2018年6月25日月曜日

花だより エゾスカシユリ ヒメユリ 「こころの強い子」は成績も伸びる 


《シリーズ「イキイキ子育て」》
 「こころの強い子」は成績も伸びる  
                 多 胡  輝 著(心理学者) 
  “子どももストレスで困っている”
 世の中ストレスに満ちています。ストレスが高じれば心身にいろいろな「異常」も現れます。生きることはストレスと戦うことでもあるのですが、戦う力も「心の強さ」になります。心の弱い子は、ちょっとしたストレスにも悲鳴を上げてしまいます。「がまん」できる子は、このストレスと戦う力を持っています。
 逆に考えれば、ストレスは人の心を強くするのに必要なものなのです。暑さ寒さもストレスです。それらと戦う、すなわち、がまんすることはストレス耐性を強くし、心を強くしてくれます。
 「がまん」というのは、たとえて言えば輪ゴムの延びる力のようなものです。輪ゴムを引っ張る力がストレスで、延びていくことががまんすることです。でも、いつか限界がやってきます。輪ゴムはプツンと切れてしまいます。その状態が「うつ」とか「心身症」などになります。
 心の強い子というのは、この引っ張られる力に耐えられる子なのです。しかし、「がまんしなさい」とか「がんばれ」と口で言うだけではダメです。根性論だけでは乗り切れません。どうしたら、「心の強い子」に育つのか、この本で紹介しています。


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