2025年12月8日月曜日

花だより るぅ1mm『怪獣くん』(双葉社、2022年) キチジョウソウ サザンカ

 

 教師のためのメディアガイド (日本教育 12月号)
 「学校」は矛盾に満ちた場所だ。「みんな仲良く」といいながらも、本当は表面的に合わせているだけだったり、いじめの対象をつくってそれ以外の人たちで同調したりする。閉鎖的で同質的な空間は、ある種の子どもにとっては居心地が悪く、どう振舞ってよいか分からなくなるような息苦しさを感じる場所にもなる。そんな「学校」と「自分」のあり方をフィクショナルな表現を用いながらも、リアリティのある状況描写を組み合わせて描き若者に共感を呼んでいるマンガが、るぅ1mm『怪獣くん』(双葉社、2022年)だ。
 本作は、作者るぅ1mmが武蔵野美術大学在学中に卒業制作として2021年に描き上げた作品を書籍化したものだ。あとがきによれば「学校が嫌い」だった作者が、「子どもを卒業しよう」という思いで描いたのだという。今の子どもたちに近い世代の作者が紡ぐ物語は、日々生きる日常の中で、「こんな選択肢もあるよ」という方向性をやんわりと伝えている。

こども園は、12月に入りクリスマス一色になりました。


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