2018年6月21日木曜日
花だより アカツメクサ テッポウユリ 読書する子は学力が高い
□◆□読書する子は学力が高い!全校で朝読書に取り組んでいます。□◆□
《図書コーナー:北小には図書館がない?》
珍しい学校ですが、扉のない図書コーナーには、休み時間になるとたくさんの子どもたちがやってきて、床に腰を下ろして本を読んでいます。“なるほど開放的な空間が読書をする環境にはいいのか?”と思います。よく見ると読んでいるのは、ほとんど漫画です。まあ、これが本好きになるきっかけになればいいか!と思っています。前任の潮見小学校の図書館に掲示してある言葉です。
“子どもよ書物を読みなさい!!”
「西条八十の詩」
雨がふるとき 風邪引いて すきな遊びができぬとき 子供よ 書物を読みなさい
書物は あなたをつれていく 海山こえて いく千里 知らない国や 遠い国
見たこともない人たちや また めずらしい動物が あなたと遊び 話をする
書物を読めば 友だちは いつも出てくる 眼の前に
どんなに大事にしまっても 万年筆やカメラなど なくしてしまうことがある
書物はいっぺん読んだならば あなたの心の奥ふかく じっとそのまま残っている
書物がくれる財産は 一生消えない なくならない
“読書”きっかけとなる本との出あい
「中学生のときでした「どくとるマンボウ」シリーズを読んだのが、読書好きになるきっかけでした。また読んでみたい。」昨年逝去された作家北杜夫氏を偲んでの話です。
北杜夫氏は、小学生の頃、こんな俳句を作ったそうです。~コオロギがコロコロと鳴く秋の夜~ 大歌人だった父は面白半分にそれを見たが何も言わなかった。とご本人は回想しています。亡くなった作家北杜夫さんは、本名斉藤宗吉といいます。斎藤茂吉の息子が下手な小説など書くのは恥ずかしいという思いでペンネームを使い出しました。松本から仙台と寒い地で学んだから北。トーマス・マンの小説「トニオ・クレーゲル」に心酔して杜二夫(トニオ)、それが杜夫になったのはよく知られています。
日本の文学はユーモアに乏しい。とかくシリアスに傾き、笑うようなものは格落ちとみる風潮に、マンボウシリーズは、気持ちよく風穴を開けたと評されています。誰にも好きな本、好きな作家がいると思います。北杜夫文学と出合い読書好きになった人が多かったのではないでしょうか。
《読み聞かせサークル(えがおの広場)》
会員の方2名ずつが来校して、絵本の読み聞かせをしていただいています。1年生が中心ですが、真剣に聞き入っています。本が好きになるきっかけは、小さい頃の読み聞かせにあるといいます。もっと本を読んでおけばよかったとこの歳になって思います。読書好きになるきっかけは、どうも親にあるようです。
「読書は心と頭のスタミナドリンク」~学校の図書コーナーにこんな言葉が書かれてあります。~
これを読んだ子が、「お父さんの飲んでるユンケルと同じこと?」と言いました。「それはお父さんに聞いてみたらいいよ。」と答えておきました。
平成28年3月 北見市立北小学校退職、その後、北見市教育委員会教育専門相談員、令和2年4月から、訓子府町教育委員会教育専門員 令和3年4月から、訓子府町認定こども園長
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