2017年9月7日木曜日

花だより コルチカム 子どもは親の所有物ではない


【平成26年度 北見市立北小学校 学校だよりから】
《シリーズ「イキイキ子育て」》
  「母の品格」から   多 湖  輝 著 
 子どもは親の「所有物」ではありません 
 「子どもは、両親の血を分けて生まれてきたのだから、どう育てようと親の自由だ!」でも、この考え方は間違いです。子どもを親の所有物と考えるのは、子どもをペットとして見ているのと同じです。法律ではペットは飼い主の所有物とされていますから、自由に売買ができます。人間の子どもは、そんなことができないのは当然です。それは親の所有物ではないからです。極端な例なのでそんなことをする親は誰もいないでしょう。
では、子どもに付ける名前はどうでしょう。自分の子どもだから、どんな名前を付けようと親の自由といえるでしょうか。以前、自分の子どもに「悪魔」という名前をつけようとして役所に届け出た親がいましたが、受け付けられませんでした。これは世間の“常識”が働いたからでした。
 これは命名権だけの問題ではありません。親が自分の子どもに対して行使できる自由には限界があるということです。子どもはやがて親元を離れ社会に出て行きます。社会を支え、動かしていく構成員になるわけです。社会の構成員にふさわしくないような突拍子もない名前などは、認められないというのが“常識”なのだと思います。子どもを育てるということは、喜んで世の中に受け入れてもらえるような、きちんとした常識を身に付けさせるということなのです。非常識な親では、常識のある子どもを育てられません。

2017年9月6日水曜日

花だより ヨルガオ なんでも鑑定団


【平成26年度 北見市立北小学校 学校だよりから】
『開運!なんでも鑑定団』(テレビ東京 火曜夜9時) 
様々な人が持っている「お宝」を、陶芸や古美術品・アンティークなど骨董の専門家が鑑定し、値段付けを行うバラエティー番組。意外なものが高価な鑑定結果を得たり、高価だと思われていたものが偽物などで安価になってしまうという意外性や鑑定物に対する蘊蓄(うんちく)がおもしろいのが特徴です。鑑定の結果で埋もれていた芸術家や芸術作品が発見されたこともあります。特に掛け軸は、有名な作者ほど偽物(贋作)が多く、二束三文の値が付きます。
「偽物ですが、よく描けていますので、床の間に掛けて楽しんで下さい。」と鑑定士に言われても憤慨する人はいません。自分の目利きの無さを反省するのです。
「校長先生、真似るのはダメなんですか?」
「学ぶ(まなぶ)」は「まねる」から来ていると言われています。書や絵(日本画)は、お手本を写すことから始まります。また、俳句の世界では、一字違うとオリジナルになるといいます。日本人は、元々そういうことには寛容なのかもしれませんが、グローバルな社会での商業デザインとなると大きなお金が動くので、そうはいきません。「まねる」のは大いに結構、でもウソをつくことはいけません。
     

2017年9月5日火曜日

花だより ヤマゴボウ 期末テスト


【平成25年度 北見市立北小学校 学校だよりから】
 ◎×△ 期 末 テ ス ト ◎×△
朝、中学生とすれ違いました。珍しく制服を着ていましたが、表情が冴えません。
「今日は何か特別な日なの?」と声をかけました。
「今日と明日、期末テストなんです。今日は、国語、社会、理科、英語、音楽、技術家庭、6教科もあるんです。昨日は12時まで、勉強したんだけど、自信ありません。」
 横を通った小学生が、「小学校はそんなのなくてよかった!うちの姉ちゃん、さっぱり勉強しないから、母さんに叱られていたよ!」
「あと何年かしたら、中学生なんだから、今からちゃんと勉強しておかないとダメだよ!」「なったら、なったで、そのとき、考えるよ!」
 高校に入るのも試験、就職するにも試験、資格をとるのも試験、運転免許をとるのも試験、試験(テスト)から逃げることはできないのです。

2017年9月4日月曜日

花だより レンゲショウマ 祖父母にできること



【平成24年度 北見市立北小学校 学校だよりから】
 子育てハッピーアドバイス「おじいちゃん・おばあちゃんにできること」
  お得意様サロン(校長室)来客者の声
 ~お米一粒には、7つの神様がいるんだよ。たくさんの人の手間暇がかかってごはんを食べることができる。一粒たりとも粗末にしてはいけない。~ 
私は、おばあちゃんに育てられました。すごくいいおばあちゃんで物の見方、考え方、全ておばあちゃんから教わりました。そんなおばあちゃんから教わったことです。
 おじいちゃん・おばあちゃんのいいところ 異なる価値観を伝えられる 
 基本的には、祖父母は、両親の子育ての価値観を尊重すべきだと思います。しかし、親といっても実際はつい最近大人になったばかりの人間です。わからないこともあるし、判断を誤ることもあります。
 そういうときに、今までの長い人生経験から、「こういう考え方もあるよ」と別な価値観を伝えることは、子どもにとっても新しい世界を発見することになるでしょう。別のものさしを教えられることで、自分の存在価値を再発見することもあります。子どもは、さまざまな価値観に触れながら成長していくものです。地域の関わりが希薄になった今、親や学校と別の価値観を伝えられるのは、祖父母だけといってもいいかもしれません。おじいちゃん、おばあちゃん遠慮しないでください。また、積極的にアドバイスを受けましょう。
 私も皆さんの祖父母に近い年代です。いくら“お得意様サロン”と言っても「やっぱり校長室の敷居は高い」と言われます。中には、“校長室は、叱られるときに入るところ”という人もいますが、そうではありません。メンタルヘルス(心の健康)の講習会(管理職対象)に参加(8月28日)して教わったことがあります。
《面談のコツ》~「傾聴すること、相手に話させる。相手の話を受容的、共感的、支持的に聞く。具体的に聞く。そして、忠告、激励、批判は控えること」と言われました。保護者の皆さんの声に耳を傾ける姿勢で接します。お茶菓子、ケーキなどは用意できませんが、どうぞお気軽にお越しください。祖父母になったつもりで、異なる価値観を伝えられたらと思います。

2017年9月3日日曜日

花だより ツルボ ピーマン 楽しかった夏休みの思い出


【平成25年度 北見市立北小学校 学校だよりから】
 楽しかった夏休み   夏休み作品展開催中》
「校長先生、見て、見て、わたしが作った“ぬのひょうしのまめ本”だよ。えんぴつや消しゴム、ペットボトルのふたをスタンプにして動物やくだものの絵を描いたんだよ。」 
自分の作品に自信があったのでしょう。猛烈にアピールする2年生の女の子がいました。「ほかにもすごいのあるよ。〇〇くんの大きなタナだよ。ホーマックで木材買って、お父さんと一緒に作ったんだよ。自分の部屋に置いて、ランドセルをのせる台にするんだってさ。」
 他には、4年生の女子が北見工業大学の“火おこし体験”に参加したレポートや“ハーブ石けんづくり”レポートなど、夏休みの体験をまとめた自由研究が目を引きました。その中で、『〇〇の初めてクッキングpart2』(5年男子)これには感心しました。和風つくねハンバーグ、オムライス、わが家特製しょうが焼きの作る工程を写真に撮ってノートにまとめたものです。完成したときの満足そうな顔が印象的でした。将来はオーナーシェフでしょうか? お父さん、お母さんの協力があっての夏休みの作品です。家族の皆さん、お疲れさまでした。 
///1年生の絵日記から/// 
 “〇〇に行ってきました。楽しかったです。”という絵日記が多い中で、ちょっと違う内容の絵日記を拾ってみました。自分で感じたこと、思ったことを書いてある日記です。読んでいるとその場面が浮かんできます。
◇おともだちのいえにとまりました。いっしょにゲームをしたよ。いっしょにカレーをたべたよ。ちょっとからかったけど、おいしかったよ。いっしょにおふろにはいったよ。いっしょにねたよ。すごくたのしかったよ。
□ほたるを見にいきました。手にのっけたら、ピカピカひかりました。
すごくきれいでした。とてもよかったです。
◇さっぽろからきたみにかえってきました。おじいちゃんとおばあちゃんとでいきました。
おかあさんとおとうさんは、おしごとでいっていません。かわいそうでした。
□きょうは、おやすみさいごの日。パパも休みがやっととれたので、ママと3人であばしりの海にいきました。
すなとなみでいっぱいあそびました。くま手で貝がらをたくさんとりました。 
◇じいちゃんとやきゅうをしたよ。じいちゃんは、すぐ、「〇〇はすごいなあ。じょうずになったなあ。」とほめてくれるし、さいごにジュースをかってくれるから、すごくたのしいよ。


2017年9月2日土曜日

花だより ミョウガ タマゴマンは中学生



【平成24年度 北見市立北小学校 学校だよりから】
 市P連主催 教育講演会 9月2日(日) 芸文ホール 北小PTA当番校
 「タマゴマンは中学生」の著者 講師 坂本 勤先生 
 ~サイはね。ほんとうはね、つるっとした体だったのにね。早く起きなサイ。勉強しなサイ。テレビを見るのをやめなサイ。なんていう言葉を聞いているうちにね。かわいそうにね。かたい、かたいヨロイを着てね。自分のからにこもるようになったんだって。ヨロイを一度着てしまうと ぬがすことは不可能だよ。体にぴったりくっついちゃうから。やさしさも、かたいヨロイにさえぎられて、もう伝わっていかないし、周りの声も、ほとんどとどかなくなるよ。自分は自分って思うようになって、何か周りで、はたらきかけたら、うるサイっておこるようになるよ。~
 講演はこんな言葉から始まりました。講師の坂本 勤先生は、平成12年生まれの75歳(札幌在住)、元中学校の国語教師、教員時代の学級通信を基に退職後に自費出版した本が道新の記者の目にとまり、「タマゴマンは中学生」を出版、現在は、好きだった絵とともに詩画作家として活躍しています。
 先生を北見駅でお迎えしたとき、真っ先に「講演会の準備大変でしたでしょ。お疲れ様です。」とねぎらいの言葉をかけていただきました。「私の言うことが絶対ではありません。一つの考えです。もしかすると私の話の中で、知らないうちに誰かの心を傷つけてしまったかもしれません。お許しください。」と最後締めくくりました。誠実で、優しいお人柄が伝わる心がホッとする講演でした。
 《参加者の感想を紹介します。》
~あっという間の1時間半でした。とても聞きやすく考えさせられるお話でした。私も笑顔は大事だと思っています。子どもと笑顔で暮らしていきたいと思います。①“いってらっしゃい”と言ってにっこり笑う。②“お帰りなさい”と言ってにっこり笑う。③カレーライスのご飯は半分しか入れない。おかわりをしたら、「母さんが作ったご飯おいしく食べてくれてありがとう。」という。④ ジャージ汚れて帰ってきたら、「こんなに頑張ってきたんだ。」と言う。以上の4点を実行する。すごく勉強になりました。~
*暑い日でした。お手伝いをいただきました保護者の皆様にお礼を申し上げます。また参加された皆さんには、どうか、坂本先生の話を参加できなかった人に話してあげてください。お願いします。
 

2017年9月1日金曜日

花だより オシロイバナ なくそう いじめ


【平成24年度 北見市立北小学校 学校だよりから】
 なくそう いじめ 対処法  学校の外にも仲間を  
 ~友だちとの関係を維持するために“いじめる”~  土井 隆義 筑波大教授 
 今のいじめは、「どんくさい」「太っている」など自分と違った者へ向けられるのではなく、友だち同士の関係の中で起きやすい。学校の狭い人間関係の中で息の詰まる思いをしている子どもたちは、そのガス抜きを図っていじめの標的を仲間内に探す。それをネタにみんなで盛り上がれば、互いに気を遣い合う関係から一時的に逃げられる。だから対象や理由は何でもよい。加害者と被害者が頻繁に入れ替わるのもそのためだ。早いときは1週間で立場が逆転することもある。
 いじめの標的が自分に回ってきたとき、それを別の仲間に転じることが苦手な心優しい子どもの場合、そこで関係が固定することもある。そのとき加害内容がエスカレートしがちなのは、加害側の子どもが仲間うけを狙うのに必死だからだ。
 仲間から孤立する不安にさいなまれるという点では、被害者も加害者も同じである。そこには何が何でも友だち関係を維持しなければならないという強迫観念がある。だとすれば、学校が加害側を出席停止にしたり、被害者側が転校したりすることは、対処療法としては有効だろうが、抜本的な問題解決にはなりえない。
 仲よし関係を強制したりせず、学級や学年、さらには学校の枠を超えた活動の機会を積極的に用意し、身近な仲間にこだわる必要のない体験を彼らに積ませていくことが大切だ。(読売新聞の「いじめ」を特集から)
 うちの子は、“いじめにあっていないから関係ない”ではありません。いつ被害者、加害者になるかわかりません。みんなが「いじめ」について正しく認識し、みんなで対処していかなければなりません。