通知票は必要?廃止?
小学校の通知票を廃止する動きが出ている。(読売新聞12月19日)
学校教育が大きく変わろうとしていますが、ついにここまで来たかと思ってしまいます。
通知票の作成には法的義務はありません。出すか出さないかは学校(校長)の判断です。
長年にわたり学校での学習の様子を家庭に伝える手段とされてきました。一方で子どもを他者と比べたり、劣等感を持たせたりするべきではないという声があります。通知票は特定の側面から見た大雑把な評価に過ぎず、子どもの学習状況を把握できる手段が別にあれば廃止してもよい。評価は最小限にして、子どもと日々向き合い声掛けなどを通して自尊心を高めていくことが大事だという意見があります。
また働き方改革の観点からも通知票の作成は教員の負担になっている。所見欄の作成だけで1学期あたり10時間も要している。廃止で業務量が減り、その分授業準備に充てられるといいます。
しかし、通知表の作成を仮にやめたとしても、学校は指導要録を作成する(法的義務がある)ので、子どもの対する評価をやめるわけではありません。通知票は子どもへの指導と学習の改善を目指すもので、学校と家庭が共に子どもを励ましながら育てていくもの、その方法の一つとして位置付けられているものです。
評価さえなければ、教員ほど楽しい職業はないと新卒のころは思っていました。ところが「通知票は子どもを評価するものではない。担任自身の評価だ。」また「所見が書けるようになったら教師として一人前だ。」と先輩から言われました。所見の下書きが教務主任、教頭先生、校長先生と渡り、戻ってくると赤でいっぱいでした。そうした経験を積んできた私にとって通知票の廃止は考えられません。しかしこれも時代の流れなのでしょうか?
働き方改革で通知票も出さない、研究会も開催しない、それで教育が本当に充実するのでしょうか?


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