2016年6月27日月曜日

花だより 夏編(2) むかし調べ


平成20年6月20日 斜里朝日小学校 学校便り 「校長室花だより」から
 【心がホッとステーション】 
「むかし調べ」(4年生) 校長先生に聞けば分かる?
Q「校長先生に聞きます。むかしどんなお菓子がありましたか?」
「グリコのおまけ付きキャラメルとかガムとか今と同じだと思うよ」
Q「お金は、今と昔では違いますか?」
「100円札があったね。おこづかいは1日10円で、5円のくじが2回引けたなあ。えんぴつが1本10円だったかな。」
Q「むかしは、1銭とかのお金があったんでしょ?」
「先生の子どものころは、今と同じだよ。それはもっとむかしの話だよ。」
Q「むかしは、300円で何が買えましたか?」
「1ヶ月のおこづかいが300円だった。ラーメン1杯が300円くらいだったかな?校長先生の子どもの頃と、今の生活とそんなに違いはないと思うよ。」
Q「いいえ、ぜんぜんちがいます。校長先生が見ていたテレビは、白黒でしょ?」 

【シリーズ「いきいき子育て」】
 マナーを知れば感情も和らぐ  『母の品格』より
 「理屈とこう薬はどこにも貼れる」(「こう薬」とは、昔のシップのこと)
 「ゴミは持ち帰る」というのは、身の回りをきれいにしておいた方が気持ちがいいという、気持ちの問題が根本にあります。
 でも、これも理屈をこねると「わたしは身の回りが汚れていても一向に気にならない。」とか「むしろ汚い方が落ち着く」という、困った理屈を言い出す人が出てきてなかなか決着が着かず、不毛の論議になってしまうことがあります。
 分かり合えない2つの意見に何とか収拾をつけようとすると、強引に多数決で決めることになりますが、教育現場では、ふさわしくありません。でも、親子なら気持ちの問題を共有しやすいのです。
ふだんからお母さんが「ゴミで散らかっている部屋にいるのはイヤだよね。」と子どもに言っていれば、また、いつもお母さんが部屋をきれいにしていれば、子どもも気持ちのいい部屋は、きれいに片づいた清潔な部屋と思うようになります。これがごく自然な感情で、理屈をこねる必要などはありません。
 マナーを教えるということは、ごくふつうの感情を育むことです。私たちは、「弱い者いじめをしてはいけません」「悪口をいうものではありません」「困っているとき人助けするのはおたがいさま」など、じつにいろいろなことをマナーとして教えられてきました。どれも理屈としてではなく体の中にしみ込んでいます。こういうマナーは、何度となくいわれているうちに少しずつ身に付いていくものだと思います。また、しつけと言って大声で怒鳴ったり、叩いたりするお母さんもいますが、逆効果です。マナーを身に付けさせようと思ったら、根気強く諭すことです。 



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