2025年11月3日月曜日

花だより 6700万円の損害賠償金は安いのか?高いのか? 竹内和雄氏講演(1) センブリ ウメモドキ

 


 11月1日(土) 公益社団法人 日本教育会主催 第50回全国大会大阪大会にリモートで参加しました。記念講演は、文科省:学校ネットパトロール調査研究協力者や総務省の青少年のインターネット利用に関する連絡協議会の座長を務める兵庫県立大学環境人間学部教授の竹内和雄氏でした。
 ≪講演の趣旨≫ ネット利用の低年齢化が予想以上の早さで進んでいます。さらに、GIGAスクール構想によって小学校1年生から学校で情報端末を文房具として利用しています。これまで日本は、子どもたちのネット利用については「禁止・制限」のスタンスでのぞんできたが、これからは「利活用」を前提として対応方法を模索していく必要があります。PCがよくてスマホはダメは理屈が通らない。
 回転ずし店で悪ふざけの動画がネットで拡散した事件が社会問題になりました。迷惑行為をした少年に6700万円の損害賠償金の支払いが認められました。この額は果たして安いのか、高いのか? 悪ふざけが6700万円は高額だと思いますが、お店(会社)が受けた損害は160億円にもなるそうです。それに比べると安いことになります。本人・家族・親族を含めてこれくらいなら支払えるだろうというのがこの金額なのです。安易な悪ふざけがこうなることを子どもたちに知らせることです。
 こんな事件が横行すると、ネット(スマホ)禁止議論が沸き上がっても当然のように思います。今のところ16歳までは禁止というのが有力です。ところが調査によると0~1歳児のネット利用率は62.6%もあります。そのほとんどはYouTubeを見ている(親が見せている)。親がかまってやれない分、子どもが好きなものをテレビやタブレットで見せているのです。赤ちゃんの時からネットに慣れ親しんでいるのに16歳まではというのはおかしな話です。スマホの携帯率は小5で50%を超えます。小4までに正しい使い方を教えなければならないことになります。
 ネットトラブル、校内暴力、いじめ・不登校は、中学・高校生が横ばいなのに対して、小学生が急増しています。小学生が朝、登校するなり、喧嘩を始める。前日の対戦型ゲームでのイライラが引きずっているのが原因なのです。
 これまでネット問題にかかわってきましたが、ネット問題の答えは、ネットの中にはないことを痛感しています。リアルな生きづらさや困難の表出先が、たまたま今のネットになっていると気づきました。ネットの正しい使い方を学校でも教えないし、親も誰も教えていないことが問題なのです。
 

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