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デジタル化のリスク
ノルウェーのノルトゥン教育相が「デジタル教育イベント」で講演した主な内容
(7月14日 読売新聞)
私はデジタル化を積極的に推進しているわけではない。脳が急速に発達する子どもたちにとって、睡眠や集中力、学習にリスクがあることが研究で明らかになる中で、デジタルツールを使うことは心配だ。
過去10年間、特に西洋諸国で政治家たちは学校のデジタル化を急ピッチで進めてきた。同じ時期にノルウェーでは学習が低下し始めた。子どもたちの読書量が減り、読解力が低下した。やる気と学校での幸福感も同様だ。
だから私は子どもたちがデジタル機器に費やす時間やアルコリズム(処理手順)と有害コンテンツを自分で管理し、決定する力を取り戻そうとしている。現在若者の間で忍耐力と集中力に関する深刻な危機が起きている。私たちはこの状況を変えなくてはならないし、変えていく。必要なのは集中力を鍛えて根気を育てる教育手法だ。
デジタル活用能力は不可欠だが、育てるのは画面をスワイプする能力ではなく、テクノロジーの可能性を見極め、リスクを認識する能力であってほしい。AIと偽情報の時代に健全なデジタル判断力を鍛える。今後ノルウェーは、子どもたちの学びについて主導権を取り戻す。私たちは批判に直面する覚悟がある。私は学校と子どものために、これが正しい道だとこれまで以上に確信している。(ノルトゥン教育相は女性で40歳)
日本は幸か不幸かデジタル化に後れをとった。しかし、それ故に先進国での失敗や課題を学ぶことができる。日本は女性初の首相が誕生したが、40代の女性文部科学大臣の誕生は難しいだろうけれど、学校でのデジタル化について十分検討してほしい。
学校生活で必要なことは、友だちと遊ぶこと、先生との信頼関係を築くこと、読み書きや算数の基礎を学ぶこと、これはどんなに時代が変化しても変わらない。

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