2025年12月10日水曜日

花だより ポスト部活動の中学校教育をどうするか スイセン

 


 ポスト部活動の中学校教育をどうするか(「日本教育」12月号『教育長だより』から)
                  西宮市教育長 藤岡 謙一
        東京大学文学部卒 平成11年文部科学省入省 令和6年から現職
 〇「地域展開は、学校の教員を楽にさせるためのものでしょ」
 部活動の地域展開の話をすると、決まって一部の保護者や地域住民などから、このような言葉が出てきます。確かに、部活動の地域展開は教員の働き方改革も理由ですが、これまで休日返上で指導してきた教員への感謝の理解はないのかと憤ってしまいます。
 〇批判から学校や教員を守るために
 部活動の地域展開も含め、教員の働き方改革は、教員の専門性を生かせる業務に専念し、学校教育の質を上げることが目的です。このような心無い批判を封じるためにも、学校教育の質を上げ、生徒が今までよりも「授業が分かる!」、「学校が楽しい!」とじ実感できるよう、3つのことを進めたいと思っています。
 ①授業改善 ②個々の生徒への支援 ③しっかりアピール *具体策省略
 〇部活動地域展開のゴール
 西宮市では、令和8年の夏に休日・平日ともに部活動は終了し、完全に地域展開します。担当職員や関係団体の素晴らしい尽力のお陰で、受け皿の確保などには目途がつきました。
 しかし、今後の中学校教育をどうするのかという大きな課題はまだ手付かずです。そこで、中学校長会の役員の方と部活動終了後の教育について意見交換をする場を設けました。今後、各中学校において生徒の実態を踏まえて検討いただくとともに、教育委員会としても今後の在り方を検討し、各中学校に助言していきたいと考えています。
 部活動の地域展開は、地域団体に移行すれば終わりではなく、それを学校教育の質の向上に還元させてこそ、真のゴールに到達するのだと思っています。
  

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