2017年4月9日日曜日

花だより オキナグサ 新卒の先生へ


【平成22年度 網走市立潮見小学校 「校長室花だより」(職員向け)から】
 ~新卒の先生へ~
「率先垂範」 竹村先生が、新卒の学級で算数の師範授業をしました。
「目に見せて、やって見せて、させてみて、褒めてやらねば、人は動かず」(山本五十六訓)です。
 《先輩の授業をどう見たらよいのか?》
 授業で発表者の話をしているとき、聴いていない子を見つけたら、ベテラン先生は、どう言うか? 
「ごめんね。今君の話を聴いていない人が○人いました。その人のためにもう一回言ってもらえますか?」と言います。
 話を聴いていない児童は、同じ子であることが多い。毎回同じ名前を挙げて注意してもあまり効果がありません。先生が自分のことを言っていると気付かせることです。
 《ベテランの力のある先生は、ノート指導が上手!》
 「東大生のノートは美しい」と言われる。全国学力検査でも、上位と下位の答案用紙を比較すると、秋田県と北海道の違いは、字の丁寧さにも表れているといいます。
「上手な字」と「丁寧な字」は違います。字を書くのが得意な子もいれば、苦手な子もいます。しかし、心を込めて丁寧に書いた文字は相手に必ず伝わるのです。
 「丁寧」とは、“①ゆきとどいて礼儀正しいこと。②注意深く、たいせつにあつかうこと”という意味があります。書くことだけでなく、丁寧に物事に取り組む姿勢が大切です。子どもたちは、やがて大人になり仕事に就きます。礼儀正しく、仕事を大切にして働くことのできる人間は、社会的な信頼を得ることができるのです。
 《誰にでもできる丁寧な字を書く3つのポイント》
① 削った鉛筆を使うこと
② 力を入れて濃い字を書くこと
③ 間違えた時は、きれいに消してから書き直すこと
 丁寧な字を書く子の筆箱やノートはきれいです。筆圧の弱い子には、2Bの鉛筆を勧める。
「丁寧に書いているね。先生は、マルつけが楽しみです。」と声をかけることも忘れずに!


 

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