2017年4月30日日曜日

花だより 牡丹 書入れ時


【平成22年度 網走市立潮見小学校 学校だよりから】
《心がホッとステーション》
 ***「かきいれどき」を漢字で書くと?***
 お店などで売れ行きがよく、最も利益の多い時のことを「かきいれどき」と言います。さて、この言葉を漢字で書くと?(ワープロだと一発変換ですが)、A:掻き入れ時、B:夏季入れ時、C:書入れ時。正解はCの「書入れ時」です。帳簿の記入に忙しい時だからです。今は、手書きではなく、パソコンに入力する時代ですが・・・。イメージ的には、「掻き入れ時」と思いがちです。
 北海道の観光地は、GWが書入れ時ですがどうでしょうか? 「学校の書入れ時はいつだろう?」とある先生に聞くと「毎日です。」と言われました。連休が終わると、また忙しい日々が始まります。 
つくし(土筆) スギナにくっついて出てくる事から、「付く子」、袴の所でついでいる様に見える事から、「継く子」となった説が有力である。「つくしんぼ、つくしんぼう」ともいいます。つくしは、春の季語です。あちらこちらでにょきっと顔を出し始めました。 連休がスタートします。有意義に過ごして下さい。

2017年4月29日土曜日

花だより 小手毬 三歩下がって師の影を踏まず?


【平成20年度 斜里町立朝日小学校 校長室花だより(研修資料)から】
◎「三歩下がって師の影を踏まず」が「三歩下がって師のハゲを笑う」
   今は、教員免許を持って子どもたちの前に立つだけでは、子どもはその人を教師とは思わないのが現実です。(それが学級崩壊の根底)教師という表札だけでは、もはや教師はやっていけない。子どもの心をつかむ新たな営業努力が必要です。
□警視庁の少年相談室「テレフォンコーナー」 ある不良少年が「入学式は人生の節目で、これから真面目にしよう」と思って参加した。ところが学校に行ってみたら、礼服を着ていたのは校長と教頭だけで、ポロシャツにジャージ姿の先生もいた。その少年は「俺たちの入学式をバカにしている」と思ったら、そのポロシャツ姿の先生がその少年の担任だった。「こんな学校に来るんじゃなかった」という電話相談があった。
 子どもは先生らしい先生のイメージを持っているのに、先生自身が先生を嫌っているといいます。学園物のテレビの影響?からかジャージやポロシャツを着て子どもと日常過ごすことが、子どもと心を通わせることだと錯覚しているということです。
◇結婚式の来賓祝辞 新婦の元担任が来賓として祝辞を述べたとき
「私は普段着で子どもと接してきた。裸で接してきた」と言って、あろうことかジャージと運動靴姿だったというのです。しかも、その新婦に対し「○○子」と呼び捨てにしたという。参会者の顰蹙(ひんしゅく)をかったのは言うまでもない。ちなみにスーツに運動靴を履くのは、泥棒と教師だけだそうです。
■ジーパンにトレーナーで指揮? 学芸会当日、ジーパンにトレーナー姿で出勤してきた若い女性教員に先輩が、「あなたそれで指揮をするの?」と聞くと「そうですが、何か?」という返事が返ってきた。(?)
 服装は、育った時代感覚、年齢、ファッションセンスなどを反映しているので一概には言えないが、教師の服装は、子どもにとって「センスの良い服装のモデル」にもなっていることを忘れてはならない。
◆やくざやさんと子ども理解 やくざやさんの場合は、子どもたちの中で制服を短くしたり、裏地を付けたり、お化粧したり、髪を染めたり、ピアスをしたりする子を見ると、そういった子は自己顕示欲が強いということを知っているので、「おまえセンスええなあ~」と声をかける。「制服のアレンジの仕方は他のやつより抜群だぞ」と言ってその子どもたちに取り入るという。そういう子どもたちはそれに心を開いてしまうわけです。ところが親や先生は、そういう子を見たとき「なんだおまえは、そんな格好して・・・」と否定的になる。やくざやさんの方がずっと子どもの心理をつかんでいる?のです。

2017年4月28日金曜日

花だより スイートピー なんと立派な平城京

【平成22年度 網走市立潮見小学校 校長室花だより(校内研修資料)】
 なんとりっぱな平城京(710年平城京遷都)
 キャラクターの「せんとくん」をめぐって「仏様への冒涜だ!」などと物議を呼んだ平城京遷都1300年祭りが奈良で始まりました。大極殿や遣唐使船が復元され公開されています。大極殿の柱は全部で44本、国産のヒノキを使用していて1本3千万円するそうです。総事業費はいったいいくらになるか?事業仕分けの対象になっていたら、あの議員はどう言ったでしょうか?
 「大仏開眼」(NHK制作)のドラマを見ました。主人公の吉備真備を吉岡秀隆が演じました。遣唐使として唐の文化を学んだ吉備真備は、朝廷の大仏建立に対し、「わが国にはそんな国力は無い。そんなことをするとますます民の生活は困窮する。」と反対します。
 無駄使いの無駄とは何でしょうか?
 奈良の大仏、東大寺、京都の金閣寺など、当時の血税で建立されたものばかりです。それが今では日本の重要文化財です。札幌に一緒に行った妻は、大丸のバーゲンセールで靴を買いました。これは賢い買い物だと言います。何が大事で何が無駄か?無駄は人件費だと言われたら、やる気もなくなります。

2017年4月27日木曜日

花だより 藤 見えぬけれどもあるんだ


【平成22年度 網走市立潮見小学校 学校便りから】
《シリーズ「いきいき子育て」》
   見えぬけれどもあるんだ 見えぬものでもあるんだよ
          ~金子みすずの詩「星とたんぽぽ」の一節から~ 
 子どもの言葉や行動の裏には、見えないけれどもそれなりの理由が必ずあります。一人一人の子どもの内には、見えないけれども可能性の芽が必ずあるのです。
 そうした見えないけれどもあるものに、思いを馳せたいものです。今は見えないけれども、子どもの持っている可能性を信じ、それを引き出し、伸ばしてやるのが、親であり、教師です。
 教育の営みは、こうした見えないものに対して想像力を働かせ、心に引き寄せ、温かく見守り、大事に大事に育てていくことに他ならないのです。

~平成12年の作品~

2017年4月25日火曜日

花だより ライラック 特別支援教育の現状と課題


   《特別支援教育の現状と課題》
 平成28年8月から平成29年3月まで、特別支援学級の時間講師を経験して思ったこと
 平成24年に出された中央教育審議会の「共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システムの構築のための特別支援教育の推進(報告)では、これまでの「障害の種類と程度」から「一人一人の教育的ニーズ」への転換は、画期的であり、理念や基本的な考え方のパラダイムチェンジであった。
 この背景には、2003年の報告で、小中学校の通常学級に在籍する学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)、高機能自閉等、知的障害のない発達障害の割合が6.3%であった(義務教育段階の全ての子どもの10%ほどが、何らかの教育的ニーズをもっている)という結果にある。そして、発達障害への理解と対応、システム改革の急速に進んだ。
 しかし、理念が素晴らしければ素晴らしいほど違和感と心配を抱く。
 実際の学校現場では、ある子は、床に寝そべり、奇声を発する。思い通りにならないと、教師に暴言を吐き、友だち同士のケンカは日常茶飯事、担任は目をつり上げ、怒鳴っている。「先生が怖い。」と学校に行きたがらない子も出てくる。だからと言ってこれが「ダメな指導だ!」とその教師を一方的に批判する気にはなれない。立ち歩く子を放っておいたら「指導力がない。」と指摘され、保護者からは「学級崩壊だ!」とクレームが入ることが予想される。そんな状況が、教師のそうした指導に駆り立てているのである。
 子どもたちの多様な学び方があること、そして、それに対応する指導方法があることを知りながらも、目の前の問題行動を鎮めることで精一杯で、多様性を認めるどころか、多様性を押さえつけているのが現状である。
 改革は法律を背景にして変化に迫るものであるが、実際に改革を進めるのは学校現場であり、一人一人の教師なのである。一番大切なのは、学校に内部の改革と同時に、学校の新しいチェレンジを認めるような風土づくりが必要である。
   参考資料 「インクルーシブ教育における授業づくり」 上越教育大学 赤坂真二教授 

2017年4月24日月曜日

花だより ワスレナグサ 民間経営戦略から学ぶ

~平成12年の作品~

【平成20年度 斜里町立朝日小学校 学校便りから】
 「民間経営戦略から学ぶこと」(株)ポスフール北見(現イオン店)支店長の講演から
北見支店の年間総売上は103億円で道内3位だそうです。(第1位は釧路店、第2は江別店)
ポスフールの経営戦略は、学校経営に参考になるところが沢山あります。              
◎徹底した消費者ニーズの把握 お客さんからのクレームはチャンス(改善に生かす)          
◎経費の節約(無駄の削除) 従業員550名中 正社員は63名            
◎最後は人(接客態度の向上が売上の鍵)トイレは従業員にも使わせいつも清潔にしておく   
 *ポスフールのような大型店は、グランドスーパーマーケットと言って、デパートとは取り扱っている商品に若干の違いがあります。東急が去った後、順調に売上を伸ばしているそうですが、最近対等してきているパワーセンター(ホーマック、ツルハ、フクハラ、100円ショップなどが一緒になっている複合店)が驚異なんだそうです。ちなみに「母の日」の売上は200億円で「父の日」は80億円だそうです。
 不景気になればなるほど男性物の売上は落ちるそうです。(子どもには恥ずかしい格好はさせられない。お母さんもそれなりのおしゃれはしたい!そしたら、お父さんの物で切り詰める?)   
 

2017年4月23日日曜日

花だより オダマキ 子どもと共に

~平成12年の作品~

【平成21年度 網走市立潮見小学校 学校便りから】
《シリーズ「いきいき子育て」》
 親は子どもと共に成長する “子どもが生まれて親になるのではなく、子どもの成長に合わせて親としても成長する。”と言われています。子どもが小学校に入学するということは、親も小学校のPTとなり、親としての勉強が始まるということです。
 今年1年、参観日、学級懇談などで学校に来ることがあると思います。お母さん同士の交流、先生との交流、ときには校長室にも寄ってください。コミュニケーションを図ることが大事です。それが親としての勉強であり、成長することにつながります。 
 子どもにとっての「いい学校」って何だろう
 「いい学校に行き、いい会社に入れば、幸せになれる」という時代は終わりつつあります。これからは、学歴よりも自ら学び自ら考える「生きる力」を身に付けることが求められています。学校は、心の成長に大切な人との遊びやさまざまな体験をする場でもあります。学校の教育目標は、【知・徳・体】からなっています。朝日小では、「進んで学ぶ子」(知)「互いに認め合う子」(徳)「明るく健康な子」(体)を教育目標とし、バランスのとれた子どもの育成を目指しています。
 ところが最近は、「学歴よりも・・・」という風潮が強まり、徳・体を重視するあまり、知がおろそかになる傾向があります。学校は、まず勉強するところであることを忘れないで下さい。


2017年4月22日土曜日

花だより ヤマツツジ 全校参観日


【平成20年度 斜里町立朝日小学校 学校便りから】
~何人集まるかでその学校の教育力がわかる~ 
 最初の参観日は、授業参観者は多いけれど、総会に残る人は少ないというのがどこの学校でも同じです。昨年は、給食堂がほぼいっぱいになるほど多くの保護者の皆さんにお集まりをいただきました。朝日小学校の教育力の高さを示すものです。PTA会長が大変自慢していました。
 ~全体会では、こんな話を~
1 20年度の学校経営の重点について 「全ての子どもに確かな学力を」
2 全国学力・学習状況調査の結果について  
3 特別支援教育の現状について  
4 学校評価の結果について  
5 交通安全指導の充実について
6 個人情報保護について(学校だより・ホームページ等について) 
7 その他 
*新しい職員の紹介します。(学級担任から今年の抱負も含めた自己紹介もあります。)
・・・・昨年より多くのイスを並べてお待ちしております・・・

2017年4月21日金曜日

花だより 桜草 親切なタクシーの運転手さん

~平成12年の作品~

【平成21年度 網走市立潮見小学校 学校便りから】
 鯉のぼり
 最近街中では、見ることができなくなりましたが、潮見の校庭には、4月20日から11匹の鯉のぼりが元気に泳いでいます。「今年もあがりましたね~。」と散歩をしていたお年寄りが言っていました。鯉のぼりは、“我子が健康に育ち、将来は大きく出世して欲しい”との気持を込めたものですが、インフルエンザによる学校閉鎖の後なので、元気に泳ぐ鯉のぼりのように健康に育ってもらいたいものです。
《心がホッとステーション》
 親切なタクシー運転手さん 
~雨の日の帰り道~ 「寒くて、鼻水は出るし、『わたしの家どっちだったかなあ。』と困っていたら、タクシーが止まってね。女の運転手さんがやさしてくれたの。」と1年生の女の子が担任に報告がありました。タクシーの運転手も新学期を迎えたこの時期は、子どもたちの安全のために気を遣ってくれています。ありがたいことです。私が1年生に声をかけたら「おじさん誰?」と言われ不審者扱いされたでしょう。

2017年4月20日木曜日

花だより ヤマブキ 自治会総会

~平成12年の作品~

【平成20年度 斜里町立朝日小学校 学校便りから】
 ***北国に春を告げる***
フキノトウ 2年目ともなると、どこにフキノトウや福寿草が咲くか分かるようになりました。このところの気温の上昇で、クロッカスも咲き始めました。
「校長さん、フキノトウを採って来たぞ。これを食ったらな、冬の間にたまった体の悪い物が全部出るんじゃよ。ちょっと苦いけどな。それがまた体にいいんじゃ。てんぷらにして食べなさい。」
フキノトウの花言葉は「待望」です。
《心がホッとステーション》   ・・自治会総会に参加して・・・
 どこの町内にも世話好きなおばさんがいるものです。集まりには、必ず自分で漬けた漬け物を持ってきたり、早く来て段取りを付けたり、場を盛り上げる話をしたり、町内会には無くては成らない人です。
 ~阪神淡路大震災で一人の死者も出なかった地域があった。
 同じ震災を受けた地域で死者がたくさん出た地域とそうでない地域がありました。前者は、マンションが建ち並び、大型スーパーがある近代的な地域で、後者は、古くからの商店街を中心とした古い町並みの地域だそうです。この違いは、普段からの近所付き合いにありました。地域住民の結びつきが強い地域では、地域住民が助け合って救助活動をした結果、一人の死者も出さなかったそうです。逆に隣の住人と挨拶も交わさない、顔も知らない。という地域は、災害時に弱いだけでなく、犯罪多発地帯でもあり、青少年の非行率も高いという結果が出ています。世話好きなおばさんのいる自治会を大切にしたいものです。

2017年4月19日水曜日

花だより ヤグルマギク 「いじめ」のない学級づくり


【平成20年度 斜里町立朝日小学校 校長室花便り(校内研修資料)から】
《「いじめ」のない学級づくり》
 いじめ問題対策 、教師は子どもに対し『いじめは絶対に許さない』という毅然とした態度で臨むことが大切です。私たち教師は、児童理解に努し、学級の中に民主的ルールを育て「いじめ」が発生しない学級づくりをめざし日々奮闘しています。しかし、いじめは様々な要因から起きてしまうの現実です。この問題をどう捉え、どう対応していかなければならないのか、研修を通して共通理解を図っていきましょう。解決の必須条件は、「早期発見、早期対応、早期解決」です。

   昨年のベストセラーで流行語大賞にも選ばれた「国家の品格」
         著者の藤原正彦氏は、「いじめ問題」に対してこう述べています。
  「卑怯」を教えよ いじめに対して何をなすべきか。カウンセラーを置く。などという対処療法より、武士道精神にのっとって「卑怯」を教えないといけない。「いじめが多いからカ
 ウンセラーを置きましょう」という単純な論理に比べ「いじめが多いから卑怯を教えましょう」は論理的でないから、国民に受けません。しかし、いじめを本当に減らしたいなら、「大勢で一
 人をやっつけることは文句なし卑怯である」ということを叩き込まないといけない。たとえ、いじめている側の子どもたちが清く正しく美しくて、いじめられている側の性格がひん曲がっ
 て大嘘つきだとしても、です。「そんな奴なら大勢で制裁してもいいじゃないか」というのは論理の話。「卑怯」というのはそういう論理を超越して、とにかく「ダメなものはダメ」だとい
 うことです。この世の中には、論理に乗らないが大切なことがある。それを徹底的に叩き込むしかありません。いじめをするような卑怯ものは生きる価値すらない、ということをとことん叩き込むのです。

2017年4月18日火曜日

花だより キリシマツツジ 自分を大切にする

~平成12年の作品~

【平成20年度 斜里町立朝日小学校 学校便りから】
《シリーズ「いきいき子育て」》  家庭教育手帳より
  ~ 自分を大切にできないならば、子どもを大切にすることもできない~
  子育ては大事ですが、一日中、わき目もふらずに集中していては疲れてしまいます。親のイライラは、子どもにも伝わっていくものです。
 大事な子育てだからこそ、自分の時間をつくり、心を健康に保つことが大切です。夫婦で助け合ったり、子育てでサポートや子育てネットワークといた育児を手伝う仲間や仕組みを活用したりして、リフレッシュする時間をつくりことが大切です。
 親が幸せで笑顔でいる家庭でこそ、子どもも幸せを感じられます。
 「イライラを感じる」  仕事をしている母親=18% 専業主婦=32% 意外な結果です。
          ・・・親の笑顔が子どもの笑顔をつくる・・・       

2017年4月17日月曜日

花だより ハナビシソウ 安全で命を大切に


【平成18年度 北見市立若松小学校 学校便りから】
 ふきのとう 雪解けを待たずに顔を出す春の使者。一番早くでてくる山菜です。独特の香りとほろ苦さが春の息吹を感じさせます。「春の皿には苦味盛れ」と言いす。 冬の間にたまった脂肪を流し、味覚を刺激して気分を引き締めて一年の活動をスタートさせると良いと聞き、先日、来運の水を汲みに行ったとき、辺にあったフキノトウを採ってきて、てんぷらにして食べました。苦みがあるので私は苦手なのですが、冬眠から目覚めた熊は最初にフキノトウを食べるそうです。 
 交通安全
 雪も日陰に残るだけとなりました。自転車解禁も間近です。昨年の自転車事故を教訓にPTA理事会で、学校とPTAが協力して交通安全に取り組むとを確認しました。
 子どもたちには、全校朝会で《3つの「あ」を大切に》を例にして、交通安全の話をしました。
 あいさつで人を大切に あんぜんで命を大切に あとしまつで物を大切に

2017年4月16日日曜日

花だより 学校探検 わさびの醤油漬け


【平成18年度 北見市立若松小学校 学校便りから】
《心がホットとステーション》
 1年生の『学校たんけん(生活科)』が始まりました。
「失礼します」と入ってきたのは、かほさんとさなみさんでした。
「校長室に何があるか、調べに来ました」と画板とえんぴつを持ってきましたが、
「校長先生!セロハンテープの『ぷ』はどうやって書くんですか?
『ティッシュ』の書き方わかりません。教えて下さい」
1年生が書くにはちょっと難しい物を見つけてしまって、生活科から国語の勉強になってしまいました。とても勉強熱心な1年生です。
 ***************************
 若松のわさびでつくる「わさびの醤油漬け」
 「校長先生のぶんだよ!」 子どもたちが採ってきたのもらって、それをすって冷やっこにかけて食べていましたが、給食調理の成田さんに「わさびを醤油漬けにしたら、美味しいよ」と言われて、今年初めてわさびを自分で掘って、わさびつけに挑戦しました。
 校長住宅の近くの川縁を歩くと30分あまりで大きなわさびが10本ほど採れます。それを家に持ち帰り、土を落とし、皮をむいて、細かく切って、醤油を入れてミキサーにかけます。ところが全部を細かくするのにティッシュボックス一箱なくなるくらい、目から涙、鼻水がじょろじょろ・・・。大変な目にあいました。
 それを瓶詰めにして冷凍庫に入れて(『のりの佃煮』の大きさの瓶5つ)、次の日の朝、さっそくご飯に付けて食べたら、跳び上がるくらい辛くて、「5つもあるのにどうするんだ?」と思いました。でも、これがなぜかやめられないのです。妻は連休中にもう一度わさび採りをしたいと言っています。食べてみたい方、お譲りします。

2017年4月15日土曜日

花だより ヤマブキソウ 1年生

~平成12年の作品~

【平成18年度 北見市立若松小学校 学校便りから】
 《心がホッとステーション》 
 入学式記念撮影  
「は~い、男の子は、手を握って下さい」
 入学式後の記念撮影で、写真屋さんの言葉にある男の子は、隣の女の子の手をそっと握りました。
 1年生だからって、赤ちゃん扱いしないでね。3月までは、年長さんだったんだから・・・   
◎○◎こんな手紙書けるんだよ◎○◎ 
  パパとママへ
 いろいろかってくれてありがとう
 パパ おしごとがんばってね  ママ しごとやめないでね
 パパとママ だいすき ありがとう
 もう一ねんせいだから パパ ほっぺにチュウしないでね
 おかね じぶんであつめるけど ときどき ちょうだいね
 がっこうにいったら、べんきょうの たしざんとかんじ がんばるからね 
 
 この子たちが、1年経ってどんな作文が書けるようになるか、とても楽しみです。    
 交通安全に気をつけてね!

2017年4月14日金曜日

花だより マーガレット 入学式・落語

【平成17年度 北見市立若松小学校 学校便りから】
《心がホッとステーション》
 ニコニコの入学式 7人の新1年生、高学年に手を引かれ、みんな笑顔で登校しています。「おはようございます」のあいさつもとても元気にはっきり言えます。1年生の世話をする5年生の敬介くんや俊樹くんがすごく頼もしく見えます。さすがお兄ちゃんです。
 水野さんが入学する東陵中学校の入学式に参列しました。若松にいるときは、お姉さん的存在で大人びた感じでしたが、120名の新中1の中では、かわいらしかったです。 
 その後、教室を覗いてきました。体の大きい中学生が1教室に30人以上が入ると狭く感じました。お母さんの話では、「頭が痛い」と言っているそうです。人に酔うのか、それとも大勢の中だと酸素が薄いのでしょうか?慣れるまでちょっと時間がかかりそうですが、誰もが通る道です。

「林家正雀落語独演会」に行ってきました。
 せっかくの機会なので一番前の席で見ました。テレビで見るのと違い、扇子や手ぬぐいの使い方、ちょっとしたしぐさにも、これぞ芸、これぞプロ、本物は違います。でも、終わって立ち上がるとき、足がしびれているのが分かりました。(座布団が柔らかいとしびれるそうです)
 落語を聞いて笑うとリュウマチ、痛風、神経痛など成人病が治るそうです。また、頭で想像して聞くので脳が活性化され、ボケ防止にもなるそうです。

2017年4月13日木曜日

花だより オオバナノエンレイソウ これからの道徳教育


【平成20年度 斜里町立朝日小学校 校長室花だより(教職員向け)より 】
  これからの道徳教育
      関西学院大学教授(元文部科学省道徳調査官) 横山 利弘氏の講演より
 ~苛立ちの時代~ 今の時代を端的に表現すると、私は「苛立ちの時代」だと思っています。小さい子どもから高齢者まで、苛立ちを覚えています。その理由の一つに、マナーの悪さ、モラルの低さというものをあげることができます。モラルの低さは学校とか子どもとかでなく、日本国中に蔓延しています。それが苛立ちを起こさせている一つの原因だろうと思います。モラルの低さに対して、規範意識の低下ということをよくいいます。確かにそういう側面があるわけですが、私は共通規範が崩壊していると思います。必ずしも規範意識がなくなったというよりも、頼るべき規範が見えないという苦しみを子どもたちが味わっています。
 平成17年に「義務教育に関する意識調査」を文部科学省が行いました。「学校で何を学びたいか」と、子どもたちに聞いたアンケートで、第1位が「善いことと悪いことの区別を教えてほしい。」ということなのです。2番目が「人間関係の作り方を教えてほしい。」4番目に「勉強を教えてほしい。」でした。なぜこうした結果になったのでしょうか。子どもたちは今の大人が善悪の判断を自分の好みでやっていると思っているのです。今は「万物の尺度は私である。」になっていませんか。自分が「善い」であって、他人は関係ない。私はこう思うのだ、それが善であるということです。これは自分自身で主体的に判断するという意味では大事な部分ですが、同時に「あなたにとってはどうですか」ということから対話が始まらなければならないのです。ところが対話がないまま決めてしまっているから、その様子を子どもたちが見ていれば、何が善で何が悪なのか分からないという状態にあるのではないか思います。
 大阪と京都と神戸で月一回、道徳の勉強会をやっています。そこでは資料の読み方の練習をしています。4年目になりますが、最初16名で始めたのが、今は150人くらいになりました。土曜日の午後に自腹を切ってやってきます。なぜこのようになるのかと思ったら、先生方はみんな求めているのです。活路を見出そうとしているのです。何かを変えなければだめだと。
 先生方は道徳の授業が嫌なのではありません。今、子どもたちの様子を見たり、保護者の様子を見ていて、共通の当たり前のルールやマナーさえ無視することが起こってきています。だからやらなければいけないとみんなが思っているのです。しかし、やり方が分からないのです。
 今回学習指導要領が改訂になりましたが、そのもとになる中教審答申の中に「知識基盤社会」という言葉が出てきましたが、それは違うでしょう。知識などとっくの昔から基盤ですよ。知識の獲得というものは、みんな一人一人個々にやるものです。一緒に学習はしても知識の獲得自体は個人的作業です。本当に共通の安心できる社会を求めるならば知識よりこれからは本当の意味での道徳教育です。~以上概略紹介~
 
 学力向上を重点に取り組みます。その基盤となるのが学級経営・学級づくりです。子どもと教師、教師と保護者の信頼関係づくりです。日課に生徒指導の時間はありません。生徒指導は、毎日の授業の中(全教育活動)で行うものです。特別教室の掃除をする、しないの論議がありました。掃除は清掃活動、掲示は掲示教育、給食も給食指導といいます。道徳教育は全ての教育活動の中で行われるとはこういうことです。

2017年4月12日水曜日

花だより シャガ 新社会人

~平成12年の作品~

【平成22年度 網走市立潮見小学校 校長室花だより(教職員向け)より】
 『網走タイムズ』 ~天都人から~
 ~厳しい就職戦線を経て、新たな環境で歩み始めた新社会人が各職場にさわやかな風を運んでいるだろう。焦らずに着実に経験を重ねてほしい。
 《嫌われる新人》
①あいさつをしない ②暗くて愛想がない ③黙っているだけ ④気が効かない ⑤反応が薄い…など続々挙がる。
 いつの時代も先輩から見ると、何とももどかしく映る。ただ、経験者の中には中途採用でもない限り、新人に即戦力としての期待を抱くことはまずない。失敗の許容範囲気も広い。職場環境に慣れて、仕事を一つずつ覚えてほしいと願うのが常だ。とはいえ、そこは甘えてもらっては困る。教えてくれるのが当然という受け身の姿勢は通用しない。先輩だってそんなに暇じゃない。積極的に仕事を覚えようとしなければ、徐々に相手にされなくなり「使えない」とのレッテルも。まずは誰よりも元気な声を出す。知ったかぶりはせず、謙虚な気持ちになることだ。薄っぺらな虚栄心は「スーツを着た子ども」と笑われるだけ。新社会人の皆さん、世の中はあなたを中心に回ってはいませんよ。~ 
 若い先生だけでなく、木目澤教育長は、「新社会人」を校長、教頭に置き換えて自分自身はどうだろうか?胸に手を当ててみる必要があると言っています。なるほど、その通り…。 
*スーツを着た子どもは、私かもしれません。お互いに気をつけましょう。
 

2017年4月11日火曜日

花だより ミヤコワスレ 敷居が高い


【平成22年度 網走市立潮見小学校 校長室花だより(教職員向け)より】
 「学校の敷居が高くて…」 網走市の学校支援本部事業について
 本事業の目的の一つである「子どもとかかわる時間を確保するために教員の負担が軽減されたか」の評価では11校中の10校が[軽減された]という回答でした。
 大きな成果があった一方で更に充実するため、この事業への登録の申し出、団体などを募るため広報誌や新聞等のチラシでPRしていますが、市民が個人で申し込まれるケースは極めて少ない状況です。特技や資格を有しており、学校に協力したいという意図や希望があっても「学校の敷居が高くて…」と尻込みしてしまうことがあるとのことでした。
 《信頼される学校づくり・開かれた学校づくり》
 子どもが通う学校、孫や近所の子ども通う学校、地域の学校として、校長をはじめ、職員一人一人が「学校の敷居が高くて…」と感じさせない意識改革や教員一人一人の言動が大切なのだと思います。

2017年4月10日月曜日

花だより ヤマザクラ 尾木ママ

~平成12年の作品~

【平成23年度 網走市立潮見小学校 校長室花だより(職員向け)より】
≪ちょっと気になる本≫ ~教育とは、不幸せにならないための最低限の知恵を授けることをいう。よって生業の業を授ける「授業」となる。俗に言えば、人とのお付き合いのために「国語」があり、買い物のおつりを間違えないために「算数」があり、新たなる便利なものづくりのために「理科」があり、同じ過ちを犯さないために「社会」があり、笑顔のために「音楽」がある。先人の幸せになるための知恵が凝縮されているのである。その学び舎が「学校」である。~日向野一生著 「学校ものかたり」 まえがきより 
 なんと「尾木ママの叱らない子育て論」7万部突破!?
 学校便りで今年度から「母の品格」に変わって、シリーズ化した教育評論家の尾木直樹氏の本がバカ売れしています。これまで180冊の教育書を出していますが、オネェ言葉で書かれたこの本が売れているのは、やはりテレビの影響なのでしょうか?「○○だわよね?」「そうかしら」「○○するのよねぇ~」といった文体で書かれています。それが若いお母さん方から支持されているようなのですが、私は読んでいて背中がむずむずするので、学校便りに載せるときは、普通の文体に直しています。そうすると実にまともでなるほどと思うことばかりです。学校便りも「オネエ言葉」で書くと読んでもらえるのでしょうか?

2017年4月9日日曜日

花だより オキナグサ 新卒の先生へ


【平成22年度 網走市立潮見小学校 「校長室花だより」(職員向け)から】
 ~新卒の先生へ~
「率先垂範」 竹村先生が、新卒の学級で算数の師範授業をしました。
「目に見せて、やって見せて、させてみて、褒めてやらねば、人は動かず」(山本五十六訓)です。
 《先輩の授業をどう見たらよいのか?》
 授業で発表者の話をしているとき、聴いていない子を見つけたら、ベテラン先生は、どう言うか? 
「ごめんね。今君の話を聴いていない人が○人いました。その人のためにもう一回言ってもらえますか?」と言います。
 話を聴いていない児童は、同じ子であることが多い。毎回同じ名前を挙げて注意してもあまり効果がありません。先生が自分のことを言っていると気付かせることです。
 《ベテランの力のある先生は、ノート指導が上手!》
 「東大生のノートは美しい」と言われる。全国学力検査でも、上位と下位の答案用紙を比較すると、秋田県と北海道の違いは、字の丁寧さにも表れているといいます。
「上手な字」と「丁寧な字」は違います。字を書くのが得意な子もいれば、苦手な子もいます。しかし、心を込めて丁寧に書いた文字は相手に必ず伝わるのです。
 「丁寧」とは、“①ゆきとどいて礼儀正しいこと。②注意深く、たいせつにあつかうこと”という意味があります。書くことだけでなく、丁寧に物事に取り組む姿勢が大切です。子どもたちは、やがて大人になり仕事に就きます。礼儀正しく、仕事を大切にして働くことのできる人間は、社会的な信頼を得ることができるのです。
 《誰にでもできる丁寧な字を書く3つのポイント》
① 削った鉛筆を使うこと
② 力を入れて濃い字を書くこと
③ 間違えた時は、きれいに消してから書き直すこと
 丁寧な字を書く子の筆箱やノートはきれいです。筆圧の弱い子には、2Bの鉛筆を勧める。
「丁寧に書いているね。先生は、マルつけが楽しみです。」と声をかけることも忘れずに!


 

2017年4月8日土曜日

花だより レンゲソウ 改まる

~平成12年の作品~

【平成23年度 網走市立潮見小学校 校長室花だよりから】
 新学期がスタートして~ 
 《最初の全校参観日》 「今度の担任は、どんな先生?」 興味津々で来る保護者もいます。釈迦に説法かもしれませんが、教室設営や身嗜みなどにも注意しましょう。第一印象を大切にして、信頼感を持ってもらうことが大切です。
 《各学年3学級》 “3人で一緒に事を行えば、必ずそこに師として教えてくれる人がある。そういう人から善なるものを選び、不善を改めるのである。師といわれる者から教えを受けるばかりが学びではない。”(論語「ともに行動する人から学ぶ」) 学打ちの充実。TTの活用を図ってください。
 《心機一転》  新年度を迎え「改まる」ことが大切です。
 子どもたちも新しい学級で、新しい先生や友だちとの触れ合いから大変身する子もいます。節目節目で大きく成長もします。4月から、“3つの「あ」を大切に”の順番を変えました。1番に「あんぜんで命を大切に」を持ってきました。これは大震災を受けてのことです。そして、2番目は「あとかたづけでものを大切に」です。職員室も今のところ少しきれいな状態です。これ以上悪くならないようにお互いに気をつけましょう。 

2017年4月7日金曜日

花だより オドリコソウ ぶらり散歩


【平成22年度 網走市立潮見小学校 校長室花だよりから】
 ぶらり散歩 朝 交通安全指導に合わせて毎朝行く方向を変えて、近所を一回りしてから登校しています。歩き慣れていると思った道でも、新しい発見があります。だから車ではなく徒歩通学なのです。福寿草やクロッカス、アイリス、クリスマスローズ、アズマイチゲなど、すでにたくさんの花が咲いている素敵なお庭を見つけました。そこの主に話を聞くと、福寿草だけで10種類もあることを教えてくれました。また一つ、潮見の名所を見つけました。
 福寿草には、ミチノクフクジュソウ、キタミフクジュソウ、シコクフクジュソウ、アドニス・ブレビスティアの4種類あることを調べて分かりましたが、お邪魔した庭のある主は、10種類あると言っていました。福寿草の花言葉は「幸福を招く」です。玄関前のロータリーに咲いている福寿草は、たぶんミチノクだと思います。
 校舎ぶらり旅 子どもに寄り添うとは、どういうことなのか。
「だれが生徒か?先生か?」分からない「めだかの学校」では困ります!
 学級をつくり上げるのに何カ月もかかります。しかし、崩れるのは一瞬です。
その決め手になるが、新学期が始まったこの時期です。この時期に何をしなければならないのか。ベテランの先生は、若い先生へアドバイスしてあげてほしいと思います。聞きに来るのを待っていてはいけません。何故なら、聞いてくるくらいなら課題に気付いているからです。きっと何をしていいか分からないはずです。まだ、名札を付けていない子を多く見かけます。この時期にしっかり習慣づけることが大切です。

2017年4月6日木曜日

花だより イカリソウ 一期一会


【平成22年度 網走市立潮見小学校 校長室花だよりから】
 『一期一会』 ~あなたとこうして出会っているこの時間は、二度と巡っては来ないたった一度きりのものです。だから、この一瞬を大切に思い、今出来る最高のおもてなしをしましょう。~
 歓迎会は、最高のおもてなしになりました。また、新しく仲間になった皆さんの人となりも恒例の余興で分かりました。こうして巡り会ったのも何かの縁です。この縁を大切にしましょう。忙しい中、準備をされた幹事の皆さんお疲れさまでした。今年は改革の年です。またさらに忙しく大変になります。「大変」とは「大きく変わる」と書きます。新戦力に期待するところは大です。
 学校が変わる!「経営の神様」と呼ばれた松下幸之助が、次のような言葉を残しています。
「とにかく、考えてみることである。工夫してみることである。そして、やってみることである。」
新たな事柄に向き合ったとき、先の見通しに不安を感じてしまうことがあります。そんな時こそ、周囲の人と知恵を出し合い論議を尽くし、チャレンジする勇気が必要です。「常に考える」ことを意識して実践し、よりよく変わりたいものです。

2017年4月5日水曜日

花だより キジムシロ 冬アカ清掃と鯉のぼり

~平成12年度の作品~

【平成20年度 斜里町立朝日小学校 学校便りから】
《心がホッとステーション》
 冬あか清掃 雪がとけると、空き缶などのゴミがたくさん出てきます。用務員の片山さんが毎日一輪車にゴミを積んで何往復もしています。お陰で学校のまわりはすっかりきれいになりました。
 朝日小名物「鯉のぼり」 春休み中にPTAの役員の方が揚げてくれました。片山さんの日課の一つに鯉のぼりのお世話があります。生きた鯉と同じように、ワイヤーをゆるめては、からまった鯉のぼりを一匹一匹こまめに直しています。
 斜里岳をバックに元気よく泳ぐ鯉のぼりの姿を毎日眺められるのは、なかなかいいものです。


2017年4月4日火曜日

花だより ニリンソウ 4つの「しん」

~平成12年の作品~

【平成18年度 北見市立若松小学校 学校便りから】
18年度 若松小学校がめざす4つの学校像は4つの「しん」
 若松小学校に新しい風を・・・「芯」をしっかり持って取り組みます。
創り合う学校公教育と特色ある教育活動の調和を図り、特色ある教育課程の創造する学校
新~新進(新しく進み出る)
 新しい先生が2人入り、今年から2学期制が新しくスタートします。特認10年が過ぎました。10年一昔といいます。これまでの10年の実績を踏まえ、新しい特認若松小の在り方を創造していきたいと考えています。具体的には、銀河線を利用していた修学旅行も廃線に伴い、行き先・内容を見直さなければなりません。また、2学期制移行により、行事の実施時期も変更になります。これを期に内容についても見直していきます。通信簿も3回から2回になりますので、よりよいものに工夫改善していきます。
響き合う学校友だちや教師と共に学び合い、個性が生かされ、心が通い合う学校
心~心情(心持ち、愛情、思いやり) 
 “健康は人生の目的ではない。ただし、一番の条件である” 若松小は、強歩遠足、水泳、スキー、クロカンなど体力づくりを重視している学校ですが、ただ体力があればよいというものではありません。これらの活動を通して心技体のバランスのとれた子どもの育成を目指します。あいさつがきちんとできたり、人を思いやる心を大切にします。
磨き合う学校「教育は人なり」といいます。教職員一人一人が資質の向上に努める学校
真~真剣(まじめに本気で取り組む)
  小規模・複式校の利点と留意点を踏まえた学級経営の充実に取り組みます。一人の先生が2つの学年を教える複式は、マイナス面が多いということではありません。学級集団は、社会性を身につけるためにはある程度の人数が必要です。また複式の学習では、自己学習力が身に付きます。そうしたプラス面を大切にした複式の学級経営や学習指導に取り組みます。
結び合う学校学校・家庭・地域が相互の信頼関係と役割を果たし結び合う学校 
信~信頼(信じて任せる)
  学校教育(特に若松小学校)は、家庭・地域・学校の信頼関係と協力によって成り立つものです。そのために学校は、情報公開とよりよい環境づくりに努めます。
                                                 
     新しい風が吹く学校とは
  ①子どもたちにも、教師にも笑顔あふれる学校
   ②瞳が輝き、その子らしさが出せる学校
    ③有用感や充実感に満ちている学校
     ④本物の体験を重視する学校
      ⑤保護者や地域の人々が集う学校

2017年4月3日月曜日

花だより ヒトリシズカ 新学期スタート

【平成18年度 北見市立若松小学校 学校便りから】
《心がホッとステーション》 
 入学式・始業式 4月に入っての雪は足下を悪くしてしまいました。着物にしようか?洋服にしようか?迷ったお母さんもいたと聞いています。お子様の晴れの舞台いかがでしたでしょうか?シャッターチャンスを逃すまいと真剣にわが子を見つめるご両親の姿が印象的でした。
  次の日、新1年生が担任下間先生と一緒に校長室にやってきました。「失礼します」「失礼しました」ととても礼儀正しくて驚きました。休み時間には、1年生を優しくお世話する2年生の姿があり、すごく頼もしく見えます。
 新学期がスタートしました。「」担任の先生は誰だろう?わくわくして来たよ!新しい先生って、どんな感じ?」登校してきた子どもたちは、各教室の黒板に書かれた、担任からのメッセージを食い入るように見ていました。

2017年4月2日日曜日

花だより エイザンスミレ 入学式

~平成12年度の作品~

【平成20年度 斜里町立朝日小学校 学校便りから】
《心がホッとステーション》  新学期
男の子が近寄ってきて「校長先生、見て見て、新しい上靴だよ。」
「新学期が始まるから買ってもらったんだ?」
「そうだよ。ピカピカだよ。かっこいいしょ!」
 校舎に子どもたちの元気のよい声が戻りました。中には不安そうに教室に向かう子、担任が誰なのか?職員室を覗き込む子、新しい先生を見つけて声をかける子、新年度ならではの光景が見られました。
~入学式ウォッチング~
 保育園の卒園式で「私は、アイドルになりたいです。」など、大きくなったらの夢を発表していました。夢を叶えるためには、勉強をしなければなりません。教科書を使った勉強だけでなく、友だちと仲よくするのも勉強です。たくさん勉強して、お馬鹿なアイドルにはならないでください。
 入学式では3人の来賓挨拶がありましたが、1年生はきちんと聞いていました。立派な態度に驚きました。次の日、1年生にどんな話だったか聞いてみました。
「う~ん?忘れた!」
 教室に戻って、新しい教科書や教材・教具の他に学校からの配布物などを新品のランドセルに入れると「え~!こんなに重いの?」 勉強するには、まず体力が必要です。

2017年4月1日土曜日

花だより かぶ 新しいページ



【平成22年度 網走市立潮見小学校 校長室花だよりから】
♪桜のしおり(AKB48が歌う卒業ソング) 
 “喜びも悲しみも 過ぎ去った季節 新しい道 歩き始める 大切なこのときを いつまでもわすれぬように” “あきらめてしまうより このページ 開いてみよう” 
 新しいページがめくられました。また忙しい日々が始まります。健康にはくれぐれも気を付けてください。
 ~“和”の気持ち どんなときも一人じゃない みんなでやれば大きな力に 潮見小学校職員の力を信じて~ 協働体制で潮見小は変わります。
《不満を正当化するなかれ》
 3月は不満、愚痴をこぼす毎日だったかもしれません。そんなときに「小学校時報(3月号)」(全国連合小学校長会 編集)が届きました。“今月のことば”(元全連小会長)を読んで自戒しました。
~「満足は成長を留め、不満は成長の糧となる。」とあるから、いたずらに不満を否定するつもりはないが、問題は不満を正当化し物事を諦めてしまうことである。
 例えば、勉強できないことを棚に上げ親のせいと正当化し努力を怠ることである。これでは全く成長の糧とはならない。
 当世は、政治とりわけ教育など朝令暮改の様相で不満も多い。学校にあっても「学校経営がうまくいかないのは、いい教員がいないからだ。」と正当化して逃げるわけにはいかない。要は、現実をいかに受け入れ不満を止揚して成長への糧にできるかであろう。~