机上の整理整頓について
学校は公的な場です。「散らかっているほうが仕事もはかどる」「他の人に迷惑をかけていない。」という人もいるが、自宅の机と職員室の机では機能が異なります。機能が異なる以上、自分流にこだわれば、結果的に職場全体に迷惑をかけることになります。
1 「望ましい教育環境」の面から考える
教育環境には、人的環境と物的環境があります。物的環境には、施設、物品、教材教具、動植物があります。教室内が散らかり放題では、学習効果は上がりません。それと同じで職員室も美的に整理・整頓された学校は組織的に機能しているということなのです。業務主事さんだけでなく教職員一人一人が気をつけなければならないことです。
2 「個人情報の管理」面に問題がある
学校は個人情報の宝庫です。外部の目に付きやすい職員室は、何気なく置いたものが外部の人の目に触れることもあります。子どもが何気なく見たものを子どもの責任はできません。整理されていなければ、見逃したり、紛失したりする可能性もあります。机上の整理は、自分を守るためのものです。
3 「仕事の優先順位」を守るための配慮です
学校の仕事は超多忙です。いくつかの仕事を同時進行でやらざるを得ません。急な仕事もたくさん入ってきます。その優先順位を決めて、能率的な仕事をするためには、必要なものだけを机上に置き、集中して取り組むことが大切です。
4 「仕事の区切りをつける」ことの重要性
教師の仕事は、いくらやってもきりのない仕事ですが、区切りをつけることは大切です。今日の仕事を明日に持ち越したのでは、ストレスが溜まるばかりです。机を整理し、一日の区切りをつける。気持ちの切り替えをすることが明日への活力につながります。
たかが机上の整理整頓ととらえるか、この行為がどこにどんな意味があるかを考えて行動するかでは、大きな違いがあります。その積み重ねが教師としての価値を決めていくような気がします。
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