2022年4月7日木曜日

花だより スーツを着た子ども オドリコソウ

 

 真新しいリクルートスーツを着た役場の新人があいさつ回りでやってきました。新たな環境で歩み始めた新社会人が職場にさわやかな風を運んでくれるのを期待したいが、中には、
嫌われる新人もいる。
①あいさつをしない ②暗くて愛想がない ③黙っているだけ ④気が効かない ⑤反応が薄い…など続々挙がる。
 いつの時代も先輩から見ると、何とももどかしく映る。ただ、中途採用でもない限り、新人に即戦力としての期待を抱くことはまずない。失敗の許容範囲気も広い。職場環境に慣れて、仕事を一つずつ覚えてほしいと願うのが常だ。とはいえ、そこは甘えてもらっては困る。教えてくれるのが当然という受け身の姿勢は通用しない。先輩だってそんなに暇じゃない。積極的に仕事を覚えようとしなければ、徐々に相手にされなくなり「使えない」とのレッテルが貼られる。まずは、知ったかぶりはせず、謙虚な気持ちになることだ。薄っぺらな虚栄心は「スーツを着た子ども」と笑われるだけだ。 
「新社会人」を校長、教頭に置き換えて自分自身はどうだろうか?胸に手を当ててみる必要がある。スーツを着た子どもは、自分かもしれない。

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