2018年8月6日月曜日

花だより カノコユリ ゴウヤ 「徳の人」と「才の人」


 【二人の人間 (論語より)

人間には「徳の人」と「才の人」とがある「徳の人」は大将の器なるべし、「才の人」は補佐役たるべし
NHK大河ドラマ「西郷どん」が放映されていて毎週楽しみに観ていますが、西郷隆盛を「徳の人」、大久保利通は「才の人」とよく例えられます。
 リーダーとしての地位が高ければ高いほど、技量的能力よりも徳の方を要求されます。
 これを学校に例えると、校長と教頭、主幹教諭、教務主任の人事に当てはまります。教頭までは、「才の人」だが、校長には「徳の人」が求められる。但し、はじめから「徳のある人」はそうはいません。「徳を積む」という言葉があるように、校長になるまでの経験が徳となるということであり、校長になってからも不断の修養が肝心だということです。
◇小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクト・マネージャー川口淳一郎教授に学ぶ
河口氏は、奇跡の生還をもたらした秘訣について3点挙げました。
・3億キロの彼方のイトカワから星のかけらを持ってくるという目的・ゴールの明確さ
困難に遭遇しても決してブレない姿勢 
よい意見であれば積極的に採り入れる度量
土光敏夫氏(国鉄民営化・組合交渉)や後藤新平氏(関東大震災後の帝都復興)に学ぶ
 どんな国をつくるかという明確な目標を示せるか、消費税増税など腰砕けをすることなく筋を通せるか、反対派の意見にも耳を傾け、採り入れる度量の大きさが問われる。
英国元首相サッチャー氏に学ぶ
私は確信の政治家です。旧約聖書の預言者たちはこう言いました。「これが私の信仰であり、ビジョンでもある。あなた方もそれを信じるのであれば私についてきなさい。」私も同じことを申し上げますさすが『鉄の女』と呼ばれた人の言葉です。  難しいことだと思いますが、トップには、これくらいの気迫が必要です。また、このような先たちの言葉は、そっくりそのまま『校長のあるべき姿(指導性)』に当てはまります。

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