2020年8月17日月曜日

花だより 子どもと買い物に行く ノコギリソウ

 


  ~買い物は、子どものマナーの実践教室~
 家庭教育とは、特別なことではなく、子どもを買い物に連れて行くのも立派な家庭教育です。
 お母さんがどんな商品をどんなふうに買っているのかを子どもに見せるのは、マナー教育だけでなく、すごく良い社会勉強になります。毎日の食材を買いそろえるスーパーマーケットなどでの買い物が子供のマナーを教える実践教室になります。一緒に買い物に行くのではなく、一緒に買い物をするのです。これは自分が今、何の目的でスーパーマーケットに来ているのか、子どもにもよく分からせるためです。そうすれば、お母さんの目の届かないところで勝手に商品をいじったり、走り回ったりすることはできなくなります。これが大切なことなのです。
 親は親、子どもは子どもとバラバラになって買い物をして、それぞれが買った物をカートに入れていく親子がいるそうです。これでは子どもは自分の好きなお菓子などを自由にかごに入れてしまいます。レジのところで「このお菓子は買わないから返してきなさい。」と子どもと言い争いをしているお母さんもいます。これではマナーを教えることにはなりません。
 子どもはお母さんの目の届くところにいさせて、初めてマナーが教えられます。もし商品を雑に扱ったら、厳しく注意しなければなりません。商品はレジでお金を払ってはじめて自分の物になります。それまでは丁寧に大切に扱うという姿を子どもに見せなければなりません。これが生きたマナー教育です。
 👀共働きや家庭の事情で、夏休みもずっと放課後児童クラブに来ている子がいます。
「昨日の日曜日、なにしてた?」と聞くと、「お母さんと買い物に行った!」と嬉しそうに話す子がいました。親子で一緒にいる時間を大切にしてほしいと思います。



 

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