2019年6月18日火曜日

花だより タイセンボク 学級経営案の作成にあたって


  学級経営案
 目標の羅列ではなく、目標達成のために 「いつ・どこで・どんなふうに」より具体的な方策を書くのがよい。 
 あなたは特に何に力を入れてやりたいですか?
1 学級経営の機能
 (1)児童を具体的に理解する。        
 (2)学力の定着をはかる基礎づくりをする。
 (3)望ましい習慣・態度を身に付けさせる。
 (4)望ましい学級集団に育てる。
 (5)望ましい学級環境をつくり出す。      
 (6)望ましい家庭と協力関係をつくり出す。
 (7)学級事務を能率的に処理する。
2 学級目標を考える
 学校の教育目標(友だち大好き、運動大好き、勉強大好き)は、学校の教育活動全てのめざすところであり、学年も学級もこれをよりどころとして活動している以上、学級の目標もこれから離れて存在するものではない。
 学級の実態、児童の実態、発達段階、保護者の願いを考慮して、スローガン的なものでなく、具体的な表現とし、網羅的でなく、精選し重点化していく必要がある。
3 学級経営の方針と重点(以下の項目について、自分ならこうすると考えるのが経営案)
 (1)学習指導的な側面
       ①授業時数の充足、内容面の充実、質的な向上
    ②特に力を入れたい教科や一年間を通して一貫して力を注ぎたい点(計算力、音読、読み聞かせなど)
       ③一斉指導やグループ・ペア学習、個別指導(TT)など能力や適性に応じた指導法の工夫
 (2)生活指導的な側面
   ①健康や安全、交通安全、予防衛生などの指導と管理
   ②子ども同士や教師とのコミュニケーションの活性化、人間関係の円滑化のために特に実施したいことがら。
         ③基本的な生活習慣を徹底的に身につけさせるために学級として特に実施することがら。
   ④豊かな心を育てるために計画的に実施する事項
         ⑤集団行動、集団活動、言語生活などで子どもを伸ばすための具体的な措置
  (3)学級事務的な側面
       ①季節や行事に応じた教室等の学習環境づくり
       ②児童作品や成績物の効果的で能率的な処理
       ③効果的で継続的な家庭との連絡方法(学級通信)
       ④諸帳簿や記録、調査や整理のしかた、活用法についての具体的な計画
    学級経営案は、4月に作成して終わりというものではありません。子どもの実態に合わせて、常に修正を加えていくものです。PDCAが大切です。

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