2024年2月11日日曜日

花だより 小中授業5分短縮 フキノトウ

 

 2月10日の読売新聞の朝刊1面「小中授業5分短縮」~学校の裁量時間拡大~
 文科省は、授業時間を5分短縮し、短縮分を各学校が自由に使えるようにすることなど、次期学習指導要領への反映に向け、中央教育審議会に諮問する見通しだという。一方、年間の授業時数は変えないで、5分短縮で生まれる85時間程度を学校裁量時間として、学校現場の創意工夫を促す狙いがある。思考力育成を目指した探究活動や、基礎学力定着のためのドリル学習など各学校が実情に応じて指導に生かすことを期待している。
 これまでも学校の自由裁量を求める声はあったし、実際に授業時間の弾力的運用は認められていたが、なかなかそれができなかった。自由裁量というのは、教師や学校に高い能力(学校力)が求められるからだ。ねらいとは反対に、地域差や学校差が生まれないか心配だ。さらに終わりのチャイムが鳴っても、なかなか授業が終わらない先生がいる。これが生徒の一番の不満である。「40分」「45分」を基本とした授業の進め方を含め、学校現場に変化が求められている。これには賛成だが、ハレーションは必ず起きる。校長の経営手腕が試される。

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