どんな親も子どもには、・健康と長寿・性格のよさ・豊かな人間関係・物質的な充足・充実した仕事を望みます。親は、子どもが衣食住に困らないこと、例えば、十分な食べ物、きれいな飲み水、清潔な衣類、安全な寝場所、暑さと寒さを凌ぐ冷暖房などです。特に発展途上国ではそうでしょう。加えて、子どもが人間関係について恵まれることも願っています。いろいろな話ができる友だち、いっしょに働いて目標を達成できる同僚、人生について教えてくれる師。また、子どもが立派に仕事をして充実感が得られることも願っています。そして、子どもが立派な人格を形成することを何よりも願っています。正直さ、貞節、忍耐力、親切心、心の平和、喜び、愛情、郷土愛、ボランティア精神などです。
ところが、面と向かってこんな話を子どもにする親はいるでしょうか?
しかし、こんな人物になって欲しいという思いを具体的に伝えるのが親です。緊急事態でも冷静さを保つこと、他の人の不幸に同情すること、不正に対して怒りを感じること、困っている人を助けること、などなどです。これらは、直接言うのではなく、親の背中を見て理解するものだと言われてきましたが、最近はどうもそれでは伝わらないようです。
折に触れて子どもと希望を分かち合うことで、子どもは親が自分の将来のことを思ってくれていることに感謝し、自分の将来について真剣に考えていると理解することができる。かもしれません。
~オホーツク海の流氷と知床~
折に触れて子どもと希望を分かち合うことで、子どもは親が自分の将来のことを思ってくれていることに感謝し、自分の将来について真剣に考えていると理解することができる。かもしれません。