2025年1月18日土曜日

花だより 教育は、未完のプロジェクト 胡蝶蘭

「改革」は過去の全てを破壊してもいけないし、過去の大部分を温存してもいけない。
「教育は“未完のプロジェクト”
完成することのないプロジェクトである。どのような制度をつくっても、それでよくなるというものではない。豊かな教育が保証されるというものはない。しかし、絶えず改善を積み重ね、誠実に努力を積み重ね、支え続けてこそ、それなりの成功を確かなものにすることができる。教育とはそういう営みである。」
                          (東大名誉教授 藤田英典)
 教育改革の必要性は、30年前から叫ばれていましたが。「教育改革は、学校の廊下までは来ているが、なかなか教室まで入ることができない。」と言われるように一向に進んでいません。教師本来の仕事に専念できるように、働き方改革で雑務を減らす努力をしているが、新たな課題が次々に出てきて追い付いていません。いじめ・不登校も増加の一途です。
 「いやいややらされている人は、不平や不満を口にするが、自ら改革の必要性を感じている人は、積極的に取り組む。」これはトヨタの社長の言葉です。 
 無駄をなくし、効率を上げることが改革のように言われますが、「行き過ぎたリストラで職場の和がなくなり、企業が活力を失っている面がある」と企業経営者が反省しています。
 学校でも、完全学校週5日制の影響として、5日間に仕事が圧縮され、1日の勤務時間が増加し帰宅時間が遅くなった。またそれだけでは間に合わず、土日の出勤が増えた。会議を開く時間が無く、会話をする時間も少なくなり共通理解が図りにくくなった。などなど批判的な反応が多いのも確かです。その対応として、休み時間が短縮されたり、学校行事が削られたりしました。また、職員朝会をなくした学校もあります。研修がリモートになったり、諸会議も減らされることが多く、結果的に精選され、合理化が図られたように見えます。 しかし、言い訳的に取りつくろったような取り組を設定し、教科だけを重点的に指導したり、各領域での活動をバラバラに行っても、子どもたちの意欲と自信は形成されません。また、成果が上がらなかった原因を子どもの能力、家庭の背景、地域の実情や制度に押しつけようとするならば、学校としての無能さを露呈することになります。
 学校はラインではなく、スタッフで構成される組織(チーム学校)です。情緒的な要素も大切にしなければ、組織の活性化を図ることはできません。
 「全ては、子どもたちのために」です。一方的にやらされるのではなく、自らその必要性を感じることが一番大切だと思います。

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