2017年4月19日水曜日

花だより ヤグルマギク 「いじめ」のない学級づくり


【平成20年度 斜里町立朝日小学校 校長室花便り(校内研修資料)から】
《「いじめ」のない学級づくり》
 いじめ問題対策 、教師は子どもに対し『いじめは絶対に許さない』という毅然とした態度で臨むことが大切です。私たち教師は、児童理解に努し、学級の中に民主的ルールを育て「いじめ」が発生しない学級づくりをめざし日々奮闘しています。しかし、いじめは様々な要因から起きてしまうの現実です。この問題をどう捉え、どう対応していかなければならないのか、研修を通して共通理解を図っていきましょう。解決の必須条件は、「早期発見、早期対応、早期解決」です。

   昨年のベストセラーで流行語大賞にも選ばれた「国家の品格」
         著者の藤原正彦氏は、「いじめ問題」に対してこう述べています。
  「卑怯」を教えよ いじめに対して何をなすべきか。カウンセラーを置く。などという対処療法より、武士道精神にのっとって「卑怯」を教えないといけない。「いじめが多いからカ
 ウンセラーを置きましょう」という単純な論理に比べ「いじめが多いから卑怯を教えましょう」は論理的でないから、国民に受けません。しかし、いじめを本当に減らしたいなら、「大勢で一
 人をやっつけることは文句なし卑怯である」ということを叩き込まないといけない。たとえ、いじめている側の子どもたちが清く正しく美しくて、いじめられている側の性格がひん曲がっ
 て大嘘つきだとしても、です。「そんな奴なら大勢で制裁してもいいじゃないか」というのは論理の話。「卑怯」というのはそういう論理を超越して、とにかく「ダメなものはダメ」だとい
 うことです。この世の中には、論理に乗らないが大切なことがある。それを徹底的に叩き込むしかありません。いじめをするような卑怯ものは生きる価値すらない、ということをとことん叩き込むのです。

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