2022年4月15日金曜日

花だより 不安と期待 オオバナノエンレイソウ

 

 不安と期待の新年度がスタートします。
 転出される先生の一人は「久しぶりの転勤でわくわくしています。」と期待に胸ふくらませ、ある人は感極まって涙を流し、新天地での不安を口にする人と様々でした。春休みに入ると、保護者から担任の要望をよく受けます。「なぜ1年で担任が替わるのですか?」「昔は持ち上がりでしたよね。」「よく知っているあの先生がいい!」「あの先生なら安心!毎年替わるのは不安です。」と勝手なことを言うのですが、「替わることも大事です。」だと応えています。
 自立への基礎を養う  
 ただ学力をつけようと思ったら、家庭教師を付けて勉強させればいいのですが、それだけでは、人として成長しません。なぜ学校で勉強するかといえば、人は社会の中で生きていかなければならないからです。仲間と一緒に学ぶためには、友だちとの付き合い方、先生との関係、集団のルールを身に付けなければなりません。それが学校で学ぶ大切なことです。
よく校長室にやってくる子から「校長先生、○年生になっても○○先生を担任にしてください。」とお願いされました。こういう子は、新しい担任、新しい環境になってもすぐ対応できる子だと思います。
 教え子の中に未だに年賀状(当時の思い出を書いて)をくれる子がいます。その子は目立たなく、私の近くにはあまり寄ってこない子でした。人それぞれですが、新しい先生、新しい友だち、新しい環境に早く適応する能力も必要なことです。

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