2019年6月21日金曜日
花だより アカツメクサ テッポウユリ 授業が成立するための最低条件
授業が成立するための最低条件「学習のルール(話し方・聞き方)」を確認
高栄中学校から、「小学校の学習のルールを参考にしたい。」という問い合わせがあって、研修部長に相談したところ「きちんとしたものはない。」と言われました。文章化されていなくても発達段階に応じて、どの学級でも行われているものだと思いますが、1回目の全体研修でそのことが確認されました。
3年生と4年生の書写(毛筆)の授業をしました。書写だから、1時間いっぱい書く練習をすればいいというものではありません。校内研修のテーマを意識して、「話し方・聞き方」を重視しています。しかし、多くの子がきちんと挙手して発言する学級もあれば、発言するのが特定の子に限られている学級もあります。ルールをしっかり指導し、徹底することで、話し合い活動が活発になり、学力が向上することを期待します。
ルール以前の躾(しつけ)が大事
書写の時間に数枚の半紙に字を書いたからといって、うまくなるものではありません。それよりも所作や作法を身に付けることが大事です。
始まりの挨拶、きれいな黒板、書写の道具の準備、手の挙げ方、正しい姿勢、後片付けの丁寧さなど、「書道」と言われるだけあって、所作とか作法を身に付けることが基本です。それができると、自ずと「話し方・聞き方」のルールも身に付き、丁寧な字を書くことができます。しかし、学習のルールを身に付けることが研修の目的ではありません。ルールやしつけは、授業成立の第一条件です。
《学習のしつけ》
当たり前のことが当たり前にできること 指導が一貫していること
1 遊び時間と、授業時間のけじめをつけること
2 指示されたこと、決まっている学習用具を忘れないこと
3 必要な学習用具が正しい置き方で机の上に用意されていること
4 教師の話や友だちの発言を終わりまでよく聞くこと
5 指名による発言と自由発言とを区別すること
6 発言は大きな声で、みんなに聞こえるように話すこと
7 友だちのまちがった発言や失敗を笑わないこと
8 友だちを押しのけるような自分勝手な行動を押さえること
9 仕事はすべて終わりまでやり通すこと
10 何事も順番を守って行動すること
11 いつも学習姿勢をくずさないようにすること
平成28年3月 北見市立北小学校退職、その後、北見市教育委員会教育専門相談員、令和2年4月から、訓子府町教育委員会教育専門員 令和3年4月から、訓子府町認定こども園長
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