2016年6月22日水曜日

花だより 春編(6) 花の季節を迎えて 万引きはゲームじゃない! 


平成22年6月3日 網走市立潮見小学校「学校だより」【輝け!潮見っ子】48号より
 *心がホットステーション*
 潮見コミセン内で学習塾を開設に伴い大手学習塾の担当者があいさつに来校しました。
 塾の先生の話も聞いてみたいと思い対応すると「公立学校の校長先生とこんなに話をしたのは、はじめてです。」と喜んでくれて、PHP研究社から出されている本をプレゼントされました。宣伝をするつもりはまったくありませんが、その中で心に止ったフレーズがありましたので紹介します。
「子育てが楽しくなる ちょっとした習慣」から 「ありがとう」「大好き」~気持ちを言葉で~ 
 わが子が生まれた日のことを思い出して下さい。初めて腕に抱き、顔を見た瞬間の感動と喜び。「生まれてきてくれてありがとう。あなたに出会えてとてもうれしい、大好きよ。」という気持ちを確かに感じたのではないでしょうか。
 しかし、実際にはこうした言葉をわが子に向かって伝えていないお母さんも、案外多いようです。「親子なんだから、言葉にして伝えなくてもわかっているはず。」という考えもわかりますが、やはり気持ちはしっかりと言葉で伝えることが大切です。言葉にして言わなければ、分からないことの方が多いものです。夫婦であっても以心伝心というわけにはいきません。大人でもそうなのですから、子どもはなおさらです。だからこそ「あなたのことを本当に大切に思っている。」という言葉を、気持ちとともに伝えてあげるべきです。

・・・リレー選手・・・
 先週は、雨で運動会の練習ができませんでした。今週は、晴れの日が続き、運動会の練習にも熱が入っています。ゴールデンタイムには、紅白選手リレーの練習が行われました。校長室の窓を開け、練習風景を見ていると5年生の男子がやって来て、
「ぼくさ、もう少しで選手になれるところだったんだよね。選手になりたかったなあ。」とうらやましく見ていました。
低学年は、走るたびにタイムが違って選手選びが大変だったと聞いています。選手になるとならないのでは、親の運動会への意気込みも違います。
小学生のころ私の母が隣の家の子が選手リレーで走っているのを見て、「よしみつが選手だったら、お弁当ももっと力を入れて作るのに・・・。」と言ったのを覚えています。
 紅白選手リレーは、一番盛り上がり、運動会の最後を飾る種目です。当然その選手は花形で、選ばれると親も鼻高々でしょう。最前列で、大声で応援してあげてください。
 選手になれなくて、悔しがっていた子の友だちが、「○○くんは、他に得意なことがあるからいいしょ!」と言いました。その通りです。潮見小の教育目標は「運動大好き」です。嫌いにならないように、足が遅くてもおいしいお弁当を作ってあげてください。よろしくお願いします。

 《花の季節を迎えて》 
 花の命は短く、桜はその代表ですが、その潔さがまたいいのです。せせらぎ公園が一面黄色のたんぽぽ畑になり、ブログに載せようと写真を撮りに行くと草刈り作業をしていました。桜より、たんぽぽの方が短い一生でした。たんぽぽの綿毛が飛んで行って姿を消すと季節は「夏」というのだそうです。我が家の庭では、ライラックが咲き始めました。青空をバックにすると爽やかさを感じます。また、ご近所の庭には藤が咲きはじめました。町内には手入れの行き届いた藤棚がいくつもあります。
 6月19日(土)は、「はな・てんと」に花の苗を植えるそうです。オホーツクも花の季節を迎えました。職員玄関前に今年もペチュニア、マリーゴールド、サルビア、アリッサム、ケイトウの花で飾りました。花で飾られている街は、犯罪が少ないそうです。「花があるとなんかいいよね。」と登校してきた女の子が言いました。

シリーズ「いきいき子育て」 万引きはゲームじゃない、犯罪だ!
 刑法犯少年の補導人数は、少年人口1,000人当たり16人(財団法人 北海道青少年育成協会のパンフレットから) 万引き・盗みなど非行を絶対に許さない!
 「スリルや刺激を求めて」「ゲーム感覚で」「仲間がするから」といった理由で万引きなどの非行をする子どもたちが増えています。しかも、その多くは「悪いことをしている」という罪悪感がほとんどありません。親は「悪いことは悪い」とはっきり言い、万引きや自転車泥棒などはれっきとした「犯罪」であることを子どもにしっかり理解させましょう。
 また、子どもが万引きをしたら、本気で叱り、子どもとともに迷惑をかけた人にきちんと謝るなど、子どもが心から反省し、二度としない決意をするように促しましょう。
 お店から学校へ「万引きをして子の親と連絡がとれない」と知らせがあり、代わって行ったことがありました。謝罪をしていると親が来て、開口一番「いくらですか?払えばいいんですよね。」と言いました。お店の担当者に聞くと「最近、こういう親が多いんですよ。昔は、泣いて『ごめんなさい』を繰り返したものでしたが、今は、ほとんど泣きません。“親が親なら、子も子”なんですかね?」と言っていました。



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