動きなど、細かく指導を受けて、『ラジオ体操をきちんとできないと一人前の教師ではない!』と言われたなあ~。第2体操なんか今の子は知らないんじゃないか? 」
 夏休みにラジオ体操に参加する子がめっきり少なくなりました。学校でもラジオ体操をきちんと指導する先生も時間も少なくなり、運動会のときだけになってしまいました。
「来賓もご一緒にお願いします。」と言われ、中学生につられてやるとうっすら汗をかきました。体の大きな中学生がきちんと体操すると迫力がありました。寒かったですが、いいものを見てきました。



2018年6月8日金曜日

花だより ノイバラ AKB48グループ総監督


 AKB48グループ総監督 高橋みなみ(24)2015総選挙で4位
 1991年4月8日、東京都生まれ。2005年AKB48グループの総監督に就任。仕事を始めて10年。母親の影響で、さまざまなオーディションを小学校の頃から受ける。AKBの1期生で13年よりソロで活動中。
○多感な年頃の女性たちをまとめるのは大変では? 目線を下げ、後輩の意見を聞きながら一緒にやっていかないと回らないなと感じています。掃除をしたくない人にいくら言ってもダメ。まず自分が示さないと。後輩に背中でプレッシャーを与えられるような存在になりたいと思っている。
○チームをうまくまとめるコツは? ふるいをかけていない小麦粉を水で溶くとダマができるように、仲良し同士が固まって、ダマがいくつもできたときがありました。そのまま一生懸命かき混ぜてもうまくまとまらないので、ダマを壊しちゃえと思い、ダマに入り、その中の一人を引っ張り出して別のダマに入れてしまう。それを繰り返すことで、すごくうまくいきました。
○人気投票の総選挙は、競争したり落ち込んだり大変ではありませんか? メンバー同士の戦いと思われがちですが、去年の自分を超えられるかというプレッシャーの中でみんな自分と戦っています。落ち込んだら必死に考え、最後は割り切ります。
 まだ24歳の女の子です。しっかりした考えを持っていることに驚きました。さすが世界的に活躍している国民的アイドルグループのリーダーです。総選挙1位になったのは指原さんでした。かわいいだけでは、アイドルにはなれないのです。人には言えない努力をしているのでしょう。
 ちなみに私は、高橋みなみさんとサッシ-以外のメンバーは知りません。どの子も同じに見えます。

 屯田の杜公園の菖蒲 6月6日

2018年6月7日木曜日

花だより イワカガミ AKB48総選挙

AKB48総選挙 
 夜のニュース、朝のワイドショーもAKB総選挙一色で、大島優子さんがセンターを取ったことを知りました。たかがアイドルグループの話と思っていましたが、今や国民的行事です。
 お得意様サロン(校長室)にやって来た女の子に、「昨日のAKB総選挙見たの?」と聞くと、「もちろん見たよ。私は大島じゃなくて、2位になった渡辺麻友を応援してたんだ!」と言われましたが、麻友さんが、どんな子だか分かりません。これじゃ子どもたちについていけないと思いネットで調べました。
 1位に輝いたのは昨年2位の大島優子(チームK)。大島さんは「本当に、この景色をもう一度観たかったんです」とファンに向けて挨拶。続けて、「(メンバーの)みんなのコメントも志が高くて、それがあればAKB48はまだまだやれると思いました。この順位で『優子頼むぞ!』と言われた気持ちです。全国の皆さん、AKB48、48グループはがんばることに慣れているので、まだまだがんばらせていただきます。私は秀でた才能もないですけど、何事も全力で笑顔でやってきた。それが実になって、皆さんが水をかけてくれ、太陽のような光をさしてくれて花が咲いている。でも花はいつか枯れてしまうので、枯れないためにも、これからも太陽の存在でいてください。」とセンターとしての決意を明かした。
 10代後半から20代前半の女の子が、大観衆を前に堂々とこれだけのスピーチができるのです。アイドルは、容姿端麗で歌唱力、ダンスのセンスが優れているだけではなく、物怖じしない態度やしっかりした考えを持っていることも必要なのです。恐るべし「AKB48」です。
「○○さんもAKBに入りたい?」と聞くと「北見じゃ無理よね。最低札幌でないとね。」と言っていました。
「アイドル歌手になりたい!」と将来の夢を語ったら、「何バカなことを言ってるの!」とは言わないで、「立派なアイドルになるよう勉強もしっかり頑張りなさい。」と励ますことです。

 北見3日間30度超

2018年6月6日水曜日

花だより ハマナス 父の日

父の日は? 
「母の日」より軽く扱われている「父の日」ですが、子どもたちは、いろいろ考えていたようです。
「サプライズを考えているんだ。秘密だから言えないけどね。」
「去年は、似顔絵を描いてあげたら、とっても喜んでいたよ。今年は、去年よりもう少しうまく似顔絵を描いてあげようかな?」
「お父さんは、“うまい棒”が好きだから買ってあげる。だって1本20円だもん?」
「なんかお母さんが考えているみたいだから、ぼくは特別何もしない。」
「母の日は、カーネーションとか贈るとうれしがるけど、パパは、花は喜ばない。」
「お父さんいないんだけど…」
「それは悪いこと聞いちゃったね。ごめんなさい!」
「気にしなくていいんだよ。『強く生きなきゃいけないよ!』お母さんが言っていた。」 なるほどね…。
 花壇の苗植え完了! 端野屯田の杜公園 6月4日

2018年6月5日火曜日

花だより ボタン ハマナス 苦情を改善に生かす


 【サービス業は、苦情の対応が成功の鍵】
 イオン北見支店長の話を聞いたことがあります。店長宛に「トイレが汚かった」という苦情があったそうです。その対策として、店員専用トイレの使用を止め、お客様と同じトイレを使うようにしたそうです。定時に清掃員が掃除をする他に、店員が絶えずトイレの汚れをチェックして、気が付いた者が掃除をするようにしたそうです。トイレはお店の顔とも言えます。そういえば、最近お店のトイレに「恐れ入りますが、従業員も使用します。」という貼り紙があるのを目にします。
 《苦情を改善に生かす》
  絶えずお客様の目線に立ったサービス。苦情に感謝する姿勢。これが成功の秘訣なんだそうです。(有名店のトイレはどこも豪華できれい!)     
◆学校もある意味サービス業に近い
 苦情電話もときどきかかってきます。かかってくるうちは「良し」としなければなりません。「相談しても解決にならない」と思われたら学校が信頼されていないことになります。苦情電話には、真摯に対応するようにしています。学校は、子どもたちの動向全てを把握しているわけではありません。苦情ばかりでなく、さまざまな情報もお寄せ下さい。そのために校長室がお得意様サロンになっていますので、気軽にご利用ください。
 過日、スクールガードの元警察官の方が学校に来て、「北小の子は、みんな元気にあいさつをしてくれていいですね。」と言われました。褒められるとうれしいものです。心がホッとステーションになる話題もお願いします。
 「学校周辺の草刈りはまだしないのですか?」と近所から問い合わせがきました。その通りなのですが、昨年、草刈りをしていて自転車や子どもと接触しそうになるということがありました。草刈り機の音で人が近づいても気がつかないのです。また、飛び石でケガの恐れもあります。業者が市街地で草刈りをするときは、必ず2人以上でやるそうです。用務員さんは一人です。どうしたらよいか、教育委員会と相談をしています。安全第一に考えています。草が伸びていますがお許しください。


端野の国道沿いの名物花壇 6月4日 花の苗が植えられました。